@msom3sj2kic1
時計仕掛けのアポカリプス感想記事一覧
ネタバレあり全体感想に書いていた、ジル√、ユナカ√、真相ルートで判明した事実のまとめなど。
全体感想があまりにも長くなったのでこちらに移しました。
タイムリープ物の一般知識で補充している部分などあるので間違っているかもしれません
❁ ジル√
170年前に戻らないといけない理由&『箱の外』『箱の中』のルールなど。
元々、ラチアちゃんは街を救いたくて、火災で壊滅させたくなくて、『箱の外』に来ているんだよね。
箱の外に出れば街を救う方法があるとジルに言われて。
この時点で街を救うために必要なことは二つ。
①お祭り3日目の火災を防ぐこと。
②ハイドラ病の治療方法を発見すること。
今の時空では、何度箱を開けなおしても街は壊滅する。
ジルやガネットさんが言っていたのはたぶん論理学の逆裏対偶の話で、
「(ラチアちゃんが箱を開けなおす時空には常に)ラチアちゃんが存在する→街が壊滅する」を真とすると、対偶をとって「街を壊滅させたくない→ラチアちゃんを存在させない」も真になるので、
ラチアちゃんを殺すのが手っ取り早いんじゃないかってことなんだろうね。たぶん。
でも、ラチアちゃんは誰も殺したくない。じゃあどうするか。
ここで出てくるのがたぶんタイムパラドックスの理論だと思われる。
(どれだけ過去を変えても、同じ未来の同じ結末に収束するように出来事が自動修復されるから、結局未来を変えることはできないという理論)
何度2/26からやり直しても街が壊滅してしまうということは、2/26の時点で「街が壊滅する」という未来は決定していて、この期間の出来事をどう変えても防げない。
だから、もっと昔に時空移動して、「今のギムレー」ではない状態を試さないといけない。
ただ、改変が可能な過去は「前の箱の所有者が歴史を確定させた時点より後」だけ。確定された歴史は動かせない。
前の箱の所有者が歴史を確定させたのは、170年前ギムレーを作った頃なので、その時点に戻って、170年かけて「170年後のギムレーが壊滅しないための準備」をしなければならない、ということだと思われる。
(ルデルTRUEで街壊滅せんかったやんと思ったけど、いずれにしろハイドラ病の治療方法が必要になることには変わりないのでツッコまないでおく笑)
さらに、170年も前の過去に遡って、大きく未来が変わるような過去改変をしてしまうと、『神様のいたずら』でラチアちゃんの存在自体が消されるかもしれない。
だから、ジル・ガネットさんたち『箱の外』の人も含め他の人に深く関わらないようにし、当時の歴史に影響を与えないようにしつつ、170年後にジャストタイミングでギムレーを救える準備・ジルと一緒に過ごす準備を一人で考え、一人で進めなければならない、ということ。
「大きな過去改変を許さない、その領域に踏み込もうとすると神の力が働き消去される」というのは時空跳躍もので割とオーソドックスな設定なので、すんなり飲み込めた。
次に、ラチアちゃんの存在問題。
ふつうの人間と違う存在としては『箱の外にいる存在』(ガネットさん・時間のやり直しの記憶を保持できる)と、『箱の人形』(ジルとキュー・時間のやり直しの記憶を保持できない)がある。
(ただしジルは『記録係』なので、『箱の人形』でありながら、やり直した時間の記憶を保持できる特殊な立ち位置)
本来、箱の中のものを箱の外に出せるのも、人間を『箱の人形』にできるのも、正式な箱の所有者(=ガネットさん)だけ。
箱の外に出るためには、正式な箱の所有者と『正確な誓約』をしなければならない。ラチアちゃんが箱の外に出た時点では箱の所有者はラチアちゃん(一時的に)だけど、自分と自分で誓約はできないので、本当は一度ガネットさんに箱を返し、箱の所有者であるガネットさんと誓約をして出なければいけなかった(たぶん)。
ラチアちゃんはその手続きなく箱の外へ出てしまった。ガネットさんから箱を借り一時的な箱の所有者になっている、その仮権限を使ってきたグレーな状態ということね。
街が救われ、箱が不要となりガネットさんへ返されると、そのグレーな権限もなくなるので、その時点で『箱の外』のラチアちゃんが『箱の中』に戻されてしまう。
ただ、『箱の中』にはすでにその時空のラチアちゃんがいるので、2年後から来たラチアちゃんには居場所がない。でも箱の中にいるのでジルみたいに永遠の命はない、と。
箱の外に出て2年前に戻り、時を過ごし、予定どおり火災が起こると、ガネットさんが『箱の中』のラチアちゃんに箱を渡す。
