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上司の河田さんは色気を勉強中です3

全体公開 1 5 1
2023-03-03 22:17:32

ひなちゃん

プレゼン当日

陽:〇〇くん、、が、がんばろ〜、、

〇:緊張しすぎですって

本番まであと3時間

資料も時間をかけてしっかり作った

説明する時に話す言葉も全部コピーした

あとはスライドを見ながらそれを発表するだけ

陽:陽菜ね、こういう発表って成功したことなくて、、

不安に駆られた表情

その表情は今までの失敗を思い返しているようだ

陽:ちゃんと頭の中ではわかってるのに、人前に出たら頭が真っ白になって

緊張しやすい人なら誰にでもあること

〇:緊張するのは陽菜さんだけじゃないですよ

陽:〇〇くんも緊張してるの?

〇:当たり前じゃないですか

社内でのプレゼンは経験済みだが

他社に向けてのプレゼンは初めて

陽:陽菜とお揃いだね〜♪

〇:、、そうですね

さてはもう緊張してないのか?

不安の表情はなくなり

いつもの笑顔に溢れた陽菜さんに

〇:残りの時間なにします?

陽:最終確認!

そこら辺はしっかりしている

最後に発表を一通りやってみる

その時間はおよそ20分

〇:大丈夫そうですね

陽:うん!今日は上手くいきそう!!

自信に満ち溢れ、失敗の予感すらしない

そんなオーラを纏っていた陽菜さんだが

本番1時間前になると

陽:た、助けて〜

〇:どうしました?

陽:手の震えが止まらないの、、

櫛で髪をとかしていた陽菜さん

その櫛は見るからに震えており

手鏡を持つ反対の手もガタガタだった

〇:貸してください

陽菜さんの手から櫛を奪い

綺麗な黒髪に通していく

〇:やっぱり緊張しますよね

陽:、、うん

〇:でも20分頑張れば、終わるんですよ?

陽:20分、、

〇:それまではリラックスして待ちましょ

陽:、、そうだね!

陽菜さんに櫛を返却して

隣の席に座る

陽:一つだけお願いしてもいい?

〇:はい、いいですよ

陽:手、、握ってほしいな//

顔を少し赤らめ

遠慮気味に手を差し出してくるその姿は

僕の鼓動を高めるには十分すぎるものだった

〇:、、冷たいですね

緊張から温かさを失った手

陽:〇〇くんの手、温かい//

僕の体温を吸収し

その体温は陽菜さんの頬に行っているように見える

手を重ねたまま、その時を待つ

〇:陽菜さん

陽:うん、行こっか!

いよいよ訪れた本番

会場に向かう陽菜さんに迷いの表情はなく

陽:失礼します!

〇:失礼します

自信に満ちたその姿は

頼りがいのある先輩だと誇示するようだった

本番の20分は

普段より過ぎるのが早かったようで

陽:大成功だぁ〜!!

〇:上手くいきましたね

嬉しさのあまり、軽く泣きそうになっている陽菜さん

陽:〇〇くん、ありがとう!

〇:僕はなにもしてませんよ

陽:〇〇くんと一緒じゃなかったら成功してなかったもん!

〇:僕も、陽菜さんとできてよかったです

陽:うぅ、、

〇:あー、泣かないでください!

陽:、、ないでないがら!

嘘にも程があるほど、涙が流れている

〇:そうだ、今日ご飯連れていってくださいよ

陽:うん!祝勝会だね〜!!

その言葉にテンションは一気に変わり

笑顔いっぱいの陽菜さんに戻った


18:00

前回、ご飯に行った時に学んだ

陽菜さんにお酒は飲ませられない

ということで近くのファミレスで祝勝会をすることに

陽:早くコップ持って!!

〇:わかりましたから、少し声抑えてください

周りの目を気にせずにいつもの声量

陽:じゃあ、かんぱ〜い!!!

結局、この一声は店内に響きわたり

たくさんのお客さんから視線を集めた

陽:おいしい〜♪

何を食べても笑顔になる

やっぱり陽菜さんにお酒はいらない

いい意味でファミレスが似合っているから

陽:最近ね!また色気を身に付けたんだ!

〇:まだやってたんですか?

陽:資料作ってる時もやってたじゃん!!

今思い返せば、毎日何かしらやっていた

〇:それで、何を身につけたんですか?

陽:いくよ!

その掛け声とともに

テーブルに両肘をつき、手に顎を乗せて上目遣いでこちらを見つめた

つぶらな瞳がこちらを捉えているが

〇:可愛いですね

陽:えへへへっ///

〇:色気はないですけど

陽:え〜!

残念そうにオムライスを一口

陽:ん〜、、

次のネタを考えているのか

眉を八の字にしている

陽:あ!もう1個やっていい!?

〇:いいですけど、、

今度は横を向き

髪を後ろで結んだ

陽:どう?

〇:ん?何がですか?

陽:うなじだよ!!

たしかにうなじははっきり見える

〇:やりたいことはわかりますけど、それは色気のある人がやるから意味があるんですよ

陽:陽菜に色気がないって言いたいの!?

〇:そうですよ

陽:、、なんでだろ〜

疑問に思えるのが、僕の疑問

〇:そもそもなんで色気が欲しいんですか?

陽:、、、好きな人がいるから//

〇:えっ、、

その人のために色気を

陽菜さんの言葉で

胸にぽっかりと穴が空いたような気分

陽:陽菜に色気はないほうがいい?

〇:僕はそう思いますよ、好きな人がどう思っているかはわかりません

少し棘のあるような言い方

やっぱり僕は陽菜さんに想いを寄せていたらしい

陽:そっか!

そんな僕の気持ちは露知らず

再び美味しそうにオムライスを一口頬張った

to be continued


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プレゼンは大成功した様だし、今度は告白かな?
2024-09-11 06:10:14

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