なのちゃん
@pandanokurage
今日は太陽が不機嫌
厚い雲に隠れて顔を出そうとしない
そして灰色の雲からはいくつもの雨粒が
〇:雨かぁ
雨は好きじゃない、嫌いでもなかった
でも今日からは雨が嫌いだ
〇:ん?
枕元に置いてあったスマホが鳴り
〇:もしもし
ひ:〇〇、どうして雨は降るの?
開口一番に質問
〇:、、水蒸気が空に昇って冷えて雨になるからだよ
いざ説明しろと言われると難しい
ひ:じゃあなんで"今日"なの?
〇:それは、、、きっと神様が意地悪したんだよ
ひ:神様、、
これは持論だが
神を出せばそれ以上の答えはない
ひ:今日のデートは中止?
〇:まあ、そうだね
ひ:悔しい、、
〇:悔しい?
ひ:せっかく楽しみにしてたのに、でも神様には勝てないから
こんな時でも神を敬う心
ピュアの塊だ
〇:少しだけ、反抗してみる?
ひ:えっ?
僕が思いついた神への反抗
神様がデートを中止させようとするなら
無理やりデートをすることこそが反抗
単純だけどね
雨音だけが聞こえる静かな住宅街
歩いてひなのを家まで迎えに行く
ひ:行ってきます
〇:おはよー
ひ:おはよう
〇:傘入りな?
ひ:、、ありがとう
微笑むひなのを傘に入れて
来た道をそのまま歩く
ひ:〇〇の家、楽しみ
〇:ほんとに何にもないよ?
ひ:入ったことないところは興味でいっぱいなの
〇:聞いてるのかな、、
雨が降っているならお家デート
これが神様への反抗だ
ひ:お邪魔します
〇:どうぞー
きちんと靴を揃えて後を着いてくるひなの
〇:ここが僕の部屋
ひ:こ、ここが〇〇の、、
〇:普通の部屋でしょ?
ひ:なんか幸せな匂いがする♪
〇:、、どうも
匂いに反応されるとは思っていなかった
ひ:特にこの、、ベッド!
ボフッという音と共に
ひなのの身体はベッドに預けられた
ひ:なんの柔軟剤使ってるの?
〇:知らないよ
ひ:この枕どこで買ったの?
〇:結構前だからわかんない
ひ:シーツは?
〇:僕買ってないから、、
ひなのの癖
質問攻め
気になったことはなんでも聞きまくる
ひ:あっ、その置物可愛い
〇:いる?
ひ:いいの?
〇:いいよ
ひ:ありがとう!
季節外れの雪だるまの置物
1つインテリアが減ってスッキリした
ひ:これ、小さい時の〇〇?
〇:うん、恥ずかしいなぁ
ひ:いいなぁ、、
〇:えっ?
ひ:、、、
つぶらな瞳で僕と昔の僕を交互に見ている
〇:さすがにあげないけど
ひ:そうだよね
諦めは良いようで
ひ:この時計いいなぁ
〇:物取りに来たのか、、
この後も様々なものを狙われた
久しぶりにテンションの高いひなのを見れたが
お昼ご飯を一緒に食べて少しすると
ひ:スー、スー
心地よい寝息を立てていた
赤ちゃんのようなほっぺに
モデル並みのまつ毛の長さ
その寝顔はまさに
「天使」という名にふさわしいものだった
to be continued