そうすると『箱の中』のラチアちゃんが一時的に箱の所有者になるので、『箱の外』のラチアちゃんは『箱の中』のラチアちゃんに、自分を箱の外の存在にすることor自分を箱の人形にすること を頼むことができる。
ただ、ガネットさんは、『箱の中』のラチアちゃんに箱を渡す前に彼女が亡くなってしまう=最初から頼むことなんてできないと知っていたから、「受け入れられません」と言って誤魔化した。
本当のことを話すときっと『箱の外』のラチアちゃんとジルが『箱の中』のラチアちゃんの死を阻止しようとする。しかし、イレギュラーな手順で『箱の外』になったラチアちゃんが箱の中の自分を助けると、未来を大きく変えることになり、『神様のいたずら』が起こる。
だからそれも「受け入れられない」ということかな、たぶん。
【まとめ】
箱の外に出た時点(2年前):
(箱の所有者)潜在的には『箱の中』のラチアちゃんとユナカ。
(正確な誓約手続)なし。仮権限のまま。(当時のラチアちゃんとユナカはまだ箱の存在を知らないので、誓約するための干渉ができないということだと思う、たぶん)
↓
(2年経過)
↓
2年後に火災が起こると:
(箱の所有者)『箱の中』のラチアちゃん(ガネットさんがユナカを殺して箱を奪い、ラチアちゃんに渡す)
(正確な誓約手続):『箱の中』のラチアちゃんと『箱の外』のラチアちゃんで可能。
実際:
(箱の所有者)ガネットさん(本来貸すべき『箱の中』のラチアちゃんが亡くなったので)
→これを改めて『箱の外』のラチアちゃんに貸し、『箱の外での170年前への時空移動』を許可。
それから、ジルが記憶を消さなければならない理由。
ジルは記憶もラチアちゃんの因果もリセットで消しちゃったから、ジルラチの本当の最初の出会いはもうわからない。ただ、どこかで『箱の外』のジルと『箱の中』のラチアちゃんは出会った。ジルがラチアちゃんから初めて栞をもらったのもこのとき。
今回と同じように時を過ごし、街を救うために170年前に飛ぶことになった。ジルは栞をラチアちゃんに託す。
『箱の外』のラチアちゃんは本来死なないし怪我もしないはずだけど、四肢が切断されるなどの致命傷を負うと死んでしまう。
1回目のラチアちゃんはギムレー上層に移り住み、上層の人に愛着が湧いてしまい、落盤事故から救おうとしてしまった。上層を落盤事故から救うという、大きく未来を変えるような過去改変をしてしまったから、『神様のいたずら』に遭い、落盤事故に巻き込まれて亡くなってしまった。
ジルは上層のラチアちゃんの家で栞を発見し、ラチアちゃんが亡くなったと知る。
その後ギムレー下層で、「今のラチアちゃん」が生まれる。
19年経って、ジルと出会い、街を救うために『箱の外』に出て、170年前に戻ることになった。
それが今の時点。2回目っていうのはそういうことだね。
で、ジルは、1回目に上層の落盤事故を助けてしまったくらいだから、今回もそういうことしちゃうんじゃないかと危惧している。
そういう、大きく未来を変えるような過去改変をすると『神様のいたずら』に遭うわけだけど、今回のラチアちゃんは2回目。1回目『神様のいたずら』の対象になったことで、たぶん神様からは危険因子だと認識されている。
その状態でまた『神様のいたずら』の対象になるような過去改変をしてしまうと、今度はラチアちゃんという生命自体が危険だと判断され、『そもそも生まれない・存在しない状態』にさせられてしまうかもしれない。
1回目は命を奪われる程度で済み、その後ラチアちゃんが生まれるはずの時点でちゃんとまた生まれてきたけど、2回目はそもそも生まれなくされるかもしれない。
(実際にはその前にジルが記憶を消しているので『1回目』すらない状態でラチアちゃんがちゃんと生まれてきたんだけど、そこは複雑なので↑の理解でもいいと思います)
ジルにとっては、そもそもラチアちゃんが生まれないなんて耐えられないので、
『自分の記憶=神様にとっての記録』からラチアちゃんの記録をすべて消すことで、これからラチアちゃんが万が一『神様のいたずら』に遭うようなことをしてしまっても、神様にとって『1回目』だと認識されるようにした、ということだと思う。1回目なら存在を消されることはないと実証済みなので。
だから、自分の記憶を消すという提案が出たということかなと。実際、上層で栞を発見したジルも、『神様のいたずら』でそもそもラチアちゃんが生まれなくなったら困る、と同じように考えて、自分の記憶を消したんだろうね。
本当はラチアちゃんが『神様のいたずら』に遭うようなことをせずに170年準備を完遂させれば、ジルの記憶を消す必要はないんだけど(ラチアちゃんもそう言ってる)、何が『神様のいたずら』に触れるのかすらわからないから、保険としてジルの記憶を消しておこう、ということだと思う。
