おみそしるこんび
@pandanokurage
陽:陽菜が行く!!
明:明里が行きたいの!!
お互いバチバチに睨み合っている
滅多にない二人の喧嘩だ
遡ること10分前
〇:ライオンの散歩行けば?
昼ごはんを食べてから、遊べ遊べとうるさいのでそう提案すると
陽:いいじゃん!
明:明里も行きたい!!
〇:二人で行ってきな
一人の時間ができそうだったのだが
陽:じゃあ、陽菜がリード持つ!!
ライオンにリードをつけている陽菜に
明:えぇー、明里が持ちたい!!
陽:ここはお姉ちゃんの陽菜が!
明:お姉ちゃんとか関係ないよー!
陽:むぅ!!
明:むきーっ!!
どちらも譲らない二人
〇:行きと帰りで分ければいいじゃん
陽明:そーゆー事じゃないの!!
〇:、、、どーゆー事だよ
静かにツッコミを入れるも二人はヒートアップしていく
そしてとうとう
陽:もう知らないっ!!
明:明里だって知らないもん!!
二人は自分の部屋に行ってしまった
リビングに残されたのは僕とリードをつけたままのライオン
〇:、、、行くか、ライオン
ラ:ワン!
初めてのお散歩は僕が行くことにした
ラ:♪
散歩に行けてご機嫌なライオンと
家に帰ったら二人が元通りなのを願いながら歩く
〇:マジで頼む
家の前で一礼してから玄関の扉を開ける
、、、、
何も音沙汰がない
まだ二人とも拗ねているようだ
しかし、静かな時間を過ごせるのも事実
〇:宿題やっとこ
僕もライオンを連れて部屋に戻った
とても静かな空間で勉強が捗り、
夕飯を作る時間には終わった
〇:ご飯作るかぁ
ベッドで丸まっているライオンを後に、リビングに降りる
夕飯のオムライスを手際よく作り、ライオンのご飯もセットする
姉二人は部屋から出てこないかと思っていたが、
匂いにつられたのかしっかり降りてきてくれた
陽:いただきます
明:いただきます
〇:、、どうぞ
やはり元気のない二人
最初はいつも通り食べていたが
陽:バクバク
明:ムシャムシャ
いつの間にか二人は早食い競争をしている
陽明:ごちそうさま
同時に食べ終え、お皿も下げずに部屋に直行して行った
心のどこかで寂しさを感じたのは言うまでもない
ここから更に問題が、
河田家は両親が不在のため、家事を分担している
僕は食事の担当をしているが洗濯や掃除などの二人の家事もやらなければいけなくなった
いくら拗ねていても、せめて家事くらいはやってほしいものだ
なんとこんな日々が一週間続いた
家事を全てこなし、宿題もやらなければならないため
どんどん睡眠時間が短くなっていった
〇:んっ、もう朝か
休日だが、二人に朝ごはんを作るために起きる
〇:後で二度寝しよ
ベッドから起き上がると少しフラフラする
拙い足取りでリビングに向かい、ご飯を作ろうとしたが
〇:、、、あれっ、、バタンッ
視界がぼやけ、体の力が抜ける
そこから僕は気を失った
to be continued