反転ドラヒナで続きものの最終話です。ここからそのまま続いています(夜と昼を彷徨う者(3) https://privatter.net/p/9931180)。夜と昼のどちらの世界を選ぶか迫られたヒナイチくんの決断の話。結論は概ね評判よくて、安心しましたね。
二人に黒い薔薇の花言葉が似合うなぁ、で書いたお話(貴女はあくまで私のもの/貴方を呪う 永遠の死を https://privatter.net/p/9551877)から、くっつくまで結構書いていた事に驚きです。
二人の仲立ちをしていたジョン視点のモノローグを追加しました…そこが意外と長くなってしまった。
2023/03/24に上げました。
@kw42431393
ジョンが部屋から出ていって、ドラルクと向かい合って二人っきりになってしまった。いや、自分で決めたんだ。私の為に命をかけてくれた彼に、ちゃんと向き合わなければダメなんだ。
心細さに肩のショールを握りしめる。
「あれ?これは…。」
ショールの留め具に手をやった。留め具に使っている石は、紫の竜鱗を象ったものだ。竜の血族の直系しか付けられないはずの…。
「お前の蝋印か…重いな。私にお前の血を受け入れろ、と言ってるのだろう。」
苦笑いをする。前から彼は、いつか私を使い魔か血族にする、と言っていた。
これまでの私は「ふざけるな!」「お前の物にならない!」と拒否してきた。身体は教えられた快楽に堕ちても、心は『市民を守る戦士だ』と鼓舞してきた。
でも、今はお前といたい、という気持ちも強くある。今朝の件が、脳裏に浮かぶ。夜な夜な私を閉じ込めた後、露払いに奔走していたと知った時の心をどう表現すればいいのか。
「迷っていた時もあったのだがね…君を昼の世界に帰すべきかと。でも、私は決めたのだ。」
「私を夜の世界に連れていく、と。」
「自ら血をくれたのは、君だ。」
益々重いな。でも、一つだけは決めたんだ。お前は、やっぱり怒るだろうか。
「すまない。まだ…夜の世界には、行けない。ジョンから聞いた。執着心の強い吸血鬼のサガとして、私が他の誰かに見られたり、触られるだけでも苦痛なのだろう。」
「まあね。日中、棺桶の中でそれがやりきれなかった。最近、君も私を拒否しなくなってから尚更だ。」
我が儘な奴だな。それだけ思ってくれてると取るべきか、重いと取るべきか。
「その…人間と吸血鬼の抗争は終わっていない。私は、まだやらなければ…いや『やりたい事』があるんだ。だから、まだ行けない。昼の世界にいる以上、お前のその願いも叶えてやれないんだ。」
あいつの顔を窺う。義眼は無音だった。考えている時の反応だ。紅茶を一口飲んで、深呼吸をする。
「今朝、血をあげた事で期待をさせてしまったのだろう?」
「ああ、したね。当然だろう。何故殺さなかった?何故くれたのかね?」
急に不穏な声色になった。ここが正念場だ、しっかり返答しなくては。
「そ、それは。」
「同情ではないだろうね?そんな理由で死にかけた私への。」
席を立って近づいてくる。違う、同情だけは断じて違う。自分の血の気が引いていくのが分かる。顎を掬って、顔を覗き込まれる。能面の様な顔には、恐怖しか感じられない。
「ち、違う…私は。」
「同情だったら、許さない。今ここで君を夜の世界に連れていく。もうここから出さない。」
「…同情なんてするもんか。」
「ほう…。」
心臓がバクバクする。なんとか、声を絞り出した。
