@pandanokurage
ある日の放課後
〇:やっと終わった
先生に荷物運びを手伝って欲しいと言われ
約一時間拘束されていた
やっと解放され、教室にカバンを取りに行くと
〇:菜緒?
菜:あれ?まだ帰ってなかったん?
〇:目の前にカバンあるじゃん
菜:あっほんとや笑
〇:こんな時間まで何してたの?
一度、自分の席に腰を下ろし菜緒に向き合う
菜:本読んどったら、こんな時間やった
〇:どんだけ本好きなのさ
菜:面白いで、〇〇も読む?
〇:なんの本?
菜:これは、うちのお気に入りの恋愛小説!!
カバーをとって表紙見せつけてきた
〇:どんなお話なの?
菜:主人公の女の子がクラスメイトに恋をして、どんどんアタックするんよ
〇:うんうん
菜:それで告白のシーンは、女の子が壁ドンするんやで!!
〇:女の子から?
菜:そう!うちもやってみたいなぁ〜
菜緒の楽しそうに話す表情を見る限り相当面白そうだ
〇:読み終わったら貸してよ
菜:あ、うちもう一通り読んどるから貸すで
〇:いいの?
菜:うん、早く感想も聞きたいからなぁ♪
本を受け取り、カバンにしまう
〇:お返しに、なんか飲み物とか奢るよ
菜:いや、そんなんええって
〇:いいから、もう帰るでしょ?
菜:うん
〇:一緒に帰ろうよ
菜:、、ええよ//
そういえば菜緒と帰るのは初めてだなー
そんなことを思いながら、彼女と並んで教室を出る
階段を降りて、玄関に向かったその時
菜:あ!
〇:ん?
菜:机の中にスマホ置いてきた!!
〇:あー、じゃあここで待ってるわ
菜:すぐ戻ってくる!
急いで階段を上っていった彼女
一分もしないうちに戻ってきた
菜:おまたせー、、キャッ
残り四段降りるくらいのところで菜緒は階段を踏みはずす
〇:あぶないっ!
反射的に落ちてくる菜緒を受け止める
ギュッ
〇:大丈夫?
菜:あっありがとう///
〇:気をつけてね
菜:うん//
あまりにも赤面している菜緒に
〇:照れすぎじゃない?笑
菜:は!?///
〇:こんなんで照れてたら、壁ドンして告白なんて一生無理だね笑
菜:うっ、うっさい///
少しからかうと、怒って先に歩いていってしまう
〇:待ってよー
声をかけても止まる気配はない
玄関で靴を履き替え菜緒が上履きをしまうタイミングで
〇:バンッ、ねぇ、怒ってんの?
靴箱のロッカーを壁代わりに
壁ドンして菜緒に問い詰める
菜:ひゃっ、、、怒ってへんよ///
彼女が俯きながらそう言ったので
〇:そう、ならよかった!
怒っていない確認が取れた
菜:こんなん、惚れてまうやろ///ボソッ
〇:なに?
菜:なんでもない//
〇:ふーん、まあいっか
再び菜緒と並んで帰る
菜:なんか面白い話ないん?
〇:いきなりだなぁ、、、あ
菜:なに?
〇:面白くないけど、ちょっと相談したいことある
菜:ええやん、言ってみぃ
興味津々の菜緒
〇:初めて屋上で一緒にご飯食べたの覚えてる?
菜:もちろん
〇:その日に購買で陰口みたいなの言われたんだけど
菜:陰口?
〇:うん、なんかめっちゃ見られながらヒソヒソ言われた
菜:(絶対〇〇のことかっこいいとかやん)
すぐに答えが出てしまった菜緒だが
菜:ひどい人もおるんやなぁ
素直にかっこいいと言えず、はぐらかす
〇:なんでだろう
ほんとに理由がわからず不安になる〇〇と
菜:(〇〇が取られてまう、、)
理由がわかるからこそ不安になる菜緒だった
to be continued