ノートン・キャンベルとファン・ロメロとアステカの戦士<後編>
前記事> https://privatter.net/p/5131016
<ノートン・キャンベルにみるファン・ロメロ要素>
さてやっとノートン君です。
なんとなくファン・ロメロが下敷きになってるなぁと感じる方とそうでもない方半々でしょうか。
背景推理とあわせると、もちろんノートン君とロメロで異なる部分はたくさんあります。
ですが寡黙な青年である事、孤立してる様子はなく仲間とうまくやっていそうなところ。考えている事を素直に行動に移しているあたりは共通する気質でしょうか。
ロメロが寡黙であるにも関わらず周囲の人が彼に好感を覚えるのは、感情の素直さと行動の誠実さにあるのではないかと思うし、それはノートン君の背景推理からも感じとれる要素です。事故前のノートン君は案外表情が豊かだったかもしれませんね。
そしてノートン君をグラーキーの従者説でみると、最終的に人ではないものに変容してしまう顛末は被っている感じもします。
ですが!ファン・ロメロといえば語り部激推し見た目情報は外せません。
ノートン君はファンロメロの見た目特徴結構そのまんまなので、インテリ白人おじさんが「べ…別に彼はただの鉱夫でなにもないんだからね…!」とか言っちゃうレベルの美青年だと思われます…。少なくとも事故前のノートン君はAPP(見目の良さ)激高ですね。ふふふふふ。
そんなわけでノートン君の各スキンを見てゆきたいと思います。
【初期衣装】
外にはねた黒髪と白い肌、濃いブラウンの瞳が特徴的なノートン君の初期衣装。
肌の色だけ見れば白人っぽいですが、UR衣装の「魂を導くもの」はメキシコの死者の日モチーフです。やはりメキシコに縁があるキャラなのでしょうか?
白い肌とメキシコ由来衣装でファンロメロ感ありますが、もう一押し欲しい気もします。
そこでノートン君の特徴の一つでもある鼻ピアスのアステカ要素説を推してみます。
メキシコの博物館にある「鷲の戦士」像にノートン君の鼻ピアスに似た飾りがついています。
アステカの戦士には階級があって、所属によって仕える神も異なります。
そう。ーアステカ最高位である「鷲の戦士」が仕える神は、ファン・ロメロが信仰していた太陽神・ウイツィロポチトリです。
ふつうに「鷲の戦士」でググると、鼻ピ要素探すの苦労するんですよね…。
「鷲の戦士像」でググると確認できます。
※追記※
前編の方にも追記しましたが、こちらにも関連事項として追記します。
アステカ信仰において「肌が白い人」は特別な意味を持ちます。
人種差別が激しかったこの時代、白人のような肌のロメロを貧しいメキシコ人がわざわざ拾い、仲間と同等として育てた背景にはおそらくアステカ信仰の「最高神は白い神であり、白い人は神の再来である」が影響していると思われます。(詳しくは前編の追記をご覧ください)
ロメロはおそらくアステカ信仰のメキシコ人達に縁起が良い子として貧しいながらも大切に育てられたのではないでしょうか。(神の化身の謂れのある特徴の子を見捨てられなかったんだと思う)
そうなるとロメロの「白い肌」と信仰は切り離せない要素です。
そしてノートン君はロメロの「白い肌」を反映しているので、彼がメキシコに由来をもつ環境の出身であるとするならこの白い肌にも意味があると思われます。アステカ全盛期だったら拝まれる存在かもしれない。
ノートン君が孤児かどうかについては「魂を導く者」のイメージビジュアルの背景に男女の遺影があってこれが両親とするなら可能性はありそうです。背景推理からもノード1で老鉱夫の面倒をみるノートン君の行動を「善行」として記事にされているあたり、パッと見ただけで血縁じゃないのがわかるからかなーとか色々推測はできそうです。(追記終わり)
そんな感じで鼻ピのみだと思うとアステカ戦士要素としては地味な感じもしますが、アステカ帝国はもうないので、個人的な信仰の証として目立たない範囲で身につけるアクセサリー的な存在と解釈すれば十分な気もします。
そしてやっぱり白い肌、多分これ重要。
ノートン君が気高きアステカ戦士の精神を心のお守りとして、ウィツィロポチトリを信仰していると仮定すると、色々読み取れる事が出てきてエモいです。
これらを前提に菫青石のスキンを見てみます。
【菫青石】
菫青石はコンパスとして使用できるが、暗闇の洞窟内で使用するものではない!
