@pandanokurage
菜:今日の放課後ってなんか予定あるん?
昼休み、屋上でお昼ご飯を食べている時にそう聞かれた
〇:いや、特にないけど
菜:ほんなら、一緒に勉強しようや
〇:いいよ
菜:場所は3階の空き教室で
〇:空き教室?
菜緒が指定した空き教室は
普段使われておらず、人気のない場所にある
〇:教室じゃダメなの?
菜:あかんよ!!バカなん?
〇:えぇ、、
いきなり強い言葉を言われると何も言い返せない
菜:今日〇〇掃除当番やろ?
〇:あー、うん
菜:うち先に行って待っとるからはよ来てや
〇:わかった
約束を交し、昼休みが終わる
〇:やば、遅くなった
掃除にいつもより時間がかかり、急いで約束の場所へ
ガラガラ
〇:ごめん、遅れた
菜:あっ、、うん
菜緒は窓の外をながらめながら待っていた
〇:じゃあ、始めよ
菜:ちょっと待って
席につこうとするのを引き止められる
菜:、、そこに立って
菜緒が指さしたのは黒板の前
〇:なんで?
菜:ええから!
〇:わ、わかったよ
語気を強める菜緒はどこか怒っているようにも見えた
〇:ここでいい?
菜:うん、動かんといてよ?
そう言い、ぐんぐん僕の方に近づいてくる
〇:え、痛いのはやめてよ?
菜:、、、
何も言わずに目の前にたち
ゆっくりと右手を振り上げる
〇:(ビンタかっ!?)
怖くなって思いっきり目を瞑ると
バンッ
顔のすぐ左からものすごい音がした
そっと目を開けると、目の前には菜緒の真っ赤になった顔が
菜:うっうちと、付き合え!///
〇:、、、へ?
菜:やから、うちの彼氏になってや///
まさかの告白だった
きっと、以前読んでいた恋愛小説の憧れからだろう
〇:もちろんいいよ
菜:ほ、ほんとに?//
〇:うん、だけど、、
目の前の菜緒の体を左に回し
バンッ
〇:なんか悔しいから、壁ドンのお返し
先程よりも顔を近づける
菜:はずい///
必死に目を逸らそうとする菜緒
〇:ちゃんと目見て?
顎をクイッと持ち上げ無理やり視線を合わせる
菜:、、、すき///
〇:僕も好きだよ
菜:やっぱ、壁ドンはされる方がええかも//
〇:いつでもしてあげる
菜緒を解放し、机に向かう
〇:あ、勉強するのって嘘だったの?
菜:いやいや!それはほんとやで
〇:告白のために呼んだんじゃないの?
菜:それもそうやけど、勉強もするんや
しっかりと教科書を用意している辺り、嘘ではないようだ
〇:もしフラれてたらどうしてた?笑
菜:は!?フラれるなんてありえへんし//
〇:なんで?
菜:うちは、、、かわいいから((ボソッ
俯いて呟いた彼女
〇:たしかに、かわいすぎるもんね笑
菜:う、うっさい///
肩をペシペシと叩かれる
〇:よし、勉強するよ
菜:やったるで!!
自信満々の菜緒だったのだが
菜:これ、どーやるん?
〇:、、ほんとに分からない?
菜:わからんから、聞いとるんやけど
〇:ちょっと、、、頑張ろうか
想像以上にできない菜緒
菜:これから頑張るんや!!
気合いを入れ直した所で
菜:よしっ!デート行くで!!
出していた教科書を全てしまい、立ち上がる
〇:、、、まぁ今日ぐらいはいいか
菜:はやくっ!
菜緒と手を繋ぎ、学校を後にする
菜:どこ行くん?
〇:決めてなかったのか笑
菜:どこでもええか!!
〇:菜緒らしいなぁ
目的地も決めずに歩き始めた二人は
ハッピーオーラに包まれていた
end