おみく
@pandanokurage
美:行ってらっしゃ〜い!
〇:行ってらっしゃい
姉ちゃんと休みが被ったある日
お昼すぎに両親が出かけた
美:行っちゃったね〜♪
〇:なんでそんなに嬉しそうなんだか
美:結婚記念日で旅行に行くなんて!今でも2人はラブラブで嬉しいの〜!
〇:、、ほんとに?
美:まあ〇〇と2人きりになれるのもおまけで嬉しいけどねっ!!
〇:おまけね、、
本命の言い方だったんだよな
〇:夜ご飯なんか用意してくれてるの?
美:私が作るって言って断った!
〇:作ってくれんのね
美:お泊まりと言ったら彼女の手料理でしょ!!
〇:家で姉の料理食べてただ寝るだけだよ?
美:彼女の手料理を一緒に食べて一緒のベッドで一緒にお話して一緒に夜更かしするの!
〇:なんか辛いわ
美:ひどい、、夜ご飯豆腐ね、、
〇:もっと辛いし
斬新な方法で脅され
2人きりになってから数分で
早く親に帰ってきてほしいと思ってしまった
〇:じゃ、部屋にいるんで
美:私も!
〇:夜ご飯の時間にリビング行くわ
美:は〜い!
〇:、、、
美:、、、
〇:、、、
美:おじゃましま〜す!
堂々と着いてきてそのまま侵入された
そんなことだろうと思ったけどね
〇:悪いけど今日は課題あるから遊べないよ?
美:そっかぁ〜、、
〇:だから自分の部屋にいた方がいいんじゃない?
美:んーん!同じ空間にいるだけでいいんだ!
〇:いや彼女かよ
美:彼女だよっ!
〇:違うよ
美:なに!恥ずかしいの!?
〇:それも違う
美:じゃあなにさ!認めなよ!!
〇:普通に姉ちゃんだから
美:だから彼女なのっ!!
終わりのない論争
このままだと時間だけが消費されていく
〇:、、課題やろ
美:なにしよっかな〜?
〇:、、、
美:夜ご飯のレシピ調べよっと!
〇:、、、
美:〇〇〜!食べたいものある?
〇:任せる、あと集中したいから話しかけないで
美:かなぴよたん、、あ、ひよたんが今食べたいもの聞いてみようかなぁ
なんでそうなる
自分で考えるという努力は選択肢に無いものか
美:、、はちみつヨーグルトか!
〇:ちょっと待て
美:ん?どうしたの?
〇:まさか夜ご飯、ヨーグルトにしようとしてる?
美:いやいや!しないよ!
〇:、、だよね
美:気にしないで集中してて〜!
色々ツッコミどころが多すぎるんだよな
まず返信早すぎだし
食べたいものが健康すぎる
夜ご飯にヨーグルトって
朝食は水だけのタイプ?
あと集中させてくれるなら静かにしててほしい
きっと言っても静かにはならないんだろうけど
美:決めたっ!作ってくる!!
〇:あぁ、はい
マシンガントークの中
集中力を維持してやろうと意気込んだ矢先
突然部屋を出ていった
課題が進むのは好都合なのに
急に静かになった部屋はほんの少しだけ寂しかった
美:ご飯よ〜♪
〇:はーい
いつも母さんが言っているセリフ
一際ご機嫌な姉ちゃんの声にすり変わっていた
〇:うわっ、なにこれ
美:不味そう!?
〇:そうじゃなくて、豪華すぎでしょ
ハンバーグにお刺身、唐揚げやミニラーメンまで
大家族の誕生日会並の豪華さ
美:いっぱい食べて、たくさんお話したいの!
〇:それにしても量がな、、
美:多いに越したことはないよ!!
〇:、、、そっか、そうだよね
美:いただきまぁす!!
強行突破で2人きりの大宴会がスタート
料理を作った姉ちゃんが主導権を握る今夜
食べさせ合いはもちろん
1口齧った唐揚げなどは
全部2口目を貰えなかった
美:〇〇の味がするねぇ〜//
〇:きんも
美:あっ!言われたくない言葉ランキング4位!
〇:1位は?
美:みきゅなんて大嫌い!
〇:なるほどね、言わないけど
美:言わないでよね!!
もはやフリにしか聞こえない
〇:ふぅ、お腹いっぱい
美:全部食べてくれて嬉しいよ〜♪
〇:美味しかったよ
美:また作ってあげるね!
〇:うん、ありがと
夕食を作ってくれた手前
後片付けくらいは手伝うべきだ
美:なんかいいね〜!
〇:なんか?
美:並んでお皿拭いてくれるのって、旦那さんみたい!
〇:、、どうだろう
美:もう旦那さんになる人だったね!!
〇:いや、遠慮しとく
美:ほんと素直じゃないんだからぁ〜
共感してしまいそうになった自分
姉ちゃんの思考回路が伝染ったのか?
美:お風呂どうする?先に入る?
〇:姉ちゃん先入っていいよ
美:わかった!10分後に来ていいから!
〇:はいはい
行く訳もない
適当に返して早くお風呂に入ってもらうのが最善策だ
姉ちゃんが出てから
入れ違いで風呂へ
出て部屋に戻ったら
なんか凄い睨んできたりされそうだな
いっそ長風呂して姉ちゃんが寝るまで、、
時間稼ぎは厳しいか
なんとか機嫌を直せればいいもんだが
美:あっ!戻ってきたなっ!
〇:、、、
美:〇〇!
〇:はい
美:大切なお話です
〇:なに
美:隣座って?
〇:いいけど、、
思ってたのとは違う展開
いつもよりふざけてる感じがしない
美:今日は親がいなくて2人きり
〇:だね
美:カップルが夜に2人きりだよ//
〇:姉弟な
美:だから私の初めてを、、
〇:バカか
美:、、、私、本気だから///
〇:おいおいちょっと待て
震えながら手を重ねて来た
その震えが不安だけではないこと
しっかりと覚悟を持っていることに
混乱と恐怖の感情が湧き出した
〇:よく考えて、僕たち本物のカップルじゃないから
美:カップルじゃなくてもシていいでしょ//
〇:そういうのは好きな人と、、
美:好きだからっ!!〇〇が、、//
この人、本気だ
潤んだ瞳が
僕を離してくれなくて
姉ちゃんの存在が
姉ちゃんの枠を超え始めているような気がする
僕たちは血が繋がった家族
それは永遠に変わらない
たとえ美玖の望みを叶えたとしてもだ
美:〇〇
〇:ん?
美:、、好きだよ//
〇:、、、僕も
美:ふふっ//
どうなったかは
みなさんの想像にお任せします、、
end