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十点のおまけ

全体公開 その他色々二次創作 900文字
2019-07-14 12:02:17

「十点」のそのあと おちてない

Posted by @syuu_29

仲魔のなかで最初に百点を集めたのはアガシオンだった。捜し物が得意なせいだろうか。
聞きつけたアリスやジャックフロストが管の中でくやしがるなか、アガシオンはライドウに景品の交換を求めた。それでライドウが持ち前の生真面目さでもって事務所で丁寧に糊付けをしてやっていると、帰ってきた鳴海が「あれ?」と手元を覗き込んだ。
「なんだ、ライドウも集めてたのか」
「これは仲魔が――
「ふうん、悪魔もこういうの嬉しいもんなの」
「悪魔によります」
そりゃそうか、と鳴海は笑い、じゃあこれはよい子のお前にと新品のチョコレートを一枚よこした。ジャケットから取り出したが、煙草の香りはついていない。
「点はないけど」
さっきタヱちゃんにあげちゃったから。なるほどそれで。礼を言いながら受け取る、銀紙に包まれただけの薄い板は紙の包装紙がないだけだが、どこか頼りない。ライドウはしばらく眺めてから、机の上に丸くなっている目付役に向き直った。目を閉じていた毛玉は過敏に気取って目を開けた。マグネタイトの輝きの漏れる瞳が煩わしげに当代を捉える。
「ゴウト、業魔殿に――
『今か?』
「今だ」
黒猫姿の目付役は再び目を閉じてから、くぁと大きくあくびした。
『郵便は』「出す」『支度はそれだけか?』「ああ。もうおわる」
伸びをする目付役から机に向き直ったライドウは残りの点数に糊をつけた。
新調したばかりの革張りのチェアにふんぞり返って新聞を眺めている鳴海探偵事務所の主へはそのまま声をかける。目付役の言葉は解せずとも、この男が自分の言葉を聞かぬふりで拾っているのはわかりきっているからである。
「鳴海さん、少し出ます」
「いいよ。今日はおれももう出かけないし。郵便、そろそろ窓口閉まるだろ」
気をつけてと言う鳴海にライドウは椅子を立ちながら頷く。足元に目付役がするりと飛び降りた。
「そういや、今日はどんな悪魔連れてるの?」
鳴海の問いかけに、ライドウは薄く笑みを浮かべるだけで答えなかった。

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十点 https://privatter.net/p/4254103
のおまけ おちがないけどこれ以上書くこともなかった……


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