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海と歌の子

全体公開 第五 ハス探
2023-04-30 21:03:12

ハス探(ポセ×歌)の会話文まとめ

Posted by @hirop573

【贄の子】

「海神様、今日はどんな歌がいいですか」
『ふむ。民謡ばかりではそなたも退屈であろう。街の歌はあるか』
「ありますけど僕民謡も好きですよ。最近新しい歌も覚えましたし」
『そなたが良しとするのであれば止めはせぬがな。我はそなたの様々を知らねばならぬ故』
「?どうして?」
『幾日通う行為は我の番となる者の証ぞ』
「へ?」
『なんだ、あの村の者は告げず寄越したというのか。そなたも災難よの』
「え、あの」
『案ずるな。何もそなたを喰らう訳ではない』
「そ、そうですか」
『しかし』
「!!」
『番の意味は存じておるであろう?』
「それは知って、ます、けど」
『懐疑心の皆無な己自身を恨む事だ。そしてそれを今から、この我が培ってやろう』
「う、うぅ……なんでこんなことに





【ネグリジェ】

「海神様、あの」
『どうした。衣が窮屈か』
「そうではなくて。そのこの服すごく透けてるんですけど下着ですか?」
『否。それ一枚の寝巻だ』
「えっ!?う、海神様さすがに」
『我の願いが聞けぬか、我が妻君よ』
「さっ……!?」
『どうか聞き入れてはくれぬか。我の前だけだ。誰も見はすまいよ』
「〜〜〜っ!分か、りました!分かりましたから!そんな声出さないでください!」
『そなたはこれが好みと見たのでな』
「確信犯……!」





【奇妙な来訪者】

「はいノートン、ここ最近の新聞を持ってきたよ」
「ありがとうイライ。あのさ」
「うん?」
「もう、ここに来ない方がいいよ」
「どうしてだい」
「僕ら、街にはもう行けないから情報が無くても構わないんだ。それに、君がここに来てるって知られたら君の身が危ない」
「知っているよ」
「だったら
「私の我儘さ。それに君に負い目を感じている街の人々も何人かいる。君を騙してここに寄越したんだ。誰も私を咎めないよ」
………
「それに海神様が気に入ったなんて余程の事でね。気になってしまって」
「それが本音?」
「半分半分」
……はぁ。何かあっても知らないよ」
「分かっているとも。おや」
『イライか。いつもご苦労だな』
「いえ。私が勝手にしている事ですので」
「イライ、時間はまだある?」
「ん、あぁ」
「あがってってよ。いいでしょう、海神様」
『好きにせよ』
「おや、いいのかい。二人の時間を邪魔してしまう」
……茶化すなら帰って」





【忘れないで】

「もう大丈夫です、海神様」
………………
「僕はここにいます。だからどうか気を鎮めて。僕は無事だから」
…………
「海神様。ハスター様」
……そうか。……大事ないか』
「うん」
(外に出ようとしたのがいけなかった。このひとは僕に危害を加えようとする人達を皆殺しにしてしまう)
(長く暮らしてきて忘れてしまっていた。海神様は人間じゃない。僕ら人間よりも遥かに強くて、怖い存在なんだ。でも)
「出ようとしてごめんなさい。もう開けないよ。死ぬまでずっとここにいるから」
『その言の葉、違えるでないぞ』
(なんだか時々、寂しく見えるこのひとを放っておけないんだ)



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