なのちゃん
@pandanokurage
ひ:、、、
〇:ひなの?
ひ:苦しい
〇:苦しい!?
放課後、2人で下校中
深刻そうな顔でひなのがそう呟いた
〇:どこが苦しいの!?
ひ:なんか胸が苦しい
〇:落ち着いて!深呼吸して!
ひ:そうじゃなくて
〇:どういうこと!?
ひなのの一大事なのか
それとも嘘をついているのか
ひ:さっき、課題教えてたでしょ?
〇:あー、うん
遡ること数十分前
女子:〇〇くん、この課題終わってる?
〇:うん、終わってるよ
女:ちょっと教えて欲しいところあるんだけど、、
〇:僕でよければ
放課後に後ろの席の女子に声をかけられ
課題を少しだけ教えていた
ひ:、、、
たしかにそれを見ていたひなのはいつもと違う表情だった気がする
ひ:それを見てから苦しくて
〇:なるほどね
ひ:どうして苦しいの?
〇:それは多分ね、"嫉妬"だよ
ひ:嫉妬、、
〇:ひなのは僕のことどう思ってる?
ひ:〇〇のことは好き
平然と答えてくれる彼女
シンプルに嬉しい
〇:好きな人が自分以外の異性と仲良くしてたらどう思う?
ひ:、、悲しくなる
〇:そうそう、それを嫌だと思うのが嫉妬だよ
ひ:私、嫉妬してたんだ、、
その事実を認めたことで
より元気がなくなっていく
〇:でも嫉妬は悪いことじゃないよ?
ひ:そうなの?
〇:僕だってひなのがほかの男子と仲良くしてたら嫉妬するし
ひ:なんで?
〇:ひなののことが大好きだからだよ
ひ:そっか//
自分の気持ちは素直に伝えられても
素直に伝えられることにはまだ慣れていないみたい
〇:これからは嫉妬させないようにするね
ひ:ほかの女子とは仲良くしないってこと?
〇:それは良くないかもしれないから、ひなのともっと仲良くする
ひ:、、もっと
〇:ひなのが1番好きだから
ひ:ありがとう//
想いを伝えることで
少しは嫉妬しなくて済むはず
ひ:はい
〇:ん?
差し出された手をギュッと握る
いつもなら手を繋ぎたがらないひなの
〇:珍しいね
ひ:私も積極的になる、、//
〇:そっか、それは楽しみだなぁ
嫉妬という感情は
カップルにとって大きなもの
この苦しみで愛が深まり
恐らくひなのは恋愛意識が上がった
〇:さっきから気になってたんだけどさ
ひ:なに?
〇:リュックはどうしたの?
いつもあるはずの荷物を背負っていない彼女
ひ:、、、教室に忘れた
〇:取りに戻ろっか
教室までの道のりも
手を離さなかった2人だった
to be continued