@pandanokurage
史:そんなに食べられないにょ〜♪
〇:、、、寝言ハッキリすぎでしょ
目を覚ますと
もはや僕の定位置と言っていいだろう
史帆姉の腕の中
可愛い寝言が今日のアラームだった
〇:史帆姉
史:、、、
〇:何食べてるの?
史:、、としちゃんの唐揚げっ!!
〇:唐揚げだったんだ
史:夢かぁ〜
夢と現実の区別がついていない
寝起きあるあるだ
〇:おはよ
史:おはよぉ〜
〇:唐揚げの夢見たんだね
史:そう、いっぱい食べたんだぁ〜
〇:幸せな夢だ
なんて平和な朝だ
起きてベッドでゴロゴロしながら夢の話
史:今日もいい匂い、、
〇:あんまり嗅がないで
史:〇〇の匂い、落ち着くんだよね〜
頭、首元、二の腕、色々なところの匂いを嗅いでくる
史帆姉は控えめに言って匂いフェチ
大袈裟に言えば犬
いつでもどこでも、どんなものでも匂いを嗅ぎたがる
〇:史帆姉もいい匂いだよ?
史:やったぁ〜♪
ギューっと抱きしめられれば
その匂いがより強く香る
抱きしめられる苦しさと史帆姉の匂いに包まれる安心感
僕には拒むことができなかった
史:お腹すいたよ〜
〇:唐揚げ食べたんでしょ?
史:バカにしないの!
〇:うそうそ、朝ごはん食べに行こ?
史:おんぶして〜
〇:ソファまでね
ベッドから降りて屈むと
史帆姉が体を預けてくる
同時に綺麗な髪の毛が上から垂れてきた
なんで同じシャンプーを使ってるのに
こんなに匂いが強いんだろう
〇:着きましたよ
史:ありがと〜
〇:パンでいいの?
史:パンにしよ〜
常備してある朝食用のバターロール
最近はもぐもぐしてる史帆姉を見るのにハマっている
〇:なんかさ、赤ちゃんみたい
史:なんれ〜?
〇:わかんない、可愛いからじゃない?
史:うれひいな〜♪
クシャッとした笑顔
なによりもこの表情が好き
〇:よし、掃除機かけるよー
史:としちゃんもやる〜
〇:やってくれるの?
史:掃除機はやらないよ?
〇:なにやるのさ
史:〇〇にくっついてるだけ〜!
たしかに掃除機をかけるのに手伝いはいらない
ただくっつかれると動きづらいのも事実
そしてそれを断ろうと思わなかったのも事実だ
〇:、、、
史:ん〜♪
後ろから抱きつかれ密着した状態
右足を出せば史帆姉も右足を出してほぼ同じ動きをする
機械音が部屋中に響き渡る中で
微かに聞こえるご機嫌そうな声
そして肩甲骨あたりに顔を擦り付けられているような感覚がある
〇:史帆姉?
史:へにゃっ!
〇:あ、ごめん
史:もう!せっかく匂い嗅いでたのに!
振り向くと、史帆姉の顔を肩で押してしまったようだ
〇:落ち着くのはわかるけど、変態じゃない?
史:としちゃんが変態って言いたいの!?
〇:まあ、、そうだね
史:もう怒っちゃったもんね〜
〇:怒ったらどうするの?
史:ずっと匂い嗅ぐ〜!
〇:結局ね、、
掃除機をかけていた20分間
史帆姉が僕の背中から離れることはなかった
〇:次は洗濯物畳む
史:洗濯ものいいよね〜
〇:なんで?
史:洗いたてはいい匂い!
〇:それはわかるかも
史:畳んだらとしちゃんがしまってあげる!
〇:ありがとー
一着一着、畳んで渡して
受け取った史帆姉は一つ一つ匂いチェック
史:〇〇〜
〇:ん?
史:としちゃんは飽きたのだぁ〜
〇:せっかくの休みなんだし、好きなことしてていいんだよ?
史じゃあとしちゃんのお願い聞いてくれる!?
〇:、、、できることであれば
史:ソファに座ってて!
〇:座るだけ?
史:うん、それだけだよ〜
〇:全然いいよ
スマホ片手にソファへ
ちょっとニヤニヤしながらこっちを見てる史帆姉が怖い
史:いい?
〇:なにが?
史:いいかなぁ
〇:え、怖いんだけど
史:いいよねぇ〜
〇:、、うん
史:どこにしようかな〜
舐め回すように見られるとはこのことか
なんの害も与えられていないのに
軽く鳥肌が立つ
史:やっぱり首元だよねぇ〜
〇:首?
史:動かないでねぇ〜
どんどん近づいてくる史帆姉の顔
何をされるか
ギュッと目を瞑れば
史:クンクン
〇:えっ
史:いい匂い〜♪
〇:なんか嫌だなぁ
首元の匂いを嗅ぎまくっていた
史:場所によって違うのかなぁ!
〇:一緒だよ
史:全部嗅ぐから動かないでね〜♪
〇:勘弁して、、
匂いフェチアイドルの休日は
ちょっと大変だ
end