おみそしるこんび
@pandanokurage
陽:〇〇、遊ぼー!
〇:勉強してるから無理ー
陽:勉強なんて今はいいから!
〇:今はって、来週から、、、
ドタドタ、、バンッ
明:〇〇!助けてぇ
明里が涙目で部屋に飛び込んでくる
〇:今度はなに
明:ここが分からない!!
陽:なんで明里が勉強してるの!?
〇:だから来週からテストだよ
陽:、、、えぇぇぇ!!
明:うわぁぁぁん!
驚きで叫ぶ陽菜とわからなすぎて泣き始める明里
この二人が僕のお姉ちゃんだ
子供過ぎて妹のほうがしっくりくる
明:おしえでぇぇぇ!!
〇:わかったから!泣かないで
陽:陽菜も教えて!!
〇:なんでだよ
陽:おーーしーーえーーてーーー!!
〇:はぁ、まじでうるさい
近所迷惑になるのを危惧して、三人で勉強することに
勉強道具持った二人がリビングに降りてくる
〇:先に明里に教えるから、陽菜は勉強してて
陽:はーい!
せっせと教科書を開き始める陽菜を横目に
〇:で、どこだっけ?
明:これ!さっき計算したんだけどね、、、
明里が差し出した計算用紙には
同じ計算が10回以上書かれていた
〇:なんで同じ計算してんの?
明:いやぁー、計算ミスだと思って何回もやったんだ!
ドヤ顔でそう言う明里に
〇:使う式違うから意味無いけどね
真実を伝えると
明:えぇぇ?おかしいなぁ?
何度も問題を見直す
〇:これは、こっちの公式だよ
明里の教科書を開き、該当ページを見せてあげる
明:なんだー!こっちかー!
公式を見つけて、嬉しそうに解き始める
やっと自分の勉強に戻れるかと思いきや
陽:〇〇!教えて!
わからないところがあるはずなのに
嬉しそうにそう言ってくる陽菜
〇:どれ?
陽:これなんだけどね、答えあってるけどわからない!!
〇:答え合っててわからない?
陽:うん!
〇:途中式見せて
陽:はい!
見たところ何も間違っているところはない
〇:全部合ってるんだけどなぁ
陽:でも陽菜わからないよ!
まだニコニコしている
その顔を見て一つの疑惑が浮かんだ
〇:陽菜、ほんとにわからない?
陽:うっうんキョロキョロ
わかりやすく視線を泳がす
〇:前にお母さん帰ってきた時、嘘つかないって約束してたよね
陽:あっ、、
今更になるが、僕たちは三人で暮らしている
お父さんが転勤が多いため、お母さんはそれに付き添いとして一緒に日本中を転々としている
たまにしか会えないため、二人はお母さんに怒られそうになると急激に弱くなる
陽:ごめんなさい!!
〇:なんで嘘ついたの?
陽:だって、、構って欲しかったんだもん、、、
明らかに落ち込み始める
こうなるとしばらくは機嫌を直すのが難しくなる
明:うわ!またこれか!、、、くそぉ、、
陽菜が落ち込む中、明里は意味のわからない独り言を言いながら勉強していた
〇:はぁ、、、じゃあ僕に勉強教えてよ
陽:え?
〇:早く教えて、陽菜お姉ちゃん
陽:、、、いいよ!!
思いのほか簡単に機嫌が直った
陽菜は目をキラキラさせながら僕の差し出した問題を見るが
陽:、、あれ?
〇:どうかした?
陽:これってどうやるんだっけ?
高一の内容は忘れていたようだ
〇:、、、やっぱりいいや
陽:えぇ!教えるの!
駄々をこねていた陽菜だったが
結局、それぞれの勉強をすることになる
〇:カキカキ
明:よしっ!できたっ!次はどれだぁ?
陽:スースー
まともに勉強ができないお姉ちゃんだ
to be continued