わざわざコンパスの文字が登場します。
菫青石は「ヴァイキングの太陽石」などと呼ばれ、曇り空でも太陽の位置がわかるという逸話を持っています。菫青石が持つ光学異方性(故に多色性を持つ)を利用して太陽の位置を割り出していたのではと推測されていますが、実際にどのように使っていたかは不明です。どちらにせよ光がささない暗闇の洞窟内では太陽は探せませんしノートン君ももちろん知っているでしょう。
ではなぜわざわざ持っていくのか。
ノートン君が太陽神を信仰しているとすれば、太陽のもとに必ず帰るという安全祈願のお守りとしてこれを携帯する意味が生まれます。
それに菫青石は宝石としての価値が低く、貧しいノートン君でも容易に手に入れる事ができそうなところもちょうどいいですよね。
黄金鉱山のイメージビジュアル、ノートン君が洞窟の中に差し込む光の中で何かを掲げている姿が見えますね。何を掲げてるんでしょうか。
ちなみにグラーキの従者説を採用すると、60年ものの従者は太陽光で緑の崩壊を起こします。洞窟の中に潜んでいた従者たちが古ければ陽の光が差す場所には近寄れず、彼らから逃れる事が可能です。太陽神の御利益感ある。
ホント、グラーキの従者とアステカの戦士要素やばくて、正反対なんですよ。
太陽の国に行きたいアステカの戦士と、いずれ太陽に魂ごと焼かれて消滅するグラーキの従者…。
太陽に救われたノートン君の肉体は60年後、魂ごとその太陽に消滅させられる運命です。
その事実をノートン君がどこまで知っているかはわかりませんが、ノートン君がアステカの神を信仰しているとするなら、60年を待つまでもなく、仲間の死が彼の信仰にとって何より恐ろしいものだったに違いありません。
というのも、アステカの信仰は独特で生前何をしたかよりもどのようにして死んだかで、魂の行先が変わります。
当然、最高神であるウイツィロポチトリの元へ行きたいわけです。これが最高の誉です。多分。
そのためには彼らは同胞に利益をもたらし、戦って死ななければなりません。
故に誇り高きアステカの戦士は仲間のために諦める事なく戦い続け、その執着に敵国は恐れをなしました。
この辺りはノートン君の思い込んだら一直線な性質に通じてる感じしませんか?
個人的にはノートン君のお宝探しは守銭奴というよりも「同胞への利益獲得のため」感が強い気がするんですよね。守銭奴っていうとケチな印象ですけど、ノートン君はむしろ献身的なタイプですしね。
でもちゃっかりしてたり腹が読めないノートン・キャンベルめっちゃ楽しいのでそれはそれで推してゆきたい。
お駄賃貰えるならスマイルは0円です(微笑)
話を戻しまして、戦死以外のいくつかの死に方(溺死など)で迎える神が異なり、どれにも属さぬ場合は地獄的な所へ行くそうです。
グラーキの従者は分類にないので流石に地獄行きかなぁ。
でもゾンビっぽく動き回るのでノートン君は仲間の魂はまだ魔物に捕らえられていて神の国に行けていないと考えるかもしれません。
それを前提にUR衣装「魂を導く者」をみるとこれまた色々深読みができそうです。
【魂を導く者】
魂の間には驚くべき引力と反発力が存在する。出会うことが決まっている人々を運命のように導き、あるいは縁のない人々を引き離す。
魂を導く者っていう名前が既にね
…
英語だとSoul catcherですか。魂を捕まえるの?
