こさかな
@pandanokurage
菜:早く帰って!!
〇:え、なんで?
菜:1回家に荷物取りに帰るやろ?
〇:うん
菜:早く帰って早く戻ってきて!
〇:そんな遠くないからすぐ戻るよ
菜:うちが着くまでに来て!
学校からの帰り道
今日から菜緒とのお泊まり会が始まるにあたり
彼女のテンションは高いにもかかわらず
今もなお上昇中
菜:遅れたら今日の夜ご飯なし!
〇:わかったから、、その代わりめっちゃゆっくり歩いて
菜:じゃあ10秒に1歩進む!
〇:絶対だからな
菜:わかったって!
ばからしい条件
彼女から掲示してきたので
実行してもらうことにした
駆け足で家に帰り
用意していた荷物を持って来た道を戻る
遠くに見えた菜緒の姿
周りをキョロキョロしながら
10秒ごとに1歩進む
ここまで来るのにあと何十分かかるのか
気づくかわからないが
大きく手を振ってみると
目を見開いた菜緒が全力疾走
菜:よっし、、はぁ、早かったやん!、、はぁはぁ
〇:1回落ち着けよ
菜:さっ!入って!
〇:ほんと元気だな、、
引くほど元気な菜緒
このハイテンションが2日間続くと考えれば
ほんの少し頭痛が
菜:荷物そこ置いて!
〇:どうも
菜:、、、
〇:、、、
菜:、、、
〇:なに?
菜:き、緊張しとるんか//
〇:今更緊張するか?
菜:、、、//
自分が緊張してたのか
ここまではお泊まり関係なく
ただ遊ぶ時と同じなのに
〇:いつも暇な時何してんの?
菜:、、妄ツイ
〇:じゃあ妄ツイ書いてれば?
菜:でもせっかく〇〇といるし!
〇:今日ずっと一緒にいるんだし、気遣わなくていいよ?
菜:書かなくていいようにストック貯めといたの!
〇:ストックって、、すごいね
菜:読みたい!?
〇:読みたいけど、大丈夫
菜:えぇ〜
〇:読ませたいだけじゃん
菜:おさかなの先行公開だよ!?
〇:全国のおさかなファンに申し訳ないから
菜:おさかなファンって、あほか!
満更でもない表情
ほんと好きなことの話をする時はよく笑う
でもその話が一段落すれば
菜:、、、
〇:急にソワソワすんな
菜:なんか緊張するんやもん//
ベッドに腰掛け僕に目を合わせたり合わせなかったり
変に意識されると
こっちまでいつも通りじゃないような感じがする
〇:ゲームでもする?
菜:うちゲーム持ってないよ?
〇:一応持ってきた
家庭用ゲーム機が持ち運べる時代
便利な時代だ
〇:テレビないからこの画面でやるしかないけど
菜:ちいさっ!
〇:文句言うな、はいコントローラー
菜:うちが1位とる!!
僕たちがゲームをする時は
決まって某レーシングゲームをする
小さい頃から戦い続けてきたが
菜緒に負けた回数は2桁もいかない
菜:あ〜!!バナナ見えんかった!!
〇:よわいなー
菜:ねぇ!待って!
〇:待たないよ
菜:お願い!
〇:はい、ゴール
菜:、、、もう1回!!
負けず嫌いの彼女の要望
諦めるか奇跡的な一勝
どちらかが訪れるまでは終わらない
菜:画面が見えんのよ!
〇:じゃあもっとこっちおいで?
菜:、、、//
そう声をかけると
肩が触れ合う距離まで接近
〇:始めるよ?
菜:よしっ//
もちろんこの距離になったことで負けるはずがない
菜:待ってって!!
〇:待たないよー
菜:もういやや〜
リモコンを置き
身体を寄せてくる
普段はしてこない甘えるような行動
顔を除くとパニックが表情から読み取れる
無意識でやってしまったらしい
〇:菜緒
菜:、、くっつかれて嬉しいやろ///
〇:嬉しいよ
菜:、、、//
「ご飯よ〜」
菜緒にとっては耐え難い程の空間
お母さんの呼ぶ声が救ってくれなければ
心臓が爆発してもおかしくなかった
夜10時
一応お客さんということで先にお風呂に入り
入れ違いで入った菜緒が出てくるのを待っていた
菜:、、、
〇:おかえり
菜:、、髪やって//
タオルを首にかけ
手にはドライヤー
頬が赤くなっていたのは
入浴後ということにしておこう
〇:熱くない?
菜:きもちぃ〜
〇:髪サラサラだね
菜:そぉ?
〇:めっちゃ綺麗
菜:なんでそんな褒めるん!?
〇:別に思ったこと言ってるだけだよ?
菜:、、やるやん///
〇:なにが
菜:これも妄ツイに取り入れるから!
〇:意味わかんないし
菜:どんどん書きたいのが増えてく〜♪
ネタが増えてご機嫌なのか
首を振りながら微笑んでいる
〇:ほら、終わったよ
菜:ありがと〜!
〇:早いけどもう寝ようか?
菜:まあ//そんなにうちと寝たいなら//
〇:別々で寝る?
菜:一緒に寝る!
〇:なんか疲れたから早く寝よ
菜:なんや!うちと泊まるのが疲れたんか!
〇:楽しくて、疲れた
菜:それはわかる!
〇:壁側がいい?
菜:、、、うん!
モゾモゾと布団に入り
照れ隠しか、壁画を向いたまま待ち構えている
菜:わかっとるよな
〇:ん?
菜:布団入ったら、うちのお腹に手回すんよ?
〇:なんで?
菜:バックハグは憧れやん//
〇:そんなに言うなら、やるけど
要望通りに
彼女に密着して手を回す
菜緒のベッドということもあり
全方位から彼女の香り
僕が菜緒を包み込んでいるはずが
菜緒に包み込まれているような感覚になる
菜:ひゃっ//
〇:変な声出さないでよ
菜:も、もう寝るっ//
〇:はいはい、おやすみ
菜:っ///
すんなり眠りについた〇〇
そしてその腕の中で
冷めやらない熱を帯びた菜緒
〇:スー、スー
菜:ひっ、ひつじっ//
夢の世界へ旅立とうと
いくら羊を数えても
〇〇の寝息が耳に入る度目が覚めてしまうのだった
to be continued