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ラジオで実る僕たちの恋

全体公開 3 7 1
2023-03-03 22:51:26

このちゃん

〇:、、また入ってる

朝、学校に行き机の中を確認すると

1枚のハガキが

「昨日の夜ご飯は、餃子!
ラジオネーム、オリーブ降りる」

この訳の分からないハガキの送り主は

好:ニコニコ♪

満足気な顔でこちらを見ている、クラスメイトの松田さん

明るい性格と、太陽のような眩しい笑顔

みんなに人気の松田さんと陰キャの僕

なぜこのようなことが起きているのか

事の発端は数日前

好:〇〇くん!!

〇:ビクッ!なに?

好:もしかしてラジオ好きなん!?

〇:、、うん

周りには言っていないが

僕はラジオが大好きだ

今の時代、ラジオよりも音楽や動画の方が人気だろう

それでも、僕はラジオが好きなのだ

好:このアイコン、うちも知ってるで!

僕のLINEのアイコンは好きなラジオ番組のマークにしている

それに気づいた松田さんが僕に声をかけてきたということだ

これを機に翌日から

〇:ん?なんだ?

机の中にハガキか投函されるようになった

「これからよろしくな!
ラジオネーム、オリーブ降りる」

この独特なラジオネームも、松田さんが実際に送っているものらしい

〇:あの、これ、、

好:これから毎日送ったるな!

〇:、、、

そんな笑顔で言われたら、何も言えません

元々嫌ではないですけど

というわけで、今に至る

好:〇〇く〜ん!

〇:ん?

好:うちのオススメのラジオ、知りたい?

〇:、、、

好:し、り、た、い、や、ろ?

〇:はい

ものすごい圧だ

好:これなんやけど、今日の9時からやから聞いてな!

スマホの画面を向けてそう言った

〇:わかった、聞いてみるね

好:約束やで〜!

こうして松田さんは台風のように去っていく

いくら松田さんと関わりがあっても

所詮はラジオ仲間

ラジオ以外のことは話したことがない

〇:(きっと松田さんは僕のことなんて眼中にないよなぁ)

淡い恋心を抱く〇〇

頭の中は松田さんとラジオのことで埋まったまま

授業を聞き流すのだった

学校も終わり、夜の8時半

約束のラジオを聞くために少し早くから準備する

聞き逃す訳にはいきませんからね

ラジオ:ポーン

やっと始まったかと思いきや、時刻は8時45分

?:古井ひでおの恋愛講座ー!!

たまにある、変わったラジオ番組が流れ始めた

ひでお:さあ、今日もお便りが届いています!

勉強しながら、適当に聞き流そうと思っていたが

ひ:えー、ラジオネーム、オリーブ降りる

〇:は!?

これには反応してしまう

ひ:学校で好きな男子に毎日ハガキを送っているのですが、気づいてもらえません。どうしたら気づいてもらえますか?

〇:学校でハガキを送っている、、

毎朝僕の机の中に入ってるのって、、ハガキだよな?

ひ:んー、手紙じゃなくてハガキを送るあたり、面白いですねー笑

あれって、手紙じゃなくて、、ハガキだよな?

ひ:こんなにアピールして、気づかない方がおかしいのかもしれませんねー

ハガキの内容は変だけど、あれって、、ハガキだよな?

ひ:気づいてもらえるまで送り続けるように!!

色々わからなくなってきてるけど、結局あれは、、ハガキだよな?

このラジオのせいで頭がぐちゃぐちゃだ

冷静になって整理すると、疑問は2つ

1つ目は松田さんが僕以外にハガキを送っているのか

2つ目はこのオリーブ降りるさんは、本当に松田さんなのか

1つ目はすぐにきけるとして、2つ目はききづらい

なぜなら、僕がこのラジオを聞いたことがバレるから

もし仮に、1つ目の質問で僕だけだった場合

尚更ききづらい

僕の頭の中からは、ラジオの存在が消え

松田さんのことしか考えられなくなった

翌朝

いつも通り机の中を確認してみると

「昨日のラジオどうやった?
ラジオネーム、オリーブ降りる」

このラジオネームが目に入った途端

心拍数が上がるのを感じた

好:昨日の夜ちゃんと聞いた?

