おみく
@pandanokurage
美:あっ!〇〇〜!
〇:姉ちゃん、お疲れ様
今日は姉ちゃんにチケットを貰いライブに参戦していた
いつも家でカマチョの姉ちゃんではない
キラキラした輝きを放つアイドルの美玖
ほんとに同じ人物が疑わしいほど
ステージに立つ姉ちゃんに魅了された
美:ねえねえ!控え室行こうよ!
〇:なんで
美:みんな〇〇に会いたいって言ってるよ!
〇:普通逆だと思うんだよなぁ
アイドルに会いたいと言われる
こんな状況、他にないだろう
一応弟として軽く挨拶することに
美:連れてきたよ〜!
菜:初めまして!
〇:あ、いつも姉がお世話になってます
菜:こちらこそ!〇〇くんだよね!
〇:はい、ライブめっちゃ良かったです
菜:ありがとう!めっちゃいい弟くんだね〜
美:でしょ!!
明:あ〜!!はっけ〜ん!
美:丹生ちゃん!
明:かねむらの弟だ!!
〇:、、こんにちは
明:なんとなく顔似てるね!!姉弟だね〜!!
〇:あの、近いです、、
明:あぁ!!ごめんごめん!
これが日向の天然娘
ずーっと笑顔だ
あと初対面なのに距離感がバグってる
明:推しとかいるの!?
〇:いえ、特には
明:箱推しってことかぁ!!
〇:あー、そんなところですかね
美:ちょっと!私のこと推してよ!!
〇:姉ちゃん推しにはならない
美:なんで!おかしくない!?
〇:推しにはならないでしょ
菜:たしかに、お姉ちゃんを推しにするのはね、、
〇:ですよね
美:菜緒まで!!
〇:逆に弟に推されたい?
美:推されたい!愛されたい!褒められたいっ!!
菜:、、家ではこんな感じなの?
〇:はい、大変です
菜:〇〇くんのこと大好きなんだね〜!
〇:良くも悪くもそうですね
興奮気味の美玖を
落ち着いて分析する2人
美:ねえねえ!今日の私どうだった!?
〇:、、良かったけど
美:どんな所が!?
〇:まあ、、笑顔とか?
美:笑顔かぁ〜♪他には〜!
〇:、、、
美:他には!!!
〇:、、ダンス
美:ダンスね〜!嬉しいねぇ〜♪
明:〇〇くん困ってる!
美:えっ?困ってないよね?
〇:、、、どうだろうね
菜:美玖って、重そうだな〜
明:たしかにっ!一途すぎるよね!
美:うっ、、そうなの?
僕や菜緒さんじゃなくて
ピュアな丹生さんのストレートな言葉が突き刺さる
そのおかげとでも言おうか
興奮状態が一瞬にして解消された
美:で、でもっ!〇〇も私のこと好きだよね?
〇:家族としてね
美:1人の女性としては!?
〇:姉ちゃんなんだから、それは対象外
美:えぇ!一緒に寝たりしてるじゃん!
明:えーっ!!一緒に寝てるの!?
〇:、、誤解しないでくださいね?
菜:多分、美玖から無理やり一緒に寝る感じだよね?
〇:その通りです
菜:美玖ならやりそうだな〜
美:一緒にデートもするし!手も繋いだもんね!!
明:手繋いで!デートもしたのぉ!?
菜:、、、これも無理やり?
〇:もちろん
菜:本気のブラコンだね
〇:ブラコンの遥か上を行ってますよ
美:なのに私のこと好きじゃないの!?
明:かねむら!それは絶対好きだよ!!
美:だよね!ほら!!
厄介な勘違いちゃんが姉ちゃんの味方に
でもこっちには冷静な思考回路の菜緒さんがいる
菜:美玖、落ち着いて?
美:落ち着いてる!
菜:〇〇くんはそんなに騒ぐ美玖のこと好きなのかな?
美:、、、
菜:落ち着いてて、優しい、そんなお姉ちゃんが好きなんじゃない?
美:落ち着いてて、、、優しい
菜:そう、そしたら〇〇くんも気持ちに応えてくれるかもしれないよ?
美:、、、〇〇、帰ろう!
〇:え?うん
菜緒の言葉で頭がグッと切り替わった
〇:菜緒さん、ありがとうございました
菜:うん!じゃあまたね!
〇:はい、また
優しく弟の手を握り控え室を後にした美玖
落ち着いて、優しい姉
そんな理想像を描いた彼女は
美:、、、
〇:、、、
美:、、、ふふっ
〇:えっ、こわ
美:私は優しいよ〜
帰宅早々、〇〇の部屋に押しかけ
ベッドに腰掛けたまま微笑みを向ける
キャラが変わりすぎて
恐怖の感情が湧き上がる
美:私は重くないし、落ち着いてるし、優しいよ〜
〇:洗脳されすぎだろ、、
美:ほら、おいで〜
〇:断る
美:、、、お願いだよ〜
〇:むり
美:うわぁ〜ん!ぎゅ〜してよ〜!!
〇:やっと本性表わしたか
美:今日だって〇〇のためにライブ頑張ったのに!
〇:、、、
美:褒めて貰えるようにいっぱい手振ったのに!
〇:、、、
美:いつもより本気で踊ったのに!
〇:そこは毎回全力でやろう
美:それなのにご褒美なしなんて、、、やってられないよ!!
〇:やりなさい、仕事なんだから
美:お金か!?いくらでハグしてくれるんだぁ!!
お金で解決
いよいよ最終手段まで使ってきた
〇:お金はいりません
美:じゃあどうすれば、、
〇:おいでよ
美:、、、へっ?
〇:頑張ったご褒美欲しいんでしょ?
美:好きぃ〜!!!
もし仮に
ほんとうのほんとうに仮に
アイドルの美玖が僕の彼女だとしたら
ライブなんて嫉妬の嵐だな
推しメンタオルを見る度
その人を敵として認識しなければならない
耐えられんなぁ
美:だぁいすき〜♪
〇:、、、
いや、そんな心配いらないかもな
to be continued