@kalupan_19
〇:…??
ん?ここで合ってるよな…
あれ?ここってさ…
いや、そうだよな。間違いない。
住所を送られた時は何も疑問に思わなかったけど…そうじゃん。
ここ、櫻坂のレッスン場だよね。
え、住所合ってる?
とLINEで送られた住所を見ても間違ってはいない。
送られた住所が間違ってる…とも思えない。
一応電話するか…
え?誰から送られてきたか?
欅坂から続く櫻坂の凄腕マネージャーさんだよ。
僕もまだ欅坂の方にいた時お世話になったんだ。
〇:あ、もしもし…秀二さん?
秀:お、〇〇、着いた?
この人が凄腕マネージャー、西野秀二さん。
〇:着いたんですけど…住所合ってますよね?
秀:送った住所は合ってるよ〜
合ってるらしい。
〇:えーと…間違いないのなら櫻坂のレッスン場ですよね?
秀:お、気付いた?
〇:いや、来たことくらいありますよ。
秀:そうだ。櫻坂のレッスン場だよ。
〇:何でですか。聞いた話と違いすぎるんですが…
秀:いや最初は話した内容の仕事だったんだけどさ…
~~
連絡した時さ?俺レッスン場で電話してたのよ。
?:秀二さん誰と電話ですかー?
?:珍しく笑ってた!
秀:珍しくは余計だろ…〇〇だよ。
?:え、〇〇さん!
こいつらテンション上がってよ…
俺に対する態度と違いすぎるんだけど、〇〇ずるいぞ。
っていうのは置いといて。
?:〇〇さんと会いたい!
秀:はぁ?
?:ぜんっぜん会えてないですもん。
秀:別に会えなくたっていいだろ。
?:いーや。やる気に関わります。
それは問題だ。
まぁ冗談だろうけど。
?:会えませんか…?
秀:…出来なくはないけどさ。
~~
秀:てことでさ…
〇:…
要は押し込まれたということか。
秀:悪い…今日はあいつらに構ってやってくれ。
〇:まぁ…それで問題ないのならやりますけど…
秀:助かる…!
〇:今度焼肉奢りで。
秀:なっ…
〇:はい?
秀:はい…
〇:よし、じゃあまた連絡しますね。
…
…
…
ということでレッスン場の目の前まで来ました。
久しぶりだなぁ…櫻のみんなに会うのは。
ちょっと緊張感を手に纏いながらそのレッスン場のドアを開けた。
〇:どうも…
?:あっ…!
?:来た!
ドタドタと〇〇の元まで走るメンバー約2名。
?:〇〇さん!久しぶり!
?:元気にしてた?
〇:おぉ…久しぶり、ひかる、天ちゃん。
今やグループのセンターに立つ風格を持つようになった2人。
天ちゃんなんて初対面13よ…?
ひ:会えるの楽しみにしてた!
天:全然会いに来てくれないもんね!
〇:何だその遠距離恋愛みたいな。
ひ:同じようなもん!
全く違う。相反するわ。
〇:そっちこそ、元気?
ひ:見ての通り!
天:楽しくやってまーす!
この騒がしさ、安心した。
もっと騒がしいのはあっちにいるけど。
〇:それは良かった。
〇:あ、レッスンは何時から?
ひ:先生が遅れるから…あと1時間くらい?
〇:そうなの?
天:うん、だから…
?:質問コーナー、するで。
この声は…
〇:保乃…
保:久しぶりやな〜!
一応僕よりも年上の保乃。
〇:で、質問コーナーというのは?
保:その名の通りや。
〇:何聞かれんの…
保:それは始まってからのお楽しみや。
ひ:よし、じゃあ始めよ〜
天:ほらやるで夏鈴。
夏:うん。
え、夏鈴ちゃんも…!?
…
…
…
〇:…
やっと解放された…
3、40分ほどマシンガンの様に。
〇:あぁ…
夏鈴ちゃんもがっついてきたのは意外だった…
のと、なんか嬉しい。
?:お疲れ様。相手してくれてありがとね。
〇:由依…久しぶり。
由:久しぶり。ほんと好かれ具合は相変わらずだね。
〇:良いんだが悪いんだか…
由:嫌われるよりかはいいんじゃない?
〇:それもそうか…って見てたなら助けてよ…
由:え、無理無理。
〇:ふふっ…
何だか懐かしい感じ。
由:何笑ってんのよ。
〇:いや?中々に濃い時間をあの時一緒に共にしたじゃん?
由:…そうだね。
〇:大変過ぎたけど…あのおかげで…ってこともあるしさ。
由:…
〇:お疲れ様。
由:…うん。
〇:それで、相変わらずみんなを引っ張っていく小林さんは変わってなさそうで安心です。
由:ふふっ…何それ。
〇:いーや?
由:私は…感謝してるよ。めちゃめちゃ。
〇:珍しい。口に出すの。
由:うるさい。
〇:ふふっ…ありがと。
僕も着いてきてくれた由依には感謝しかない。
少々無理押し付けてしまった時もあったのは…自覚もあるしマネージャーとして反省してた。
それでも由依は許してくれた。
由:ねぇ…あと20分くらいあるし付き合ってよ。
〇:えぇ…疲れたよ…
由:…
〇:冗談です。行きましょう。
ひ:やっぱりあの2人と理佐さんは…
天:うん。私達を引っ張ってくれたよね。
保:強い絆よなぁ…
夏:うん…
…
…
…
レッスン場の屋上まで来た2人。
由:で、どう?そっちは。
〇:特に問題なし…かな。
由:そっか。
〇:由依はどう?櫻坂になって。
由:変わったのは悲しいけど…何か1つけじめが着いた気がして本気になれて…ちゃんと笑ってる気がする。
由依らしい。
〇:良かった。
由:あ、理佐は怒ってたよ?
〇:え…
由:卒コンすら最後ちょっとだけって有り得ない!って。
〇:まじか…
本当に申し訳なかったあの日は。
由:ま、多分今日櫻の方に来たよーってLINEしたら何とは言わないけど…うん。
〇:はい。
由:よろしく。
全てを言わずとも分かった。
由:で、何か私に言うことは?
〇:え?
由:え、ないの?
〇:なになに…
由:可愛くなったか聞いてんの。
〇:…へ?
由:何その顔。
〇:え、いや…なってます。
由:ちゃんと。
こんな感じだったか…?
〇:由依は可愛くなってます。
由:ふふっ…ありがと。
ドラマのように風で由依の髪が踊った。
綺麗だなぁ…って思っちゃいました。
由:あ、ひかるからだ。もうそろ着くって。
〇:了解。
由:あ、もう1つ!
〇:…?
由:今日来てまた数年来ないとか言ったらぶっ飛ばす。
〇:…
ビクっとしました。
To be continued.