おみく
@pandanokurage
ある日の放課後
帰ろうと玄関に向かっている最中
階段の踊り場でクラスメイトが話しているのを聞いてしまった
男1:あのさ、金村さんっているじゃん
男2:あー、あの大人しい子ね
男1:そうそう、金村さん結構〇〇と絡んでること多くない?
男2:たしかに、普段は一人でいること多いのにな
男1:てことは金村さんも陰キャだったりしてな笑
男2:それは、ありえる笑
僕が一番恐れていた事態が起きていた
それは美玖が僕と同じような人だと思われること
その会話を聞いた僕は咄嗟に彼らの前に出ていた
男1:あ、〇〇
〇:、、美玖は僕とは違う
男2:え?
〇:勝手に美玖を悪く言うなよ
男1:いや、お前と異様に仲良いし、普段一人とか絶対陰キャじゃん
男2:そんなん確定演出だろ笑
ケラケラと笑う二人に
〇:何も知らないくせに決めつけんなよ
そう言ってその場を去ることにした
帰り道、考えたくなくても先程のことを考えてしまう
そもそも美玖があんなふうに思われたのは僕と仲良くしていたから
僕が暗い性格を演じていたから
どう考えても僕のせいだ
この問題を解決するにはどうしたらいいか
ひとつの答えに辿り着いた
翌朝
美:〇〇!おはよう!
いつも通り登校中に美玖が声をかけてくる
〇:、、、おはよ
美:いつもより元気ないけど、なんかあった?
〇:いや、、あのさ
美:なになに?
〇:もう僕に話しかけないでほしい
美:えっ?
目を点にしている美玖
〇:じゃあ、そういう事だから
そのまま美玖を置いて先に教室に行こうとすると
美:待ってよ!いきなりなんで?
美玖に昨日のことを伝えるわけにはいかない
〇:、、、うざいんだよね
美:えっ?
〇:僕、一人でいたいのに話しかてくるのうざいから
そう言い放ち、足早に教室へ向かった
美:、、、
静かに涙を流す彼女に気づかずに
美玖はチャイムギリギリに教室に来た
暗い雰囲気が漂っている
朝の件があったので、一日中美玖から話しかけてくることはなかった
正直、自分でも思っていないことを口にするのは苦しい
ましてや、暴言を吐いたのだから
ただそれ以上にダメージが大きいのは美玖だろう
もう美玖とは以前のようにはなれない
当たり前のことを思いながらも
美玖のことが頭から離れないのだった
to be continued