こさかな
@pandanokurage
校長:えー、このようにですね、我が校の生徒には、、、
夏休み前の終業式
お決まりの全校集会が行われ、長い長い校長先生のお話の時間だ
〇:(暇だなぁ)
眠気と戦いながら校長先生の話を聞き流す僕と
菜:スー、スー
その隣で気持ちよさそうに居眠りしている菜緒
睡魔と戦う気は1ミリもないのだろう
校:それで、キィーン!!
彼女を見ていると突然マイクから甲高い音が鳴った
菜:ビクッ!!!
もはや立ち上がるのかというような勢いで身体が跳ねる
〇:プッ、、
菜:おい!なに笑っとるんや!
〇:ビビりすぎでしょ
菜:いきなり、あんな音鳴ったらビビるやろ!
〇:寝てるのが悪いんだよ
菜:あのハゲのせいで、目覚めてしもうたわ
すごい顔つきで校長先生を睨む彼女
〇:静かに話聞いてな
菜:しゃあないなぁ
しっかり話を聞こうとする菜緒だったが
彼女にそんなことができるはずがなく
菜:〇〇〜、かまって〜
いつものカマチョが発動する
〇:なにさ
菜:おっ!いつもやったら無視するのに、どしたん?
〇:え、無視していいの?
菜:いやいや!無視せんといて!!
カップル漫才が始まりそうだ
〇:僕も暇だったから、たまには構ってあげる
菜:なんでそんな上から目線やねん
〇:上から目線じゃないよ、優しさだよ
菜:そんな言い方されるのもなぁ
〇:なにさ、無視してほしいの?
菜:そうやないって!!
無限にこのやり取りが続きそう
菜:なぁ、今からゲームせん?
〇:ゲーム?
菜:うん、1文字ゲーム
〇:なにそれ
菜:せーのでひらがなを1文字言うんよ、それが同じやったらクリア
〇:めちゃくちゃむずくない?
菜:よゆーやろ、うちら付き合ってるんやで?
どこからそんな自信が湧いているのだろう
とにかくやってみることに
菜:1回目いくで?
〇:おっけー
菜:せーのっ
〇:さ
菜:な
もちろん合うはずがない
菜:なんでなん!普通は菜緒の「な」やろ!!
〇:なんでそれが普通なんだよ
菜:「さ」ってなんやねん!誰かほかに女でも、、
〇:いるわけないじゃん、てきとーだよ
菜:まあ、そういうことにしといたるわ
なぜか浮気の疑いをかけられた
菜:次こそは、合わせてや
〇:そっちこそね
菜:いくで?せーのっ
〇:こ
菜:ら
まあ、そうなりますよね
菜:あんな、「こ」ってなに?
〇:小坂の「こ」だよ
菜:なんで苗字の頭文字やねん、あほか!
初回で自分の名前の頭文字にしてたやつに言われた
〇:菜緒こそ、「ら」ってなにさ
菜:それほんまに言うとるん?
〇:わからないよ
菜:ラブラブの「ら」やろ!!
〇:、、、そういえば、菜緒って頭悪かったもんね
菜:それは関係ないやろ!!
否定しないのが1番悲しい
菜:次で決めるで
〇:ちょっと考えさせて
頭の中がお花畑の彼女になったつもりで考える
〇:、、、よし、いいよ
菜:じゃあ最後、せーのっ
〇:す
菜:ず
〇:は!?今なんで言った!?
菜:やから、「ず」!
〇:あ、聞き間違えた。「す」で同じかと思った
菜:「す」ってなに?
〇:好きの「す」
菜:あぁ〜、それも考えたわ!!
菜緒と同じこと考えてたのか、、、
菜緒になったつもりで考えたからな
〇:菜緒の「ず」は?
菜:ずっと好きやでの「ず」
本物のバカがいた
〇:ずっと好きやでの1番大事なのは「好きやで」の部分だろ!
菜:やったらなんやねん
〇:そしたら、「す」で揃ってたじゃん!
菜:、、、そんなん知るか!!
図星だと返しが雑になる
菜緒の癖のひとつだ
菜:今日の帰りにリベンジや!!
〇:望むところだ!
暇つぶしに始めたくだらないゲームに
ありえないほど熱中してしまう2人だった
to be continued