このちゃん
@pandanokurage
〇:もう涼しいね
好:そうやな〜!
秋の風が吹き始めたある日
僕たちは再び東京に来た
今回は日帰りです
その目的は
好:ふぅ〜
〇:緊張してるの?笑
好:当たり前やろ!
〇:大丈夫だよ、リラックスしてな
好:そんなん言われてもなぁ〜
〇:全国に好花の声が届くのかー
好:きっ、緊張させんといてや!!
〇:ごめんごめん笑
そう、好花がラジオデビューです
たまたま応募したラジオゲストの招待
まさかまさかの当選で、今に至る
〇:ここかな?
好:いよいよやな
〇:ほんとに中まで着いてかなくていいの?
好:うん!〇〇には放送まで楽しみにしてほしいんよ!
ラジオガチ勢の方なら気づいたはず
好花が出演するラジオは生放送ではありません
ということは、カスミンのラジオではないのです
まあ、一般人を生放送に呼ぶラジオはなかなかありません
〇:じゃあ、終わったら連絡してね
好:うん、その前に、、
〇:いいよ、おいで?
ギュッ
好花に元気をチャージする
好:これで頑張れそうや//
〇:よし、楽しんでくるんだよ?
好:うん!!行ってきます!
笑顔の彼女が建物に入るのを見届けた
今になって緊張し始めた僕はおかしいのだろうか
〇:なにしよっかな
時刻は午後の2時、ラジオの収録が終わる予定時刻は4時
この2時間をどう有効活用するか
そう考えながら歩き続けていると
1つのことに気がついた
〇:、、ここどこだ?
東京は人が多すぎる
人の並に流されて行き着いた先はどこだかわからない
ひとまず近くのコンビニへ
〇:なんかないかなー
いくら東京でも、コンビニは僕の住む町と変わらず
少しお菓子を買ってすぐに外へ
〇:どうやって戻ろうかな
ここからが問題
なんとなくそれっぽい道を進むことしかできない
結局、好花と合流する頃には
〇:、、東京怖い
トラウマになるレベルまで歩き回ったのだった
好:〇〇〜!!
〇:お疲れ様、どうだった?
好:楽しかったけど、ちょっと恥ずかしかったかなぁ//
〇:なにそれ、めっちゃ気になる
好:教えんよ?放送までお楽しみ!
〇:来週だよね?
好:そう!火曜日、一緒に聞こうな?
〇:もちろん、楽しみだなー
好:うちも〜♪
好花の手を取り、帰りの駅へ歩き始める
〇:そうだ、これあげる
好:あっ!抹茶のチョコやん!!
〇:たまたま買ったんだ
これが僕の2時間での戦利品
コンビニで買ったものだ
好:んん!!おいしい〜!
チョコ一つが好花を笑顔にする
僕の2時間は無駄ではなかった
ーーー
翌週、火曜日の夜
8時45分
ポーン
ひでお:古井ひでおの恋愛講座ー!!
好:始まった!!
〇:相変わらずの始まり方だ笑
好花の出演したラジオ番組
僕たちを結んでくれた番組、古井ひでおの恋愛講座だ
ひ:本日は1人のリスナーが来てくだいやした!
好ラジオ:こっ、こんにちは〜
〇:声震えてない?笑
好:しゃあないやろ!
ひ:それではラジオネームをどうぞ!
好ラ:オリーブ降りるです!!
ひ:何度かハガキ読みましたねー笑
好ラ:そうですね!ありがとうございますー!
楽しそうに話している、ラジオの好花とは対照的に
好:恥ずかしい//
ずっと隣でモジモジしているご本人
ひ:せっかくなので彼氏さんとのラブラブエピソードとかありますか?
好ラ:あります!!この前遊んでた時の話なんですけどー、、
ひ:はいはい!
好ラ:わざと寝たフリをして寄りかかってみたんですよ!
〇:ん?寝たフリ、、
もしかして
好ラ:そしたら!毛布かけて抱きしめてくれたんですっ!!
ひ:おぉ!!優しい彼氏さんですねー!
好ラ:ほんとに、大好きです//
ひ:アツアツカップルですね!
最悪だ、これが全国にお届けされてるのか
〇:恥ずかしすぎる///
好:ほんまに//
〇:言った張本人が照れないでよ笑
好:思い出しただけでも照れてまうねん//
そんなに嬉しかったのか
〇:寝たフリじゃなくても、いつでもやってあげるよ?
好:ほんま?//
〇:うん
この一言で好花の中の何かが解放された
好:今日泊まってく//
〇:えっ、親いるけどいいの?
好:そんなやましいことはせえへんから///
〇:僕もそんなこと考えてないし//
好:、、//
あれ、少し気まずい感じ?
好:コテッ
無言のまま僕の肩に頭を預けた好花
〇:どうしたの?
好:ギュッってしてくれるんやないの?//
〇:そうだったね笑
そっと好花を引き寄せると
彼女の温もりが伝わってきた
好:幸せや//
〇:僕も
明日も学校があるのに
夜遅くまでイチャついた2人だった
end