なのちゃん
@pandanokurage
昼休み、屋上にて
〇:ひなののお母さん料理得意なの?
ひ:なんで?
〇:お弁当すごい綺麗だからさ
ひなのの持つお弁当
どのおかずも美味しそうに見えた
ひ:これは私が作ってるの
〇:ほんとに!?
ひ:うん、毎日ではないけど
学生のお弁当なんて
母親が作るのが当たり前
その固定概念はひなのによって壊された
〇:、、食べてみたい
ひ:どうして食べたいの?
〇:そりゃ、めちゃくちゃ美味しそうだし
ひ:うん
〇:好きな人が作ったお弁当って食べてみたいじゃん?
ひ:、、、
まじまじと自分のお弁当を見つめている
そのまま卵焼きを箸でつかみ
ひ:、、パクッ
自分で食べた
〇:だめか、、
ひ:私も食べたい
〇:えっ?
ひ:好きな人が作ったお弁当//
僕の気持ちを理解してくれた様子
〇:じゃあ、明日作ってくる?
ひ:うん、お互い作って食べよう
もちろんひなののお弁当を食べられるのはこの上なく嬉しい
ただ僕は自分で弁当を作ったことがない
料理自体そんなに得意じゃないからだ
〇:何作ろっかなー
冷蔵庫の中身とスマホのレシピ
見比べて作れそうなもが1つ
メニューを決定し
翌日の早起きに備え
いつもより少し早い時間に寝床についた
〇:ふぁ〜
ひ:今日はずっと眠そうだね
〇:早起きはこんなに辛いのか、、
いよいよ楽しみにしていたお昼の時間
それでも覚めない眠気が
早起きの重みを表している
ひ:はい、これお弁当
〇:、、、はい
自分の弁当の完成度を知っているからこそ
ひなのに手渡すのを少し躊躇った
ひ:開けていい?
〇:どうぞ、、
なんの疑いもなく蓋を開けたひなの
ひ:、、オムライス?
〇:そう、初めて作ったから上手く出来なかった
かろうじて何かはわかるレベル
ぐちゃぐちゃという言葉がピッタリの見た目
〇:やっぱりお弁当交換はまた今度に、、
ひ:パクッ
〇:あっ
そんな見た目でも迷いなく口に運んだ
ひ:ん、おいしい!
〇:ほんと?
ひ:自分で食べた?
〇:いや、、
ひ:はい、食べてみて?
〇:、、、パクッ
食べるか悩んだ理由は
不味そうな見た目?
はたまた、彼女との関節キス?
〇:あれ?意外といける?
ひ:ほんとにおいしいよ///
〇:、、ありがと
時間差で気づいて照れるのはずるい
今度は1番のお楽しみ、ひなのが作ったお弁当
中身は昨日よりも少し豪華な感じがした
〇:いただきます!
ひ:どうぞ〜
ミニハンバーグから一口
〇:うまっ、、
予想よりも本格的な味に度肝を抜かれた
ひ:、、好きな人に食べて貰えるの嬉しい//
〇:幸せだ、、
おいしいお弁当を食べられて
ひなのの嬉しそうな顔を見れて
全てが幸せという感情に支配された
ひ:また今度作ってあげるね?
〇:やった!!
新たな約束と共に
お弁当交換会は大成功で幕を閉じた
to be continued