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どうしても勝ちたい菜緒ちゃん3

全体公開 7 1
2023-03-03 13:17:34

こさかな

〇:足、痛くない?

菜:大丈夫!

〇:キツかったらおんぶしてあげるよ?

菜:重いからええって!

〇:全然軽いよ、ブランコの時も乗ってるかわからないくらい

菜:やめて//

ふざけているだけ

それなのに恥ずかしくなるのはきっと私が変なんだ

菜:やっぱり、これくらいなら絆創膏だけでも、、

〇:ちゃんと消毒しないと、跡残ったら大変だよ?

菜:、、そうやね

〇〇の気遣ってくれる気持ち

握る手がいつもより強いように感じた

〇:どうぞ

菜:おじゃまします、、

〇:緊張してるの?

菜:、、、ちょっとだけ

初めて入る彼の家

そして〇〇の部屋

足を踏み入れれば

常に彼に包まれているかのような安心感

不思議な空間だ

〇:消毒取ってくるから、ベッドに座ってて

菜:ありがとう

1人になれば

擦り傷の痛みをより鮮明に感じた

せっかくの公園デート

ブランコとうんていだけで終わってしまったのが悔しい

〇:やっぱり痛い?

菜:ちょっとだけ

〇:染みるから、少し我慢してね

足元に屈んで、傷の手当をしてくれる

菜:っ!

〇:もう終わるから

消毒の染みたコットン

押さえていない方の手は

私の手をそっと握ってくれた

〇:、、よしっ、もう動いていいよ

菜:ありがと〜!

彼の笑顔が目に入り

これで一件落着

この後は何をしようか

そう考え始めようとしたその時

目の前で〇〇が倒れ込んだ

菜:〇〇!?

〇:、、、大丈夫、バランス崩しただけ!

どこかぎこちない笑顔

立ち上がる時に庇うようにしていた右足

初めて彼の嘘を見破った

菜:足、見せて?

〇:、、なんで?

菜:もうバレとるから

〇:、、、

都合の悪そうに視線をずらし

そっとズボンの裾を捲った

菜:なんやこれ!?

〇:捻っただけだよ

菜:こんなに色変わらんやろ!

〇:大丈夫だって

〇〇の右足首は赤黒く変色し

パッと見ただけでも腫れているのがわかる

菜:病院、、病院行こ!

〇:行かないよ、このくらい

菜:だめやって!

〇:そんなに大袈裟にならないで

菜:、、、とりあえず、ベッドに座って!

怪我の状態は本人がいちばんよくわかる

私が焦ってもしょうがない

彼に肩を貸し、先程とは逆の立場に

菜:これ冷やした方がええんか?

〇:わかんない、とりあえず湿布は親に頼んだ

菜:寝てた方が楽?

〇:このままで大丈夫だよ

菜:、、、

彼は私の怪我を適切に処置してくれた

私は彼に何をしてあげられるか

こんな時にテキパキ行動もできない

〇〇に何もしてあげられない

悔しい

悲しい

申し訳ない

劣等感はどんどん心を覆っていき

自然と目から涙が流れてきた


〇:菜緒

菜:、、ごめん

〇:一つだけお願いしてもいい?

菜:なに?

〇:手、握っててほしい

〇〇のためにできること

私の大好きなこと

差し出された手を握り

ベッドに座る彼の顔を見上げる

〇:これだけで楽になるよ!

その表情はどんな時よりも優しく

私の曇った心を晴らしてくれるようなものだった

菜:なんでそんなに優しいんや//

〇:本当のことだよ?

菜:わかったって//

胸の高鳴りが収まるまで

いつもより時間が必要だった

菜:明日、学校来れるん?

〇:行くよ、別に骨折したわけじゃないんだし

菜:歩けるの?

〇:まあ、歩くけど

菜:不安やから迎えに行く!

不安もあるが

大きいのは責任感

この怪我はどう考えても私が原因

〇〇をサポートする義務がある

少しでも長く〇〇と一緒にいたいという気持ち

この方が大きいのは否めない


ということで翌日

菜:おはよ!

〇:おはよー、ほんとに来たんだね

菜:当たり前やん!足はどんな感じ?

〇:ん

彼の足には

テーピングの上にサポーター

ガチガチに固定してある

〇:歩きにくいけど、昨日よりは良くなったね

菜:あっ!リュックうちが持つ!

〇:いいって

菜:だめ!持つの!

半強制的に彼からリュックを奪い

身体の前側に装着

傍から見れば変な女子高生と

歩き方のぎこちない男子高校生

そして繋がれた手がカップルの証

菜:どれくらいで治るんやろ

〇:2週間とかそのくらい?

菜:じゃあ2週間はどこも行けないかぁ〜

〇:まあ、この足じゃね

〇〇に無理させる訳にはいかない

少し我慢すればまた楽しいデートができる

〇:あ、デートできるかもしれない

菜:だめ!また無理しようとしてる!

〇:無理しないって

菜:歩かないデートなんてないよ?

〇:昨日みたいにさ、僕の家来る?

菜:、、えっ?

〇:家なら帰り道と変わらないから、歩くのも最小限に抑えられるよ

菜:、、、

〇:ただお話するだけでも楽しいし

菜:、、うん

〇:お家デートもありじゃない?

菜:そうやね!!

怪我をしてもデートをしてくれる

〇〇と過ごせる時間が増えたのは

私の生活を豊かにしていく

こうして2日連続

〇〇の家に行くことが決定した

今度は、お家デートとして

to be continued


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@PCPknrjJUMy85wr
菜緒ちゃん〇〇が怪我のせいで外でデート出来ないのは残念だけど、その分お家デート出来るのは嬉しそうだな
2024-10-23 05:55:08

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