「ど、同情して欲しいのはこっちの方だ!」
「うん?」
ほら、やっぱりそうだ。分かってない。私が棺桶の中で、どれだけ不安だったかなんて。
「訳も言わずに、あ、あんな…やり方で眠らされて、閉じ込められて。訳も分からずに、事件も終わってて…やっと言ってくれた理由はあんな…ただ…それだけって。今まで棺桶でどれだけ…私が。わ、わたし…。」
感情が溢れだして、上手く言葉に出来ない。だめだ、涙声になりそうだ。ここは、しっかりしなければ…でも。
「ひっ、ひっく…うぅ。」
ダメだ、しゃくり上げるばかりで声が出ない。なんとか次を続けようとすると、能面の様な顔が崩れて、いつもの表情に戻っているのが見えた。
「…ああ、そういう。でも、君に話すと意地でも拒否するだろう。手伝わせてくれないじゃないか。」
「で、でもじゃない!お、お前は…そうやって!いつも勝手…に!んんっ…!!」
「おっと。勿体ないので、つい…。」
「うぅ…ちゃ、ちゃんと聞いて…くれ。」
チロリと目尻を舐められた。お腹を空かせているのは知っているけど、お前…。
「それならいい。改めて聞こう、何故くれたのかね?」
「それは…たぶん。か、感動した…が近いのか。嬉しかったんだと思う。」
「感動?はて、あれが感動する様な事かね?」
こちらとしては、理由がシンプル過ぎるだけに心を打ったのだが、こいつにはピンと来ないらしい。本気で首を傾げている。
ロナルドの言う通りだ。お前達と私達の間は、妙な所で隔たりが大きい。
「お前こそ、私を吸血鬼にして困らないのか?」
「どういう意味かな?」
彼の前の紅茶を見る。微かに鉄の臭いがする。今夜もボトルの血を薄めてるんじゃないか。
「ジョンと話しているのを、聞いてしまったんだ。お前、私の血しかまともに飲めなくなったって。」
「…バレていたか。君、私が痩せたと言っていたからね。そんな事はどうでもいい。君を歩く生き血ボトルにするつもりはない。対等な関係になりたいと思っている、と言えば信じてくれるかね?」
こうして薄めればなんとかなる、とばかりに目の前でカップの血を飲んでみせる。顔をしかめて、ちっとも美味しそうじゃないくせに。
対等な関係になりたい…本当に?時々、私を怯えさせる愛玩動物でも見る様な目、あれが変わる時がくるのだろうか。
「ところで、さっきから君は『まだ』が多いが…いつかはこちらに来ると?」
「そ、そうだ…一つだけは決められたから。何があっても、最後はお前を選ぶ…お前といる事を選ぶ。それだけは、確実なんだ。それが答えでは、ダメ…か?」
赤面した顔を上げると、彼は意表をつかれた顔をした。ここからが、問題だ。『なら、すぐにこちらの世界に来い』と言いかねない。
「だから、せめて抗争が落ち着くまで…待って欲しい。あと、これを確認してくれ。」
私は2つの封筒を差し出した。中の書類を確認してドラルクは、怪訝そうな顔をする。
「これは…。」
「こういう仕事柄、殉職や重傷はあり得る。そうなった場合、死体は遺族ではなくお前に譲渡する事。助からないと思ったら、お前の判断で吸血鬼化しても構わない。そういう契約書だ。」
これで納得して貰えるだろうか。全ては聞いてやれないが。
「お前に異存がないなら、判を押して家族とお前に渡す。本部長を通じて、両親には了解済みなんだ。」
あいつの顔を直視する。顎に手を掛けて、吟味しているらしい。
