こさかな
@pandanokurage
〇:えっ、、ちょ、え?
菜:そんな驚かんといてや//
〇:いや驚くだろ!ってか妄ツイ書いてたのか!?
菜:まぁ、、うん//
〇:、、、まじかよ
頭の処理が追いつかない
驚きに支配される僕
でも菜緒は
菜:はずっ//
恥ずかしさに支配されている
それはそうだ
自分が書いた妄想を幼馴染に読まれていたんだから
〇:なんで最初から言わないんだよ!
菜:こんなん言えるわけないやん!!
〇:、、それもそうだな
菜:一旦落ち着かせて、、
ベッドにぐったり倒れ込む
菜緒の匂いが鼻腔をくすぐり
いつもより少し高いテンションに留まった
〇:ちなみにいつから書いてた?
菜:2ヶ月前くらい
〇:でもその前から呼んでたんだよね?
菜:3ヶ月前くらいから、、
〇:めちゃくちゃ先輩じゃん
菜:〇〇はいつからなん?
〇:まだ1ヶ月も経ってないけど
菜:それでうち見つけるとか、、ハマりすぎやろ!
〇:悪いかよ、、
菜:読んでくれる人が増えるのは嬉しい//
〇:照れんな、おさかな
菜:おさかなって呼ぶなっ///
流石にこの名前には過剰反応せざるを得ない様子
〇:なんでおさかなにしたの?
菜:うちの名前に似とるやん
〇:こさかなお、、、おさかなお?
菜:そんな感じ//
〇:ぷっ
菜:笑うなぁ//
見たことのないくらい顔を真っ赤にしている
これが後々黒歴史って言うものになってくるのか
〇:普通にすごいよね、これ書けるの
菜:まあ、恋愛小説とか読んどるし!
〇:それにしてもリアルだよ
菜:そんな褒めんなや//
〇:どうやって書いてるの?
菜:どうって、、ただ妄想しとるだけ
〇:妄想、、ふふっ
菜:おい!笑うな!
〇:それを読んでる時点で俺も仲間だから
菜:そ、そうやぞ!!
〇:だからそんなに恥ずかしがらなくていいよ
菜:、、うざ//
軽いグーで肩を叩いてくる
彼女ができる唯一の反抗だった
〇:あれ?そう言えば菜緒今日やる事あるんだっけ?
菜:あ、まあな
〇:じゃあ今日はこれで、、
菜:まだ大丈夫やから!
〇:ほんとに?
菜:うん、まあやらんくてもええことやし、、
〇:なんの予定あったの?
菜:、、、妄ツイ書く///
〇:ガチ勢だ
菜:別にええやん//
おさかなとしての本業
そこそこ高めの熱を持っているらしい
〇:えー、今書いてみてよ
菜:むりっ!!
〇:なんで?
菜:1人やないと集中できん!!
〇:そっか、なんかかっこいいね
菜:〇〇は書かんの!?
〇:書かないよ、読むだけで満足
菜:つまらんな〜
そう言って徐ろにスマホをいじり始めた菜緒
菜:今日はなに投稿しよう
〇:お、楽しみだ
菜:何がええとかある?
〇:んー、、誰のやつ書いてるの?
菜:かとしと、きょんこ、にぶちゃん、かな?
〇:きょんこのやつ気になるな
菜:じゃあ今日の夜出すわ!
〇:すご、ありがとう
未だに信じ難いが
これで今夜きょんこの作品が投稿されれば
改めて菜緒をおさかなとして見てしまう
菜:そうや!
〇:ん?
菜:うちにお願いしたらリクエスト書いたるで!!
自信満々な顔でそう言いきった
こういう上機嫌の彼女には
〇:あ、大丈夫
あっさり断るに限る
その理由は
菜:はっ!?そこは頼んでや〜!
焦りながらのツッコミが面白いから
菜:書かせて!!
〇:そんなに言うなら、、
菜:誰のやつが読みたい!?
〇:やっぱり昨日優勝だったお美玖で
菜:ええやん!
〇:、、どうも
菜:どんなお話がええかな〜♪
好きなことをやる時の菜緒はご機嫌
大体笑顔で体が揺れることが多い
菜:終わりは主人公が告白にする!
〇:そうやって決めるんだ
菜:うちは大体そうやな!
〇:菜緒の書いたやつって、付き合って終わるの多いね
菜:それは、、、うちは付き合っとらんから
〇:そこは実体験大事なんだ
恋愛小説などを読むだけでは書けないのが
妄ツイらしい
読むのはもちろん面白いが
書くのもそれなりの楽しさがあるんだろうな
菜:〇〇、、
〇:えっ、なに?
さっきまでの楽しそうな表情は一転
少し深刻さを感じるような真剣さ
菜:うちと付き合って///
菜緒のことを親友だと
そう思うために抑えてきた恋愛感情
そしてそれは彼女の言葉によって
抑えきれないものになり始めた
菜:えっと!付き合ったらデートも書けるし!妄ツイの幅が広がるし!うち〇〇のこと、、好きやし//
〇:、、、
菜:、、黙らんでよ//
〇:付き合お、俺も好きだから
菜:っ//ばかっ//
〇:なんでだよ
照れ隠しの暴言
妄ツイにありそうだな〜
〇:妄ツイきっかけで告白とか
菜:なっ!文句あるんか!
〇:なんか俺たちっぽいなぁって
菜:、、、今の告白の妄ツイ書こ
〇:いや、記念作品にしようとすんな
自分たちが付き合った記念の作品
僕たちしか需要がない
菜:付き合ったんやからいっぱいデート行こうな!!
〇:全部妄ツイのため?
菜:いや、、うっさいなぁ//
〇:嘘だって
菜:今度の休みに約束やから!
〇:りょーかい、それよりリクエストは?
菜:もう1回考え直しや!
波乱の一日
幼馴染が妄ツイ師であることが判明し
幼馴染と付き合うことになった
改めて感じたのは
菜緒との運命的なもの
書き手と読み手のお付き合い
これからの未来に楽しみしか見えなかった
to be continued