こさかな
@pandanokurage
〇:おはよ
菜:、、おは
〇:え、怒ってんの?
菜:ふんっ
菜緒が朝から不機嫌な理由
それは遡ること昨日の夜
初デートから数日経ち
昨日のおさかなさんの更新では
僕たちのデートをモチーフにしたような作品が投稿された
それを読んで
感想を送るのも恥ずかしかったので
デートの時に撮った、妄ツイを書いている菜緒の動画を送った
そこから既読無視
僕が思いつく原因はこれしかない
〇:なんで怒るの?
菜:、、、
〇:おさかな
菜:おいっ!
無視して僕の前を歩いていた彼女
さすがにこの言葉には反応せざるを得なかったらしい
菜:勝手に撮らんといて!!
〇:だって可愛かったから
菜:そ、そんなんで許すと思うな//
〇:許してもらおうと思ってないよ
菜:そこは思って!!
〇:だって菜緒、ほんとは怒ってないでしょ
菜:、、、怒っとるぞ!!
〇:怒ってたら朝一緒に学校行かないじゃん
菜:、、、
〇:なのにわざわざ待っててくれたし
菜:、、それはたまたま
〇:それでも怒ってるんだったら落ち着くまでそっとしておくから、、
菜:ねぇ!ごめんって!
形勢逆転
これで菜緒もいつも通りに戻ってくれるだろう
菜:謝り方でキュンキュンさせてくれると思っとったなぁ
〇:妄ツイの読みすぎ
菜:そんなことない!
〇:あ、書きすぎか
菜:またバカにする!
〇:してないから
菜:〇〇も書いたら、うちも言えるのに、、
〇:絶対書かない
菜:書かないとしても、頭の中で妄想は繰り広げてるやん!
〇:繰り広げてる、、かっこよ
さすが妄ツイ師
ボキャブラリーがかっこいい
菜:やから、今日の放課後は家でネタ会議!
〇:ネタ会議?
菜:どんな作品書こうか決めるから!
〇:めっちゃ自分得じゃん
菜:ちゃんと授業時間に考えといて!
〇:受ける気なしかよ、、
授業時間の使い方が独特
これでも可愛い彼女からのお願いだ
断る理由もない
「むふっ」
迎えた授業中
開始早々に左隣から変な声が
その方向に座るのはもちろん
〇:菜緒
菜:、、ん?
〇:変な声出てんぞ
菜:はっ、ほんま!?
〇:一応授業中なんだから静かにね
菜:ごめん、、//
俯いて赤くなった顔を隠そうとしている
必死に照れ隠しをしている菜緒が面白くて
妄ツイのことなんて考えられなかった
それでも
6時間もあればいくつか候補は浮かんだ
〇:お邪魔します
菜:先部屋行ってて〜!
〇:おっけー
駆け足でリビングへ向かっていった
階段を上って彼女の部屋へ
ベッドの上には脱ぎ捨てられた部屋着
急いで身支度したのだろうか
菜:オレンジジュースしかなかった!
〇:ありがと
菜:変なことしとらんか!?
〇:してないよ、今日寝坊でもしたの?
菜:あっ//
ベッドの上を指さして聞くと
そそくさと部屋着をたたみ始めた
菜:、、会議始めるで!
〇:おぉ
菜:では〇〇選手、お願いします!
〇:なんだそれ、、
なんか変なテンションになっている彼女
とりあえずご機嫌なのでこのまま行くことにした
〇:菜緒は普通に恋愛系書いてるじゃん?
菜:そうやな!
〇:マネージャー系書いてみるのはどう?
菜:マネージャーねぇ
〇:あ、なんか事情あるの?
菜:恋愛要素あんまり書けんやろ?
〇:めっちゃ恋愛好きだね
菜:その言い方嫌や//
否定しないところ
ほんとに恋愛が好きな乙女だ
〇:なら、一緒に暮らすカップルとかは?
菜:それも、、したことないからわからん
〇:実体験が必要なのか
菜:、、今度の休みお泊まり会しようや!!
〇:いきなりだな
菜:同居シリーズ採用!
〇:それはどうも
菜:で!今週末な!
これでもかと顔を近づけて確約してくる
その必死さは
子供が親におもちゃを買ってもらう約束をするようなもの
菜:金曜から日曜まで!
〇:2泊かよ
菜:嫌なん!?
〇:いいんだけどさ、どっちの家に泊まるの?
菜:〇〇の家、その日お母さんたちおるやろ?
〇:そんな奇跡的に家空けたりしないよ
菜:うちもや!
〇:それ答えになってな、、
菜:両方の家でお泊まりしようや!!
〇:、、、なるほど
菜:土曜のお昼まではうちで、その後は〇〇の家!
〇:いいけど、一応親に許可取ってからな
菜:は〜い!
作戦会議から
2泊のお泊まり会が決まり超ご機嫌の菜緒
〇:菜緒はなんか思いついたの?
菜:なにが?
〇:授業中に妄想してたでしょ
菜:、、うちは今書いてるやつの続き考えてたの!
〇:今続いてるやつないよね
菜:、、、うちのこと好きすぎやん//
〇:全然関係ないけど間違ってはいない
菜:好きなら好きって言ってや!!
この流れでなんで僕が怒られてるんだろう
〇:結局ネタ切れだったのね?
菜:話しそらさんといて!
〇:こっちのセリフだよ
自分で言うのもあれだが
菜緒とコンビを組めばそこそこいい漫才ができそう
菜:1回言ってみ!
〇:好き
菜:感情がこもっとらん!!
〇:菜緒、大好きだよ
菜:う、嬉しいからもう1回///
〇:そこは素直だな
作戦会議はいつの間にか終わり
次は謎のカップル漫才が始まるのだった
to be continued