なのちゃん
@pandanokurage
今日は1日つまらない
ひなのが風邪で熱を出し
学校を休んでいた
授業中も窓の外を眺めながら
ひなののことを考える
今頃何しているのか
苦しんでいるならいち早く会いに行きたい
つまらない学校の時間はいつもより長く感じた
学校帰り、急ぎ足でそのままひなのの家に
インターホンを押して出てきたのは
ひ:、、〇〇?
顔を真っ赤にしたひなのだった
〇:大丈夫!?
ひ:ちょっと熱あるだけだから
〇:すぐベッド戻って!
ひ:うん、〇〇も一緒に来て?
よく考えたらひなのの部屋に入るのは初めて
それよりも心配な気持ちが勝って
変に緊張などはしない
〇:熱以外は辛いことない?
ひ:ないよ
〇:そっか、じゃあ冷えピタ替えるね
ひ:んっ、、ありがとう
冷たさに一瞬顔をしかめた
ひ:お見舞い来てくれてありがとう
〇:んーん、僕も会いたかったから
ひ:ふふっ//
布団で顔を隠しながら笑う彼女
〇:学校でも寂しかったよ
ひ:寂しい?
〇:うん、寂しい
ひ:どうして寂しいの?
〇:いつも一緒にいる人がいなかったら寂しいでしょ?
ひ:ん〜、、
物事を論理的に考えがちのひなのには難しいのか
あまり納得のいってなさそうな表情
〇:ちょっと逆の立場で考えてみて
ひ:逆の立場?
〇:もし僕が風邪ひいて学校休んだら
ひ:、、、
ひなのの頭の中で仮想世界が展開される
〇:学校行くのも、お弁当食べるのも、1人だよ
ひ:1人、、
〇:隣の席に僕がいないってこと
ひ:それは、、、寂しい
心做しか表情が暗くなっていく
ひ:休んでごめんね
〇:いやいや!謝ることじゃないよ?
ひ:でも私が休んだから、、
〇:風邪で休むのは悪いことじゃないから!
ひなのほどピュアな人だとそこまでいってしまうのか
〇:夜までにはお母さん帰ってくるでしょ?
ひ:6時に帰ってくる
〇:それまでちゃんと寝ててね?
ひ:うん
長居してもひなのが寝れないだろう
早めに帰ることにした
〇:じゃあ、また明日ね
ひ:、、、
〇:ひなの?
ひ:熱以外にも辛いことあった
〇:えっ、なに?
ひ:私も、〇〇がいなくて寂しかった
自分の気持ちに気づけたひなの
それをこうも正直に伝えられると
このまま帰ることはできない
〇:お母さん帰ってくるまでね
ひ:いいの?
〇:僕も寂しかったから、ちょうどいい
布団の中にあるひなのの手を握り
お話して過ごすことにした
手といい、ベッドの中からは彼女の熱を感じる
風邪をひいた人、特有の潤んだ目
ほんのり赤い頬
少しでもひなのの力になれるよう
握った手は一度も離さなかった
end