「異存ね、大いにある。」
だ、駄目か。
「この契約書は、君が支払う代償ばかりだ。フェアではない。」
「ど、どういう事だ?」
念動力でドラルクは、自分の手元にも紙とペンを引き寄せる。動揺しているわたしをよそに、あいつはサラサラとペンを走らせる。そのまま、こちらに寄越してきた。確認しろ、という事だろう。
『この契約にある状況及び、抗争が収まった後、吸血鬼対策課ヒヨシ隊副隊長ヒナイチの身柄は、竜の血族竜子公が子ドラルクが貰い受ける。その対価として、私ドラルクは、ヒナイチが吸血鬼対策課を退官するまで、人間と吸血鬼間の抗争終結に協力する事を約定する。』
内容を反芻していると、ドラルクに呼び掛けられた。
「ヒナイチくん、吸血鬼対策課が設立された意義を言ってみ給え。」
「共生の為の秩序…だ。」
「そう、それは誰が決めた秩序かね?」
それは、人間だ。数で圧倒するが、肉体的には劣る人間達の都合だ。
「人間達が発達させた文明は、我々にも大きな利益をもたらした。実際、反人間派の同胞共とて人間のもたらした文明の恩恵を受けている。力を持たない同胞達では尚更だ。」
確かにそうだ。まだ、力のある吸血鬼達はなんとかなる。電話の代わりにテレパシーを、飛行機や自動車の代わりに変身や念動力を行使できる。
でも、力を持たない者達は、その文明の恩恵がなければ生きていけない。親人間派、中立派が多いのはそういう一面もある。
「君は抗争が落ち着くまで、と言った。この抗争は何百年も前からのものだ。簡単に終わるとでも?私をいつまで待たせるつもりかね?」
「そ、それは…。」
「考えが甘いのだよ。ロナルドくんも言っていたがね、『お話合い』が必要なのだ。反人間派の者は力が強い者が多いが、極々少数派なのだ。」
それは、そうだ。実際、ドラルクの実家も親人間派で、彼が回してくれている情報は、他の親人間派の者達からもきている。
「何が言いたいのだ?」
「吸血鬼犯罪が云々と言う前に、君達も我々と繋がりを作る事だ。それが、反人間派に回る同胞達への抑止力となるだろう。ところで、抗争がなくなれば、君の戦闘力は人間達に必要なくなる。私が貰っても構わない訳だね?」
「ああ。そうだ。それで…いい。」
ただ、家族と違う者になるのは寂しいな。それに、市民を守る為にと幼い頃から鍛えてきたものは、平和になれば無用となる。心中複雑だ。でも、それが目的のはず…それでいい…はず。
目の前で2つの契約書に、ドラルクが血判を押して私に返してきた。私にも血判を押せという意味だろう。刀で指を切って押すと、彼は両方共大事そうに懐に収めてしまった。
「ちょっと、出てくるよ。先にジョンと食事をして、休んでいなさい。」
「どこへ行くんだ?」
「実家に、彼らと君達のパイプ役をして貰える様に頼みに行ってくる。あと、私の立場も監視対象から協力者に格上げして貰える様に、根回しも頼もうと思う。そうすれば、私も今までと違っておおっぴらに動ける様になる。」
彼は竜の血族の嫡孫だ。その気になれば実家から圧力をかけて、監視を拒否させる事もできたはずなのに…今まで敢えてしていなかったというのか。
私に来て欲しい一心か…彼らの執着心をひしひしと感じるな。
「吸対も退治人との連携を強固にする様に努める事だ。そういう話こそ、ロナルドくんも乗るだろう。」
ドラルクは席を立つと、ジョンを呼んだ。
ドラルク様、話し合いは終わったヌ?
