ひなちゃん
@pandanokurage
河田さんとお出かけの日
待ち合わせの駅に着いて約30分、約束の時間を15分過ぎても彼女は来なかった
〇:(寝坊かな?)
河田さんに連絡しようとした、その時
陽:〇〇さぁん
目の前には、帽子とマスクにサングラスをかけた河田さんが現れた
〇:おっ、おはようございます
陽:おはようございます!
元気な声で挨拶する彼女だが、マスクとサングラスで表情が読み取れない
〇:それは、変装ですか?
陽:そうです!
〇:サングラスは外してもいいんじゃないですか?
陽:だめなんです!!
河田さん曰く、今野さんにしっかり変装することを条件にお出かけが許されたらしい
〇:じゃあ行きましょうか
陽:はい!
そう言って歩き出した彼女は目の前の段差につまずく
〇:やっぱりサングラスは、、、
陽:スッ、、、行きましょう!
サングラスをそっと外し、何事も無かったかのように再び歩き出す
朝ごはんを食べていなかった僕達は、早めの昼食をとる事に
陽:おいしぃ〜
食事をする河田さんは、とても幸せそうな顔をしていた
陽:では、お会計してきますね!
〇:いやっ、僕が払いますよ
陽:だめです!私が年上なので!
伝票を離そうとしない彼女
〇:でも、こういうのは男が、、、
陽:じゃあ、私が払う代わりに一つお願いを聞いてください!
〇:、、、わかりました
陽:とりあえず、お会計してきます!
そう言ってご機嫌にレジに向かっていった
店を出ると
〇:ごちそうさまでした
陽:いえいえ、それでお願いなんですけど、
〇:なんですか?
陽:私のこと、下の名前で呼んでください!
〇:、、陽菜さん?
陽:さん付けなしで!!
〇:それは無理ですよ、陽菜さんは『年上』なので
あえて年上を強調してそう言うと、彼女はぷく顔でこちらを睨んでいる
〇:、、、慣れてきたら、呼び捨てにするかもしれません
その一言で河田さんは満面の笑みになった
〇:(年下感すごい)
その後は、雑貨屋さんや服屋さんを見て回る
雑貨屋さんから出てきた陽菜は
陽:〇〇さん、これあげます!
彼女の手のひらにはパンダのキーホルダーがのっていた
〇:ありがとうございます、、、大事にしますね
陽:はい!私とおそろいですよ!!
そう言って同じものを見せてくる
嬉しそうな彼女を見ていると、自然と笑顔になっていた
帰り道、陽菜をお家まで送る
陽:今日はありがとうございました!
〇:僕のほうこそ、とても楽しかったです
陽:では、また明日!
〇:はい
パンダのキーホルダーをつけた彼女はマンションに入っていった
翌日、レッスン室にて
金:陽菜、そのキーホルダーかわいい!
陽:いいでしょ!〇〇さんとおそろいなんだ〜
金:そうなんですか!?
ものすごい勢いでこちらに来た金村さん
〇:陽菜さんに貰ったんです
金:下の名前で呼んでる!!
さらに驚く
陽:仲良しだからね!
金:本当ですか?
〇:うん、仲良しだね
嬉しそうな陽菜と驚いて口が空きっぱなしの金村さんだった
to be continued