こさかな
@pandanokurage
菜:〇〇!荷物持つよ!
〇:ごめん、ありがとう
学校に来る時と同じように
〇〇のリュックを持って
そのまま彼の家に向かう
菜:ゆっくり歩いてええよ?
〇:うん、ごめんね?
菜:謝らんといて!そもそもうちのせいで、、
〇:菜緒のせいじゃないよ、ちょっと運が悪かっただけ
菜:、、、そうや!なんかお菓子とか買ってく!?
〇:なに、また緊張してるの?
菜:うっ、、、まだ2回目やから
緊張を誤魔化そうとしても
やっぱりすぐに見破られた
〇:昨日行ったばっかりじゃん
菜:でも緊張するの!
〇:楽しみとは思わない?
菜:楽しみやけど緊張もするんよ
〇:、、面白いね〜
菜:どういうことや!
〇:そのまんまだよ
小馬鹿にしたような言い方
それが〇〇なりに緊張を解してくれようとしている
優しさの塊だ
〇:どうぞー
菜:おじゃまします!
〇:声でかっ
菜:気合い入っとるよ!
〇:おぉ、いい事だね
階段をゆっくり上る彼の後ろを着いていき
一日ぶりにまた〇〇の部屋へ
〇:あー、疲れたー
菜:制服のまま寝たらシワつくよ?
〇:じゃあここで着替えよー
菜:まって!出るから//
〇:そこまでしなくていいのに
ワイシャツのボタンを外し始めたところで
急いで部屋の外に出る
別に覗いている訳でもないのに
扉1枚挟んで彼が着替えていると思うと
心拍数がどんどん上がっていった
〇:終わったよ
菜:う、うん
再び部屋に入るとスウェットに着替えた〇〇
ベッドに座る彼の横
少しだけ間を空けて座った
〇:え
菜:、、え?
〇:なんで離れるの?
菜:なんか真横は、恥ずかしいというか、、
〇:ちょっと悲しいかも
菜:わ、わかった//
体をスライドさせ
肩が触れ合う距離まで近づけば
膝に置いていた私の手に
彼の右手が絡んでくる
〇:、、、
菜:、、、//
〇:、、、
菜:な、なんか言ってよ//
〇:えっ、んー、、今日も可愛いね
菜:変なこと言わんといて//
〇:どっちなのさ
自分でも気が動転してるのがわかる
わかっていても抑えられないドキドキ
これが恋の正体なのかな?
〇:そうだ、膝の怪我は大丈夫?
菜:うん!ちゃんと絆創膏貼ってくれたから!
〇:よかった
菜:〇〇の怪我治ったらまた公園行きたい!
〇:いいね、また違う公園行ってみよっか!
菜:次はうんてい禁止!
〇:それ僕のセリフだね
菜:、、、
次の公園デートも約束した
それだけで私は満足
しかし初めてのお家デート
これだけでは終わらなかった
〇:なんかしたいことある?
菜:なんでもいい!何してても楽しいもん!
〇:んー、ジェンガでもする?
菜:やる!
〇:めっちゃ久しぶりだな
菜:うちもしばらくやってない!
2人で綺麗に積み上げて
ゲームスタート
〇:いきまーす
菜:はーい!
〇:、、、よし
危なげなく一番下の段の真ん中
菜:無難なところやん!
〇:そういうゲームじゃん
菜:じゃあうちは、、
その上の段の真ん中
しばらく真ん中を抜き取る争いが続く
菜:もう抜けるところないよ〜
〇:降参する?
菜:しない!
なんとか可能性のありそうな所を狙うが
菜:、、あぁ!
無情にも積み上げたジェンガは音を立てて崩れた
ジェンガでも〇〇に勝てない
〇:菜緒の負けだね
菜:先攻はずるいやん!
〇:先攻の方が不利だと思うけどな
菜:、、、
〇:罰ゲームはなににしようかなー
菜:それは聞いてない!!
〇:ジェンガは罰ゲーム付きだよ?
菜:知らんよ!
〇:じゃあ、好きって言って?
菜:なんで!?
〇:罰ゲーム、早く
がっちり手を握られ逃げられない
目を合わせるのも恥ずかしいが
目を逸らして言うのは違う気がした
菜:す、好きっ///
〇:ふふっ、ありがと
菜:恥ずいって//
〇:そしたらお返しに、、
照れて目を逸らした途端
視界に〇〇が入って来て
そのまま顔が近づいてきた
何が起きたのか理解に時間がかかる
ただ唇が触れ合っただけなのに
菜:、、、
〇:、、、
胸の奥から湧き出る温かいもの
この幸せな状態がずっと続けばいいとさえ思ったが
それと同時に
この先の展開にほんの少しだけ怖くなった
〇〇と2人きり
高校生にもなればわかる
"そういう雰囲気"ってやつ
無意識に握っている手に力が入った
〇:、、ごめん、びっくりしたよね
菜:えっと、、、
〇:大丈夫、この先は大人になってからね?
菜:、、そうやね//
顔が爆発するくらい恥ずかしかった
これは〇〇とキスしたからか
私の心を読まれたような気がしたからか
でもちゃんと考えてくれていることは
心の底から嬉しかった
菜:なぁ
〇:ん?
菜:〇〇は照れたりするん?
〇:すると思うよ
菜:なるほどなぁ〜
キスでさえ照れなかった〇〇
この先も勝てる可能性があるのか本人に聞けば
あるらしい
問題は勝ち方
これも探ればヒントが得られるかもしれない
菜:どんな時に照れるん?
〇:うーん、、わかんない
菜:じゃあうちのどんな所が好き?
〇:全部かな
菜:やっぱりずるい//
私の彼氏は
やっぱり強い
to be continued