「ああ、これから実家に顔を出してくる。気が重いが、あの師匠の元にもね。じゃあ、ヒナイチくんを頼むよ。」
ドラルクは、窓を開けた。コウモリに変じようとしているのだ。
「ドラルク、それは助かるが。その…大丈夫か?病み上がりじゃないか。」
こちらを振り返ったあいつは、とても優しい顔をしていた。白髪が月光に映えて…綺麗だと思った。
「フフフ。自分で縫っておいてなんだけど、こうなる様に出来ていたのかねえ。」
彼はショールの刺繍をなぞると、そのまま飛びだった。慌てて窓に駆け寄るが、無数のコウモリ達はあっという間に見えなくなってしまった。
ヒナイチくん、風邪を引くヌ。食事の用意をしてあるから、食堂へおいでヌ。
「う、うん。」
よく頑張ったヌ。ドラルク様も分かってくれるヌ。
ジョンと食堂へ歩きながら、彼が着せてくれたショールに触れる。刺繍されているのは、アネモネの花だ。
「なあ、ジョン。アネモネってあまりいい意味がないよな?」
アネモネの花言葉は、「儚い恋」や「見放された」などネガティブな言葉だったはずだ。彼の要望は、当分聞いてやれない。期待を裏切られた様に感じていないだろうか。
最近、ドラルク様と庭園の世話をしてるから、詳しくなったヌね。そうだヌ。でも、色によるヌ。
今までは監視として、あいつが植え替えや剪定をしているのを見ているだけだった。でも最近、見ているだけでは手持ち無沙汰に感じて、手伝ったりする事もある。ドラルクはうんちくを垂れるのが好きなので、こういうのに詳しくなってしまった。
「これは紫のアネモネか…えっと。」
ヌフフ。確かに不思議なものヌね。アネモネを刺繍していたのは、なんとなくらしいヌから。
紫のアネモネの意味は「君を信じて待つ」。よかった、信じてくれるのか。
ジョンと二人で食事を終えると、私はショールを掻き抱いて、窓辺に腰かけた。ドラルクが帰ってきたら、一番に「おかえり」を言ってやりたいと思ったから。
じゃあ、ヌンも一緒に待つヌ。ヌンを抱いてるといいヌ。暖かいヌ。
「ありがとう、ジョン。その…これからもよろしくな。もしかしたら、何百年先も面倒をかける…かも。」
『もしかしたら』?違うヌ、決めたのなら『ずっと』だヌ。いくらでも面倒をかけてくれて構わないヌ。
実はご主人よりも落ち着いてて、ちゃっかりしているマジロを抱いて、私はドラルクが帰ってくるのを待つ。
かつての恨みや憎しみを忘れられない、種の違いからくる認識の壁も感じる。
けれども、新しい目的が出来た。今はその事だけを考えていようと思う。
「おか…え。ドラルク…。」
ヌフフ、寝言でも言ってる。ドラルク様が聞いたら喜ぶヌね。
ジョンは、窓に凭れかかって眠る少女を起こさない様にそっと腕から抜け出した。ショールにくるまって体を縮ませる姿が、寒そうだったからだ。
『おかえりって言ってやりたいんだ。だから、ここで待っていいだろうか?』
そう言ってはにかむ様に笑った姿は、市民の期待を背負って立つ戦士ではなく、ただの19歳の少女だ。そして、いつかはもう一人の自分の主となる女性だ。
人は簡単に風邪を引いてしまうヌ。ヒナイチくん、待っててヌ。毛布を取ってくるヌ。
ジョンは梯子を伝って屋根裏部屋に昇ると、ベッドから毛布を取り出した。ドラルクはマメな性分なので、彼女が来る前にいつもベッドメイキングと掃除はしてある。今も埃一つないのは当たり前だが…。
最近、ベッドも机もあまり使った気配がないヌね。
しみじみ思う。割と最近まで、食事とおやつ以外は屋根裏に隠れたがって、主からは野生のリスを餌付けしていると揶揄されていた。ドラルクと顔を会わせれば怒ってばかりだったのが…一緒にいる方が当たり前になったのはいつからだったろう。
ドラルクが読書や繕い物をしている前で報告書を書く様になり、眠るのもお互いの都合を合わせた上で自分から降りていく。むしろ、地下室の方が増えたぐらいだ。
棺桶を置いている地下室は、かつて主に強要されて連れていかれる場所で、扉を開けるだけでも怯えていたものだったのに…。
