こさかな
@pandanokurage
菜:〇〇、、
〇:なに?
菜:この後暇やろ?
〇:まあね
菜:ちょっと家寄って行かん?
〇:なに、そんな深刻な顔して
菜:大事な話あんねん
なんの特別なイベントもない平日の帰り道
シリアスな表情を浮かべる菜緒に
おうちへ招待された
この雰囲気と言い、空気感と言い
別れ話でも告げられるのかと思ってしまう自分がいた
菜:まあ座ってや
〇:、、、はい
カーペットの上に2人並んで座る
悲しげな横顔
告白された時よりも緊張するかも
菜:うちな
〇:うん
菜:妄ツイ辞めようと思う
〇:、、、はぁ
菜:は!?なんのため息や!
〇:別れ話とかもっと大事な事だと思ってた
菜:いやいや、大事な話やろ!!
〇:妄ツイの事だったのか
菜:妄ツイ舐めとんか!?
〇:別に舐めてないけど
菜:毎晩寝る前にお世話なっとるやろ!
〇:妄ツイ好きすぎだろ、、
菜:毎日読んでないん!?
〇:2日に1回くらい
菜:ありえん、、、
そんな頭を抱えるほどのことか
〇:で辞めるってほんとなの?
菜:辞める!
〇:じゃあ一切関わらないんだね?
菜:いや、書くのを辞めるだけ!
〇:読みはするんだ
菜:もちろん
〇:何が目的なの?
菜:うちな、〇〇に謝りたかったんよ
急に真面目な顔
謝られる様なことをされた記憶はない
菜:お泊まりの時も、初デートの時も妄ツイのことばっかりやった
〇:まあ、今思えばね
菜:でもそれってめっちゃ失礼やん
〇:え、ほんとに菜緒だよね?
菜:どういうこと?
〇:僕の知ってる菜緒はそんなに真面目じゃない
菜:あほ!
〇:あー、菜緒だ
菜:人が真面目に話しとるのに、、
心の底から反省していた
申し訳なさが顔全面に出ていて
ちょっと面白く見える
〇:そんなに気にしてなかったけどね
菜:、、、ほんま?
〇:うん、妄ツイのおかげでキュンキュンすることもできたし
菜:あれ〇〇もキュンキュンしてたんか!?
〇:するよ、あんだけ顔近づければ
菜:意外やな
〇:後で逆の立場、味わってみる?
菜:うちが眉毛触る?
〇:そう
菜:、、やったるわ//
この期に及んで気づいたこと
真剣な話をしようとしても
絶対に話が違う方向に進んでいく
原因は僕と菜緒、両方にあるんだろうな
菜:ということで!
〇:はい
菜:おさかなは引退します!
〇:はい
菜:は!?寂しくないんか!!
〇:めんどくさ
菜:うわっ、傷つく!
〇:メンタル弱すぎね
菜:誰が豆腐メンタルや!
〇:アンチとか来なくてよかったね
菜:いやぁ、それはあるな
〇:菜緒なら来た瞬間に辞めそう
菜:辞める、悲しいから
〇:可愛いかよ
菜:いきなり褒めんなや//
〇:話逸れすぎだって
菜:うちのせいやない!
ここで一つ
素朴な疑問
僕と菜緒から妄ツイを抜いたら
残るのはイチャイチャだけ
どうなるんだろう
〇:妄ツイ書かなくなったら暇人になるんじゃない?
菜:言い方気に食わんけど、たしかになぁ
〇:なんかやりたいこと見つけなよ
菜:見つけるから、とりあえず眉毛!
〇:めっちゃやりたいじゃん
菜:ええから目瞑りや//
思ったよりも眉毛のくだりに興味があるようで
黙って指示に従うことにした
菜:触るで、、//
〇:はーい
菜:、、、
〇:、、、まだ?
いつまでも触られる感触がない
もしかして、焦らしプレイ?
菜:さ、触るからなっ//
〇:わかったって
菜:おぉ///
冷たい指が眉毛をなぞってくる
すっごい冷静に考えたら
僕たちは今何してるんだろう
〇:、、ちかっ
菜:は!目開けんな//
〇:もういいよね
菜:そうや!他のやつもやってみようや!
〇:なに他のやつって
菜:なんか読んだことあるやつでいい感じの!
〇:大雑把すぎるんだよな
菜:うち1個やりたいのある!
〇:全然話聞かないじゃん
妄ツイのことで熱中し始めた菜緒を
止められる人はこの世界にいない
菜:〇〇はベッドに座って、うちはその上に向かい合って座る!
〇:それだけ?
菜:それだけって、、、もっとやりたいことあるんか?//
〇:ない
菜:、、冷たいなぁ
〇:おいで?
菜:うんっ//
感情の変化が多すぎる
腕を広げて待てば
のそのそとくっついてくる彼女
お泊まり会を経て
少しはスキンシップにも慣れた
菜:、、、//
〇:満足?
菜:ずっとこのまま//
〇:そろそろ帰らなきゃいけないし
菜:泊まってけばええやん!
〇:明日普通に学校だよ?
菜:関係ない!
〇:課題もあるし
菜:うちはここから動かんから//
〇:今日はコアラさんと一緒かぁ
菜:へへっ//よかったな〜♪
妄ツイを書かなくなって
増えたのはイチャイチャタイム
でもそのイチャイチャの発生源は
結局妄ツイから仕入れていた菜緒だった
end