ひなちゃん
@pandanokurage
〇:あぁ、さみぃ
寒さのピークが過ぎつつある2月下旬
僕、工藤〇〇は受験に向けてのラストスパートに入っていた
〇:今日も朝から夜まで予備校にこもってたなー
寒空の中を歩いていると、
女:いやっ!
男:だまれ!人が来たらどうすんだ!
路地裏から揉めているような声がする
〇:物騒だな、どうしたんだ?
声のする方に向かい、路地裏を覗くと
女:来ないでください!!
男:切りつけたりしないから、大人しくついてこい!
男の手にはナイフが握られていた
〇:おい!やめろ!!
僕はそう叫び男に掴みかかった
男:誰だ!お前!
男と取っ組み合いになる
〇:早く逃げて!
女性にそう声をかけた時
、、、グサッ
腹部に激しい痛みが走った
〇:ウッ
自分の腹部にナイフが刺さっていた
男:やべっ、、タッタッタッ
男はそれを見た途端、走り去ってしまった
女:大丈夫ですか!?誰かいませんか!!
〇:大丈、、夫
そう言ってから僕は気を失った
気がつくと真っ白な天井が目に入った
〇:ここは、、、
母:〇〇!!
〇:、、母さん?
母:良かった、、、
涙を流している母親が目に入る
医:目を覚ましましたね
タイミングよく主治医が入ってくる
〇:僕は、、、
医:〇〇さん、あなたは腹部を刃物で刺され病院に運ばれてきました
〇:そうだ、気を失ったんだ
医:手術は成功しましたが、出血量が酷く、5日間眠っていましたよ
〇:5日間も!?
部屋にあるカレンダーを見ると、3月になっていた
〇:てことは、大学入試は、、、
母:、、もう終わってるわよ
〇:そっか、、、ごめん母さん
母:謝らなくていいのよ!
僕は人より頭が良かった
全国模試では常に総合トップに入っているレベルで
大学も有名なT大を受ける予定だった
〇:僕はこの先、、、
そう言いかけた時、部屋に一人の男性と見覚えのある女性が入ってきた
男:失礼します、私、ソニー・ミュージックエンタテインメントの今野と申します
〇:初めまして、工藤〇〇です
女:河田陽菜です
〇:河田さん、お怪我はなかったですか?
陽:はい、お陰様で
今:まず、今回の件について河田を助けていただき本当にありがとうございました
陽:ありがとうございました
2人して深く頭を下げる
〇:いえ、当たり前のことをしただけですから
今:〇〇さんがお目覚めになる前にお母様とお話をさせていただいたのですが、今回の件で大学を受けられなかったとお聞きしました
〇:まあ、そうですね、、、
今:そこでなんですが、卒業後はうちで働きませんか?
〇:えっ?
予想外の言葉に困惑してしまう
今:償いという訳ではありませんが、〇〇さんの進路が決まっていなければどうでしょうか
〇:ちなみにお仕事の内容は、、、
今:アイドルのマネージャーです
〇:えぇ!!
その後詳しい話を聞くと
僕はアイドルに興味がなかったため知らなかったが、河田さんはすごいアイドルグループの一員らしい
今:、、、という訳でうちで働きませんか?
〇:(何もしないまま親に迷惑をかける訳には行かないよな)
〇:ぜひお願いします
その返答に母親も安心したのか微笑んでいた
今:では、こちらが日向坂46のメンバーの一覧です
時間がある時にでも眺めておいてください
〇:わかりました
そう言い、メンバー全員のプロフィールを受け取る
今:それでは失礼します
陽:失礼します
2人が病室を後にする
〇:マネージャー、か、、、
これからの仕事が不安な反面楽しみな〇〇だった
to be continued