@pandanokurage
デート当日
今日は遊園地に行く
待ち合わせはバス停なのだが
〇:、、こない
バスが来るまであと2分
陽菜は未だに現れない
僕がバスの時間を間違えているのか不安になる
陽:せんぱぁ〜い!!
バスが曲がり角を曲がってきたタイミングで
陽菜も同じところから現れる
〇:陽菜ちゃん!
ギリギリでバスに乗ることができた陽菜
陽:はぁはぁ、、遅れてすみません!
〇:間に合ってるから大丈夫だよ
余程急いできたのだろう
髪がボサボサだ
陽:せっかく綺麗にしてきたのに、、
〇:なんで遅れたの?
陽:初めてのデートだから、気合い入りすぎて//
ほんとに、かわいい後輩だ
〇:髪、直してあげる
陽:ありがとうございますっ///
サラサラの黒髪
〇:きれいだね
陽:恥ずかしいです//
〇:服もめっちゃ似合ってるよ
陽:えへっ//
バスの中で陽菜を照れさせていると
陽:次のバス停ですよ!
〇:意外と早かったね
陽:今日は楽しみましょうね!!
〇:うん
遊園地に近づくにつれ、陽菜のテンションも上がっていった
〇:じゃあ、チケット買いに行こ
陽:はい!
2人でチケット売り場に向かったのだが
陽:、、先輩
〇:なに?
陽:お財布忘れたかもしれません、、、
ここで陽菜のドジが発動した
〇:いいよ、僕が払うから
陽:、、、すみません
ここまで来て入らないは、流石にない
陽:このお金はいつか返します!
〇:いらないよ笑
陽:だめです!先輩にはいっぱいお世話になってるので!
〇:後輩のお世話は先輩の仕事だよ?
陽:うっ、、
〇:ほら!早く乗りに行こう!
陽:、、はい!!
限られた時間を楽しむため
陽菜は元気を取り戻し、アトラクションに向かう
陽:メリーゴーランド行きましょう!
〇:ふふっ笑、いいよ
陽:なんで笑うんですか!?
〇:かわいいなぁと思って笑
陽:バカにしないでくださいよ//
喜んでるのか怒ってるのかわからない
陽:わぁ〜♪
〇:なんか恥ずかしい
陽:楽しいじゃないですか!!
僕たちの他には小学生しか載っていない
〇:知り合いに見られませんように
陽:楽し〜♪
誰よりも楽しんでいる陽菜
メリーゴーランドが終わると
陽:もう1回乗りますか!?
〇:乗らないよ笑
陽:楽しいのに〜
少し残念そうにしている
陽:そうだ!写真撮りましょう!!
〇:いいよー
スマホを取り出した陽菜は
陽:あれっ?
何やら苦戦している様子
〇:どうした?
陽:充電なくなりました、、
〇:、、、僕ので撮って後で送るよ
陽:いいですね!
〇:撮るよー
陽:は〜い
陽菜の顔が真横に
パシャッ
〇:送っとくね!
陽:ありがとうございます♪
画面に写っている僕たちは、
とても楽しそうな表情をしていた
陽:先輩!アイスありますよ!!
〇:食べる?
陽:食べたいです!
陽菜はバニラ、僕はチョコのアイスを選んだ
陽:ありがとうございます♪
目を輝かせてアイスを見つめている
〇:どっか座って食べよっか
陽:はい!
そう言って歩き始めたその時
ベチャッ
陽菜が持っていたアイスが僕の右脇腹に
陽:、、、うぅ
すぐに泣きそうになる陽菜
〇:ほっほら!これあげるから!!泣かないで!
陽:違います、、先輩の服が、、、
〇:服は大丈夫だから!これ一緒に食べよ?
陽:ごめんなさい、、
泣きはしなかったものの落ち込んでいる
一度ベンチへ移動し
〇:陽菜ちゃん、口開けて?
陽:あー
〇:はいっ
陽:パクッ
〇:おいしい?
陽:コクコク
〇:ちょっとトイレで服洗ってくるからこれもってて?
陽菜にアイスを渡してトイレに向かう
陽:あっ!先輩にハンカチ渡さなきゃ!
この前ハンカチを貰ったこともあり、今度は自分のハンカチを渡そうと〇〇の後を追う
〇〇が言った方向に向かった陽菜だったが
陽:、、、あれ?どこ?
〇〇を見つけられず、さらに元の場所に戻れなくなった
陽:、、、
とりあえず歩き続けることにした
陽:今日は先輩にいっぱい迷惑かけてるなぁ
思い返せば申し訳ない気持ちでいっぱいだ
男:次なに乗ろうか!
女:観覧車がいい!
向かいから歩いてくるカップル
楽しそうに手を繋いで歩いている
陽:今日告白は諦めよう、、
前々から想いを伝える覚悟を決めていたが
ここまで迷惑をかけてしまっては告白できない
考えれば考えるほど悲しい気持ちになる
どれほど歩いただろうか
空はいつしかオレンジ色になっていた
陽:充電してればな〜
真っ暗な画面のスマホを見ながら
寝る前に充電をしなかった昨日の自分を恨む
陽:、、せっかくのデートなのに、、
泣きたくないのに
視界はどんどんぼやけてくる
〇:陽菜ちゃん!!
突然自分の名前を呼ばれ、振り返ればそこには息を切らした先輩がいた
陽:先、、輩
〇:なんで泣いてるの!?
陽:わかりません、、
〇:わからない、、か
陽:、、、
〇:もう遅いし、最後にこれ乗って帰ろ?
先輩が指さしたのは目の前にあった観覧車
陽:はい、、
先輩の向かいに座ると扉が閉まる
陽:今日は本当にありがとうございました
〇:楽しかった?
陽:、、、はい
泣きながら返事をされるとどう反応していいかわからない
〇:陽菜ちゃん、こっち来て?
陽菜を僕の隣に座らせる
〇:僕さ、陽菜ちゃんの事が好きだよ
陽:えっ
〇:もしよかったら、付き合ってくれないかな?
こんなに冷静に想いが伝えられるとは
自分でも予想外
陽:ほんとにいいんですか?
〇:なにが?
陽:だって、いっぱい迷惑かけちゃいます、、
〇:僕は迷惑だって思ってないよ?
陽:でも!
〇:でもじゃない
陽:、、
〇:もし迷惑かけられても、そんなの気にしないから
陽:うぅ、グスッ
〇:それで、返事は?
陽:よろじぐおねがいじまず
〇:泣きすぎだよ笑
見たことのないほど涙を流す陽菜をそっと抱きしめる
陽:これは嬉し泣きです
〇:ならよかった笑
僕の胸に顔を埋めている陽菜に
〇:ほら、外見てみな
陽:うわぁ、高い、、
〇:綺麗でしょ?
陽:はい
その景色はまさに絶景
一生の思い出になると言っても過言ではない
陽:先輩
〇:ん?
陽:大好きですっ//
〇:ふふっ、僕もだよ
陽:やった///
陽菜の顔が赤く染まって見えたのは
夕日のせいではないだろう
end