妙信と柳。公園にて
@lianmiso
男が真っ赤になりながら、彼女に頭を下げている。彼女もペコペコと同様に頭を下げていた。
遠目で見ながら、妙信は酒を煽る。
コンビニで半額になっていた安酒だが、味は悪くない。
「オメーが人助けなんて珍しい。」
自分より何倍も小さい男にハッと息を吐き捨てる。アルコール度数の高い息に少年が顔を顰めた。
「事実を伝えた迄よ。」
彼女は迷子を交番に連れて行った男を信じた。それだけだ。喧嘩されちゃ呑む酒が不味くなる。ただそれだけ。
「やたら入れ込むじゃねーの。」
感情移入?馬鹿らしい。
腹立ち紛れに眩い髪の男を小突いた。