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朝起きたら、この世から僕の存在が消えてました1

全体公開 1 1 1
2023-03-03 21:59:49

かとし

〇:、、、え

ある朝目を覚ますと

目の前ですやすや眠っている美しい女性

〇:この人たしか、、

以前テレビで見かけたことがある

有名なアイドル、加藤史帆さんだ

〇:ツンツン

夢の中でも、こんな幸せな夢を見れることはそうそうない

少しでも楽しんでおくべき

眠っている彼女の頬はなんとも表現しがたい柔らかさ

ムニムニという擬音がピッタリだ

史:ん〜

まだ起きる様子はなく

寝返りをうってこちらへ近づいてきた

かと思いきや、そのまま抱き枕代わりにされる

史:ギューッ

〇:くっ、苦しい

あまりの抱擁力の強さに声が漏れた

〇:ん?

その時に感じた違和感

夢なら痛みや苦しみを感じれば目が覚めるとよく聞く

僕は今、明らかに苦しみを感じた

それでも目の前の美女の姿は消えず

抱きつかれている感触もしっかりとある

〇:これって、、

自分の頬を抓り、夢か現実か検証

結果は現実というなんとも言えないものとなった

とりあえず、スマホを探す

が、ここは知らないところ

僕のスマホは見あたるはずがない

〇:、、、あのー

何をしていいかわからなくなり

おそらくこの家の家主であろう加藤史帆さんを起こす

声をかけてから気づいたが

この状況、犯罪じゃね?

史:ん〜?

〇:(離れなきゃっ!)

ガシッ

拘束された体は身動きが取れない

史:、、だぁれ?

〇:えっと、、とりあえず離してもらっていいですか?

史:ん〜、やだっ!

〇:ちょっ、

ニコニコ顔が目の前に

この人は今知らない人を思いっきり抱きしめてます

頭おかしいんですか?

史:うん!満足!

〇:はぁ

史:で、君だれ〜?

〇:、、〇〇です、19歳です

史:ふ〜ん、なんでいるの〜?

〇:、、起きたらここにいました

史:へぇ〜、あ、ご飯食べる?

〇:疑わないんですか?

こんなこと言うやつ、疑わないのがおかしい

嘘はついていないけど

信じられても腑に落ちない

史:嘘ついてなさそうだし、信じるよ〜

〇:、、、ありがとうございます

心配に思ったが

それよりも感謝の気持ちが大きかった

史:パンしかないけどいい?

〇:はい、わざわざすみません

大きめのソファに2人並んで腰掛ける

〇:いただきます

史:どうぞ〜

テレビを眺めながら、口だけを動かす

史:としちゃんのこと知ってる?

〇:なんとなくは、アイドルの方ですよね

史:そうそう、〇〇は大学生?

〇:はい、もしよろしければパソコンお借りしてもいいですか?

史:ん?いいけど何に使うの?

〇:大学のサイトから今日の授業だけ確認したくて

史:まじめだね〜

微笑みながらノートパソコンを貸してくれた

〇:、、、あれ?

ユーザーIDとパスワード

何度も打ち込み既に暗記している

にも関わらず、ログインすることができない

〇:おかしいなぁ

史:どうしたの〜?

〇:ログインできないんです

史:間違ってるんじゃない?

〇:そんなはずないんですけど、、

ユーザーIDとパスワードが書かれた紙

僕の部屋の棚の中に入っている

〇:電話もお借りしていいですか?

史:スマホでいい?

〇:はい

史帆さんのスマホをお借りして

母さんの携帯に電話をかける

母:もしもし?

〇:母さん、〇〇だけど

母:〇〇?

〇:僕の部屋の、、

母:あの、電話番号合ってますか?

〇:えっ

たしかにいつも聞き慣れた母の声

電話番号も間違っていない

母:うちに子供はいません、では失礼します

〇:ちょっと、、

プツッ

どうなってるんだ

大学のアカウントは使えない

母には子供がいないと言われた

これじゃまるで

僕の存在が消えてしまったみたいだ

史:すごい顔してるね〜笑

そりゃそうだ

こんな状況で普通の顔でいれる人はいない

〇:僕はどうすれば、、

史:帰る場所ないの?

〇:はい、、僕に居場所はありません

史:じゃあ、ここに住みなよ〜

〇:、、、えっ?

この言葉は救いの言葉

僕を助けてくれている

それでも引っかかることがあった

〇:でも、史帆さんアイドルですよね?

史:そうだよ〜

〇:男の人と暮らすなんて絶対ダメじゃないですか!

史:大丈夫だよ〜、〇〇はとしちゃんの弟だから!

〇:弟?

史:居場所がないなら、ここが〇〇の居場所だよ〜

へにょへにょした言葉

そんな言葉が胸に突き刺さる

温かいだけでなく

優しくて落ち着く

先程の絶望感が一気に消えていく

史:今日から加藤〇〇!

〇:、、いいんですか?

史:うん!としちゃんも弟欲しかったから♪

笑顔でパンを食べている史帆さんがぼやけていく

目から熱いものが溢れ出していた

史:泣かないの〜!

〇:うぅ、、ありがどゔ

なぜだろう

小一時間前に会ったばかりなのに

お姉ちゃんという存在として認識することに違和感がない

史:ねぇねぇ

〇:はい?

史:お姉ちゃんって読んでみて♪

〇:、、お姉ちゃん

史:史帆姉は?

〇:史帆姉

史:ん〜、悩むね〜♪

呼び方

これから一緒に生活する上では確かに大切だ

史:じゃあ、史帆姉で決まり!あとこれからは敬語なしね〜

〇:、、わかったよ、史帆姉

史:えらいね〜♪

〇:そんなに子供じゃないんだけどな、、

こうしてアイドルの弟になった〇〇

これからの2人はどのような生活を送っていくのか

to be continued


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@PCPknrjJUMy85wr
絶望の中に落ちた一筋の光が史帆さんかあ
〇〇の物語はどうなって行くかな?
2024-02-27 06:40:29

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