ひよたん
@pandanokurage
夏祭りから1ヶ月
僕はある大きな決断をした
それはひよりに想いを伝えるということ
そのためにまずはある場所に誘うことに
〇:ひよりー
ひ:なにー?
〇:今度の土曜日って暇?
ひ:うん、暇だよー
〇:一緒に遊園地行かない?
ひ:遊園地!行こ!
第一段階突破
もちろん遊園地に行くからには、観覧車で告白しようと思う
遊園地に行く日までは毎日緊張していた
ついに本番当日
着ていく服も入念に選び、しっかりと髪をセットして家を出る
今回はバス一本で行けるのでバス停で待ち合わせ
ひ:おはよーー!
今日はひよりが先にいた
〇:ごめん、待った?
ひ:全然!ひよたんも今来たばっかなんだー
〇:よかったー
ひ:また、楽しみで眠れなかったよ!
〇:、、、僕も眠れなかった
もちろん緊張でね
バスに乗り込むと
ひ:なんで遊園地に誘ってくれたの?
〇:それは、、またひよりとお出かけしたかったから//
ひ:ひよたんも行きたかったんだ//
嬉しそうにしているひよりを見て
出だしは順調だと感じる
〇:着いたら何乗る?
ひ:メリーゴーランド!!
〇:、、、おぉ
相変わらず同い年とは思えない回答だ
〇:ジェットコースターとかは得意?
ひ:うん!好きだよ!
ちなみに僕は苦手です
でもかっこ悪いところを見せるわけにはいかない
〇:いっぱい乗れるといいね
ひ:そうだね!
ところが、遊園地に着くと
〇:人多すぎて、並ぶのに時間かかりそうだね
ひ:ほんとだ、ちょっと残念
わかりやすく肩を落とすひより
〇:ほら!早く並ばないと!
ひ:たしかに!メリーゴーランド行こう!!
すぐにテンションが上がりメリーゴーランドに走っていく
幸い、メリーゴーランドは人が少なくすぐに乗れた
ひ:たのしーー!!
〇:っ//
メリーゴーランドを満喫するひより
それに対して僕は少し恥ずかしさを感じた
続いてジェットコースター
こちらは列が長く、待ち時間が相当長かった
ひ:やっと乗れるぅ!!
わくわくを隠しきれていないひよりと
〇:、、、そうだね
不安で満ち溢れた〇〇
ひ:〇〇大丈夫?
〇:なっ、なにが?
ひ:こわくない?
〇:全然こわくないよ
本当は手が震え始めてます
いよいよジェットコースターに乗り込み、坂を登り始める
ひ:いやぁぁぁ!!
テンションMAXで奇声をあげるひより
〇:、、、
もう何も考えることが出来ない
正直この時からの記憶がない
気づいた頃にはスタート地点に戻ってきていた
ひ:楽しかったね!!
〇:あっ、うん!
最後は観覧車
ジェットコースターよりは列が短いがやはり人気があるため時間はかかる
ひ:観覧車なんて久しぶりだなー
〇:、、、そうだね
この時、緊張で全然話が頭に入ってこない
ついに僕たちの番が
〇:ふぅ
ゴンドラに乗ると、ゆっくりと上昇していく
約四分の一ほど進んだところで僕から話を切り出す
〇:今日は楽しかった?
ひ:うん!来てよかった!!
〇:良かった、、、あのさ、伝えたいことがあるんだけど
ひ:伝えたいこと?
〇:僕さ、ひよりのことが好きなんだ
ひ:えっ?
〇:だから、付き合ってくれませんか
人生で一番心臓がうるさい
ひ:よろしくお願いします//
〇:まじで!
ひ:ひよたんも〇〇好きだから//
〇:やった//
無意識に小さくガッツポーズをしてしまう
ひ:ヒヒッ、ンフフッ
突然ひよりが笑いだした
〇:なんで笑ってんのさ
その笑顔につられて僕も笑顔になる
ひ:ひよたんもわからないアハハッ
謎のタイミングでゲラが発動したようだ
観覧車の後半の半周はひよりの笑い声で終わった
帰りのバス停へ向かっている途中
ギュッ
ひよりから手を繋いできた
〇:なんか照れるね//
ひ:ひよたんは恥ずかしくないよ//
〇:顔真っ赤だけどね笑
ひ:〇〇もね//
なんと初々しいカップルだ
ひ:フフフッ、アハハハッ
またまたゲラが発動してしまったようだ
〇:フフッ
それにつられて僕も笑みがこぼれる
そんなひよりと今まで過ごしてきて気づいたことがある
言うまでもないとは思うが、僕の彼女は
不思議な子だ
end