ジルは自分で消した記憶を2度思い出してる。だから、『神様のいたずら』に触れないで準備を完遂する可能性に賭けるより、ジルの記憶を消して170年後にまた思い出す方に賭けよう、ということ。
❁ ユナカ√
ラチアちゃんが「今回で箱を使うのは最後にする」と言った理由。
青い薔薇の選定は本来1人だが、今回は手違いでユナカ・ラチアの2人が見てしまい、2人が資格を得る。
(潜在的な箱の所有者の状態)
↓
ユナカが箱を使い、時間のやり直しを始める。
↓
ユナカが死ぬ時空が来てしまい、死ぬ間際ユナカからラチアちゃんへ箱の所有権を譲渡する。
→本来箱の所有権の譲渡はできないが、今回はラチアちゃんも青い薔薇の選定を受けており、潜在的な資格を持っていたため可能だった。
↓
ラチアちゃんは箱を使い、時間のやり直しをする。ただし、この時空を始めた時点での箱の所有者はユナカなので、戻るのは「2/12」だし、ラチアちゃんは記憶を保持したまま戻れない。
(この時空を始めた時点での所有者であるユナカは記憶を保持したまま戻れるはずだが、この時空のユナカは亡くなっているので、ラチアちゃんが所有者になって戻った時空では記憶を引き継げていない)
↓
【ゲームスタートはここから】
これまでの流れにより、「箱の所有者」はラチアちゃんだけど、箱そのものはユナカの手元にある状態(2/12に戻るので)。
さらに、ラチアちゃんに箱の所有権を譲渡したユナカは亡くなっており、2/12に戻ったユナカはその記憶を引き継げていないので、この時点でのユナカはまだ自分が箱の所有者だと思っている。
↓
ユナカはラチアちゃんに箱の所有権を譲渡したので、本来「箱を一度ガネットさんに返し、改めてガネットさんがラチアちゃんに青い薔薇の選定を行い、然るべきときに箱を渡す」手続きのやり直しが必要になるけど、ユナカはこれを承諾しなかった。
(承諾しない様子がユナカ個別で見られる)
↓
ガネットさんはこれまで、ユナカを殺して箱を奪い、ラチアちゃんに渡していた。
だから『箱を渡すべき時』である火災が起こるまで、ガネットさんの手元に箱がなかった。
つまり、ラチアちゃんが箱を手にして時間のやり直しをしようとすると、どうしてもユナカを殺すプロセスが必須になる。
2/26に戻るたびに、ユナカに「あなたは箱の所有権を譲渡したんだよ」「だからラチアちゃんに箱を渡してね」って説明して渡してもらう案もあるんだろうけど、
それをして未来にどう影響するかはわからないから、
ラチアちゃんが箱を使いたければ、現時点で確実にラチアちゃんに箱を渡せると判明している方法=ガネットさんがユナカを殺して箱を渡すという方法を採るしかないってことなんでしょう。
ユナカ√共通2時空では、ガネットさんがすでにユナカを殺したところに出くわした。
いつもならここで箱を使って2/26に戻るんだけど、ユナカ√では、2/26に戻る前にユナカの軌跡を全部見せてもらうことにした。
で、全部見た後、ラチアちゃん起点である2/26に戻ってきたらもう二度と箱は使わないって宣言した。ユナカを殺して使うんじゃ意味ないからね。
これはまぁ、一応納得できるかな。
ユナカに説明して渡してもらう案を採用してどうなるかはわからんしね。ラチアちゃんが死んじゃったら終わりだし……。
❁ 真相ルート
天使ラチアちゃんが170年かけて準備したことは、ハイドラ病の特効薬の発見(=『日光を浴びた』レルネアの花で作る)。
まぁトンネル掘ったりもしてるけど、トンネルは別に必須ではないので。
地下のギムレーを火災に遭わせないためにはいるけど、まぁ全員で地上へ出てもいいっちゃいいしね。
天使ラチアちゃんは170年かけてジルと一緒にいるための方法も探していたはずだけど、探している間に、箱の所有者は必ず使用終了後(歴史確定後)に消滅してると気付いて、ジルと一緒にいる方法はないんだと覚悟を決めていたんだと思う。
なおさら真相ルート天使ラチアちゃん視点で見たかったなぁ。
あと、リアンがオルガンを弾く背景事情も真相ルートでわかったこと。
アンバーさんがルデル暗殺を交換条件に時計台の鍵を貸していたんだね。
つまりリアンがオルガンを弾いている時空では、必ずルデルがリアンに銃殺され・・・・・・(考えたくない)。
クアト1時空ではクアトさんに天使ラチアちゃんが殺されているから、天使ラチアちゃんはジルとの恋が実らないまま亡くなっちゃったんだな……。悲しい。
こんなところです!
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