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世界五分前仮説

全体公開 2583文字
2023-04-08 02:58:40

名称:世界五分前仮説 Five-minute hypothesis

能力:自身を中心とした、世界の更新。

解説:当哲学人はアジア系成人女性と見分けがつきません。 表皮の色素量が位置によって異なり、地層上の模様を形成する男性です。 身長200mの白人男性です。 古代エジプト風の衣装を着た女性です。 性別を持たず頭部が■■で構成された半透明の機械生物です。 犬です。 哲学人行動学者の家系における長男という概念です。 彼についての情報のすべては五分ごとに訂正され、彼自身の姿もまたそれに合わせて訂正されます。
他にも沢山経験したが書くうちにまた書き換わってしまうな。

私は無限回に破壊され、再構築される。世界と共に。

対応:同僚であり担当研究員であるソフィア・アシュワガンダの職員寮にて居住。彼は私が哲学人である証明をすると宣言し決行できた、すべての再構築世界のうち唯一の研究員である。

発見経緯:再会が多すぎて書き切れないな。

記録:この世界において、私は哲学人行動学者として自己収容状態だ。研究員として、私自身の記録を今記載している。5分前に書き上げられた私の資料は消え、私は解明されていないという状況で再構築された為だ。以前のソフィアが苦心していた分、寂しいものだな。

やがてこの世界線も更新される。今の私は消え、新しい世界の私と君になる。

更新によって消えるのだから、一度くらい弱音でも書き記す。

私はこの更新を好ましく思っている。
5分毎の初めましてを繰り返しながら、5分毎に友人として作られ直すのだ。心も肉体も持つはずのなかった我々哲学が、初めから存在した世界として構築された、あの奇跡を再度体験するのだ。研究対象として保護され、あるいは生みの親すら手に入れるのだ。私だけが覚えている、などとは思わない。何故なら私も皆と同じ、一度破壊され、破壊されたという私という設定で作られる。それは恐ろしく、虚しく、生の意味を無にする事象であると、私は私の担当概念を認識するよう作られている。だからこそこの不安を元に好ましさを覚えている。
不変に安堵を覚えられるしな。

哲学人の始まりを知るMetaの一つとして、結構誇らしいんだよ。

さてそろそろ消える。
次の更新でも、仲良しとして作られることを祈っているよ。

 

今後はクィンクと呼んでくれ。
私の担当研究員が名付け、どの五分間においても私が名乗る、私の名だ。





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