〇:うわっ!

好:なんでそんなに驚いとんねん笑

〇:いやっ、なんでもない

好:それで!どうやった!?

〇:うん、、面白かった

好:やっぱりな!〇〇くんにハマると思っとったんよ♪

正直、聞いていたがそれどころではなかったので

内容は全然覚えていない

好:また来週も聞いてな〜

またいつものように行ってしまう

〇:あのさ!

そんなことを思うと、反射的に松田さんを呼び止めてしまった

好:ん?なに?

〇:松田さんって、ハガキ誰に送ってるの?

思いのほか、サラッときけた

好:誰って、〇〇くんだけやで?

〇:そっ、そっか//

好:それがどうかしたん?

〇:、、なんでもない//

おい、落ち着け自分

別に松田さんがあのハガキを送ったと決まったわけじゃない

それでも、松田さんを意識してしまう僕がいた

その日の放課後

この時の僕はおかしかったのだろう

〇:松田さん、放課後少し時間ある?

好:え?あるけど

〇:ちょっと中庭で話さない?

好:うん!ええよ!

いきなり松田さんを呼び止めたのだ

その目的はもちろん、昨日のラジオの件を明らかにするため

〇:えっとさ、そのーっ、、最近ラジオにハガキ送った?

好:うん!結構送ってるで!

〇:その時のラジオネームって、、、

好:オリーブ降りる!

これは、可能性が高まりました

ここまで来たら思い切って聞いてみよう

〇:古井ひでおの恋愛講座って知ってる?

好:ギクッ!、、、知っとる、、

〇:そこにハガキ送ったりは、、、

好:、、、聞いたんか//

〇:たまたまね、、

好:、、

〇:、、、

お互い次の言葉が出ず、気まずい雰囲気が流れていると

好:うちと付き合うてくれん?///

〇:えっ//

好:好きやから、〇〇くんのこと//

急展開に驚きが隠せない

〇:それって、告白?//

好:当たり前やん!そんなん聞かんといてや//

〇:、、僕も好きです///

好:じゃあ、うちらはカップルやな!

〇:うん//

こうしてラジオのおかげで気持ちを知ることができた

その翌週

ひ:古井ひでおの恋愛講座ー!!

〇:なんで聞いてんだろ、、

先週に引き続きこの番組を聞いている

もちろんメインはこの次の番組ですけどね

ひ:今週もお便りを読んでいきます!

ひ:えっと、ラジオネーム、オリーブ降りる!

〇:また!?

ひ:先週もあったような、、まあ、読みます!

これもまた好花なのか?

ひ:この番組のおかげで好きな人と付き合うことが出来ました!彼とは何をしていても幸せです!この番組に感謝です!との事でした!

〇:っ///

聞いてるだけでめちゃくちゃ恥ずかしい

ひ:いやー、良かったですね!末永くお幸せに!

この言葉が耳に入ると同時に

プルルル

好花から電話が来た

〇:もしもし?

好:今ラジオ聞いとった!?

〇:うん、また選ばれてたね笑

好:〇〇はどうなん?

〇:僕も幸せだし、大好きだよ

好:へへへっ//知っとるわ//

彼女は照れると笑って誤魔化すようになった

ここでもう一押ししてみよう

〇:好花、これからもずっと大好きだよ

好:うるさいっ//また明日なっ//プツッ

照れすぎて電話を切られてしまった

〇:ふふっ、かわいいなぁ

ラジオを通して愛が深まるという

珍しいカップルになったのだった

end


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@PCPknrjJUMy85wr
ラジオで告白するとはかなりのラジオ好きな
松田さんやな、次の投稿ではデートの様子でも
送るかな?
2024-10-30 06:01:00

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