それにグラーキの従者、魂の色?緑なんですよ
…。
ノートン君の後ろに魂が4つか5つ見えますね。
一緒に宝探ししてた仲間
…5人いたのかな。緑色って事は
…そういう事なのかな
…。ひぃん。
さらにノートン君の帽子にあるドクロは目の部分が緑色に光っています。そのドクロに刺さる5本の金属製の釘っぽい何か
…
いやいやいやいや
…
死者の日画像ぐぐっても流石にドクロに釘打ってるのはなかったので、やっぱグラーキ要素かなぁ。
仲間の数と同じ5本ですね。
(魂の数が画像によって見えにくいのと、ノートン君を含めて5とするか悩むので、仲間の数は4~5人としておきます)
この釘が楔となって彼の魂はドクロ(死んだ身体)に繋ぎ止められているようにも見えます。
そう考えると色々妄想しちゃいますね。
死に方にこだわりのあるアステカ信仰であれば、洞窟の暗闇で地獄行き確定の死に方をするより、荘園のゲームという「同胞の利益獲得の為に戦って死ぬ」方が100倍マシという考え方もできそうです。
そして今もあの洞窟に囚われたままの仲間の魂を救い出し、神の国に連れて行くのだという密かな決意がノートン君のこの衣装に現れているのだとしたら、やっぱり仲間を失った事をゴリゴリに気にしている事になるし、まだ救う事を諦めてないんですよノートンン
…
ついでにポケットに突っ込んでるミイラ型人形についてみていきましょう。
※(情報に修正があります。後述の追記をお読みください)
ミイラ人形は死者の日あるあるモチーフですが、形がブードゥ人形っぽいですね。
ブードゥ人形といえば呪いっぽいですが、願掛けの人形らしいです。
人形に刺すマチ針の色と場所で願い事が変わります。
緑は精神的な安らかさを願います。
緑のマチ針を思いっきり頭にぶっさしてますね。
ファミ通記事でノートン君の大脳に磁石が影響していて、それで情緒が不安定なのではという内容がありますが、まさにこれはノートン君自身がグラーキ様の磁力滅せよと願っている事の現れではないでしょうか。
頑張ってグラーキ様に抵抗してんのかなぁ。
(追記)その後高解像度版を見ることができたので改めて確認したら、緑のマチ針と思っていたものは背景エフェクトの映り込みだったようです。ですのでこの人形に願掛けしていない素体的なものなのかも知れないです。
ブードゥ人形は相手の特徴を示す髪型や服を着せてから願掛けをするらしいのですが、頭に鉄のロッド?らしきものが刺さっている以外の特徴のない不思議な人形ですね
…。どんな意味があるのでしょうか。
このブードゥ人形についてもう少し調べてみたところ、ニューオリンズ固有のものだとわかりました。
ブードゥ人形発祥の地はニューオリンズらしいですね。ハイチのそれは逆輸入的なものらしいです。
さらにニューオリンズと言えば呪術師が浮かびますが彼女と何か関係があるんでしょうか?
(追記終わり)
あの洞窟の暗闇から逃れた後も、自分と仲間の魂を救うための戦いを一人で続けているのだと思うとエモい
…。
ノートン君が仲間思いで誠実という根拠はこれらの仮説によるものですが、アステカ戦士は味方としては心強い反面、敵には容赦ないです。スタンキャラ感ある。
そんな感じで、グラーキの従者説+アステカの戦士ノートン君エモすぎませんか!?
普通ならとっくに折れてしまいそうな心がこの独特な信仰との相性により、人ではなくなってもなお気高き戦士であり続けようとするこの生き様ですよ
…なにそれ
…しゅごい
…
状況が特殊すぎて誤解されやすいのも最高じゃないです???
この個人的エモをお伝えしたくて書いてたんですが、長かった
…(白目)
お前の強めの妄想、見届けたぜ
…と楽しんで貰えたら本望です。
ほんとありがとうございます。
せっかくなので他のスキンも見ていきましょう。
【おかっぱ】
症状:強迫性妄想障害
記録:鍋を兜に見立て、自分を守るために頭にかぶる。このような症状の患者がわざと混乱を作り出せる。彼らの人を弄ぶような行動に惑わされてはいけない!