戻ると、まだすやすや眠っているヒナイチに毛布をかけて、ジョンは再び腕の中に収まる。
それにしても、遅いヌ。まぁ、栃木のドラウス様とミラ様はよいとして、あのヒゲにネチられて時間を取ってるヌね。
ドラルクの両親は、息子が再生能力を持たない…不死身でない事から未だに子煩悩で、それが刹那的で粗野な性格にしてしまったのを、ジョンは知っている。
あまり会っていないが、彼の師匠は父親の親友で嫌味な性格なのだと言っていた。どうにも反りが合わないらしい。力で解決するタイプなので、師匠の教える礼儀作法や女性の扱い方を嘘臭い、まだるっこしいとしか思えなかった、と言っていた。
甘やかされてきたから、幼心に自尊心が傷ついたのもあると察しているが、多少はそれを捨てる事にしたのだろう。ロナルドに言われた『彼女を手に入れる為に、何かを諦める事、誰かに頭を下げる事』を実行しに行ったのだから。
何しろ本家に迎え入れるつもりの伴侶は、自分の監視員で吸血鬼対策課の人間なのだ。身内に受け入れられる様に、彼女の立場を今の内に確立しておいた方がいい、とは考えていたらしい。プライドの高い本人には、これから堪えるに違いなかった。
あっ、帰ってきたヌ。
空が白み始めた頃、向こうから大型のコウモリが見えてきた。ジョンは、ドラルクを迎え入れる為に窓を開ける。ヒナイチを起こそうと思ったが、一昨日の晩から肉体的にも精神的にも疲れているだろう彼女を起こすのは気が引けた。
「ただいま、二人共。思ったより時間がかかってしまってね。全くあの師匠ときたら…おかげで他には、カズサ本部長の所までしか話に行けなかった。」
コウモリから本来の姿に戻る。ドラルクは羽織っているマントを不機嫌そうに脱ぐと、窓とカーテンを閉めた。
「本当は、ヒナイチくんの実家にも足を運ぶ予定だったのに!昔の事をいつまでも…確かに、彼が教えた内容で彼女を手に入れたのは認めるが。今になって思えば、他のやり方の方が正しかった訳で…。」
今更過ぎるけど、そこに気づいたのはいい事だヌ。でも、いきなり実家に行っちゃだめヌ。深夜だし、そもそもドラルク様が何をしたか覚えてるヌ?そここそ、ちゃんと彼女と相談して改めて一緒に行くヌ。
「ん?それも含めて、先に詫びを入れておこうかと。遅かれ早かれ行く事になるだろう?」
どうにも、常識外れな主にため息をつく。時間がかかってよかった。そのまま行っていたら、問題になる所だ。
まあ、いいヌ。おか…おっと、これはヒナイチくんに取っておくヌね。
「何がかね?」
ヌフフ…一番に『おかえり』を言いたいってここで待ってたヌよ。
「おや、嬉しい事を言ってくれるね。しかし、このままだと風邪を引いてしまう。懐炉役、お疲れ様。寝かせてくるよ。」
喜びを隠しきれない表情でヒナイチを抱き上げると、ドラルクは地下室に降りて行った。
『あれ…ドラルク。帰ってたのか?』
『起こしてしまったね。もう少し、お休み。出勤前には起こしてあげるから。』
『あぁ、いや。その…今日からしばらく謹慎処分になったんだ。状況が状況だけに懲戒免職はしないが、建前は必要だからと。』
『それは…うむ。わ、私のせいだね。悪かっ…た。』
『いいんだ…それより。』
『ん?』
『お、おかえりなさい。』
階段から、二人の声が聞こえてくる。これまでにない穏やかな会話だ。
ここまでが、本当に長かったヌ。いや、まだこれからこそ忙しくなるヌけど。
何しろこれまで、主はヒナイチの周辺さえ平和なら、どれだけ被害が出ようと関心も持たなかったのだ。だが、これからは抗争終結が目的となる。ドラルクの盾である自分の戦闘も増えるに違いない。
まあ、とりあえずは二人共ゆっくり話し合うヌ。後で、ロナルドくんにも結果を教えてあげないとヌ。
これまで二人の仲立ちをしてきた、よく出来た使い魔は、クスッと笑って部屋を後にした。少し早いけど、日課の早朝トレーニングに行こうかと考えながら…。