ホワサン入院患者だったんでしょうか。
事故後、だいぶメンタルもやられていそうなので不思議ではないですが、ホワサンは色々問題ありそうな施設なので逃れて良かったね★(雑)
グラーキの従者説の場合、病院とか大丈夫なの?みたいな疑問が湧くかもしれないですが、元ネタ「湖畔の住人」でも医者が診ても首をかしげるだけだろうみたいな記述があって、現代と違ってわかんない事の方が多くて特に大事にもならないみたいです。
むしろホワサンは実験体にでもしてた可能性すらある(こわ)
ててごのクトゥルフ要素をどの程度考慮するか難しい所ですが、少なくともノートン君はクトゥルフ読み入れた方が汲み取れる事が多いですかね。
一応TRPG的には入院で正気度は回復するんですけど、ホワサンで回復するのかなぁ。
【魔物管理者】
彼の念入りな計画のもと、魔法収蔵室は整然としている。
魔物管理者ってありますが、英語だとマジックアイテムキーパーですね。
魔(法の)物 うん、なるほど。たしかに
…直訳か。
説明文は「彼の入念な管理のもと、魔法収蔵室は整然としている」の方が誤解が無さそう。
訳はともかく、これ気にはなってる要素なんですよ。
なんでかっていうと、マジックアイテムってクトゥルフに出てくるんで
…。(またか)
クトゥルフ的マジックアイテムの管理人っていうと、なんらかの教団あるいはそういう性質を持つ研究施設を連想します。
突然のハリポタ感ですがあんまり夢と希望は無さそう。
ノートン君の磁石もグラーキ棘素材だったら立派なマジックアイテムですしね。
ついでなのでグラーキについてもうちょっと掘り下げると、グラーキの従者ってグラーキ含めた共同意識体なので、知識を共有するんですよ。
ノートン君は棘に刺された時即死しなかったせいで、従者としては不完全な存在です。
故に自分の意思があって自立できているわけですが、「知識の共有」に関してはどうなっているのか不明な所です。
ですが、ファミ通記事で磁石が大脳に影響している云々があったので、グラーキや従者達の知識が強制的に流れ込んできてしまっている可能性もありそうです。
これらの知識は全く役に立たないかというとそうでもなくて、従者の性質やクトゥルフ的な知識がなければ、自分の身になにが起きたのかも理解できないので、ノートン君の行動(磁石作ったり)からある程度理解している可能性があります。
ただ割とSAN値(正気度)は削れそうですけどね
…どんまい。(情緒不安定はこれもあるのかも)
それでこっからはちょっとした深読みなんですが、このスキンだけ金髪碧眼なんですよね。
そう
…突然の金髪(マック定員と謎お兄さんは置いといて)
グラーキの住処はイギリスのセヴァン渓谷にある湖です。
グラーキ様、実はイギリスにいるんですよ。(シナリオなどでは呪文で湖底に門を作ってグラーキ様にお越し頂きます)
従者達も湖の近くのゴーツウッドという所からきた集団が最初の信奉者達です。
このスキンだけ人種が異なる雰囲気なのは、もしかしたら魔物管理者はノートン君自身の体験ではなく、
共有した従者達の記憶の一部、なんてこともあるかもしれません。
ノートン君、実はクトゥルフ神話技能値かなり高いかもしれない。
ーという事をさらに解釈すると、ノートン君の回復速度20%アップの説明に繋がるかなーとさらに推測してみます。
注射器などのアイテムを使わず回復が早いキャラってノートンと祭司くらいなんですよ。多分。
回復と表現していますが、正確にいうと「恐怖値」らしいです。
つまり恐怖による昏迷から早く回復させる事ができるキャラが揃ってクトゥルフ神話技能値高めというのは偶然なのか
…?
クトゥルフTRPGだとSAN値チェックに失敗して一時的発狂した際に、精神分析という技能を使う事で抑える事ができますが、どうもそれとは違うっぽい?
わかっている事は、クトゥルフ神話技能が高い2人が励ますと早めに正気に戻るという謎です。結局謎だった!ごめんね。
何か思いついたら追記するかもです。
※ところで殴られて見える世界の方が正しい気もするんだけど、どっちが正気なんでしょうね?
【モグラ】
この生き物は優れた嗅覚を持つ。いろんなにおいを嗅ぎつけられる。例えば金銀財宝など!
ミスターもぐーら!
この衣装可愛い。
あくまで私の個人的な感想なんですけど、これ
…ノートン君の欲しかったものですよね。夢というか。自分にこんな能力があったらよかったのになって。
綺麗な衣装を着て、鮮やかに夢のように、お宝を見つけて拍手喝采!
優雅に一礼して幕を下ろす事ができたのに。
えっかなしい
…。
この夢をノートン君が心に描いたのだとしたら、それ自体がもうツライ
…。
こんなかわいい夢を描く心がある分、現実がツライいんですけど。
ノートン君
…何か
…何か欲しいものありませんか
…なんでもあげるよ!
ξ⊗‿ʖ⊗)ξ<えっ
…ざ、財宝
…とか
財宝かぁ〜~〜そうだよね〜~~!
(石油王になりたかった)
ここまでお読みくださりありがとうございました!
皆さんがキャンベルに沼りますように
…!(念)
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