@suimyaku_flow
キッチンでの会話。なんだかものすごい頻度で卵あるいは卵料理の話が出てくる気がするな魔法舎。アニバブックの書き下ろしSSも卵の話だったし。
と、ここで、もしかしてわりと明白に月の見立てか?! と思ったんですが、厄災に火を入れてみんなに食わせてる「料理人」ってなんかすごいな…みたいなこわいかんがえになってしまったのでとりあえずここまで。
(たぶん、今回のイベストには関係ない)(もしかしたら、まほやくの構造全体のことを考えるための要素ではあるのかもしれない、覚えとこ)
「料理人のお眼鏡」…もしや、眼鏡要素これで回収とか言わないよね?(危惧)
お眼鏡に適うって眼鏡要素なのかな…これは考えたことなかった、眼鏡の者として。
うーん、この上品な紳士に(立ち絵があるわけではないが)「店主さん」って若干違和感があるんだけど…「ご主人」なんかのほうがしっくり…と思いつつしばらく読み進めてから、もしかしてこれは雨の街で「店主さん」と呼ばれていたネロにかぶせているの? と気づく。そうだね、ネロの看板イベントだった…
この養鶏場、普通の卵のほうが多く産み落とされて銀の卵がレアということらしいけど、普通の卵は食用として出荷してるのかな。「育て主である魔法使いの望みが銀細工になる」んだったら、銀の卵も生まれたまま売っているんだろうし、屋号通り「卵屋」なんだな。
生まれたままのの卵を売る店と、注文に応じて料理した卵を売るネロの店…★
場のみんなのことを細かく見ていて(おそらく今回だと、店主さんの震える手や、晶くんの表情)仲裁というか妥協策を提案するところ、南ラプソディ思い出した。取りこぼさないというか、すくい上げてくれる…★
たぶん、南ラプでは両案あったから中間案出してて、今回は一方が提案自体を躊躇してたからそっち側を言ってあげたのかな、という気の配り方を感じる。
読んだ順番でたぶんひまわりが最初だったと思うんだけど、こういう、「集団のなかでネロがどこに身をおさめるか」みたいなところ見るのほんとう好き。何度でも思ってしまうけど、ああいう頭領にこういうナンバーツー、組織として盤石じゃん(組織としては)(……)
壊した後の卵を好きにするの流れで、ミスラがルチルの好物のエッグ・ベネディクト出してくるのかわいいなと思ったけれど、どんなに卵が大きくてもエッグ・ベネディクトなら基本的には「いくつできる」じゃなくて、ひとつがばかでかいだけだと思うよ、ミスラちゃん。
(一方、オーエンは自分が好きな甘いものを挙げている)
眼鏡オン。
うーん、眼鏡…ファッション眼鏡なのかな、眼鏡…特に意味がないよなここでの眼鏡…ぐるぐる(思い出してわたし…ナイトウォーカーのときも特に意味はなかったよ…)
宿泊設備があるの、卵が生まれるのを待ったり、卵が孵るまで卵屋のご主人の手ほどきを受けたり見守ってもらったりするお客さんがいるんだろうな。
「雨が降る前みたいに」とか「暗雲というほど厚くない。けれど灰色の憂鬱な雲が」とか、今回のネロさんの表情描写にめちゃくちゃよろこんでしまった…ツボに…ツボにはいりすぎている…こういうところが…好きです…湿度…(ブラッドリーさん「換気」って言うけど、わたしはずっと「水はけ」だと思っている)
「月夜の下、空っぽに光るグラスは寄る辺ない。」ですよ! こんな文章に心情うつしだされちゃうの、好きでしかない…。「寄る辺ない」かなり最上級の萌えワードなんだよ、よるべない…。もうこの先ないかもしれないから心に刻んでおこう…。寄る辺ないネロ・ターナー…(噛みしめる)
2周年のカドスト(記念日シリーズ)もそうだったけど、ネロは「忘れられない人」なんだなあ。小さなことであっても、ずっとどこかに持っている。身に刻んで「覚えておきたい人」であるブラッドリーと、近いようで違う。ブラッドリーは覚えておく対象を選んでいる、わけで。こういう、このふたりと近さと遠さの絶妙さ…
6章7章、全体的にもう何をどう考えたらいいのかわかんないんだけど、運命の脱獄者が「運命だっただけ」って言ったことがいちばん咀嚼できていないな…運命って、何…?
卵から生まれるもの(願い・欲望の具現)への恐怖、わたしの考える限りは3種類かなあと思って。
(1) 未知への恐怖。本当に何が生まれるか分からない、自分の深層に何があるのかという怖さ。
(2) うすうすでも分かっている部分があるからこその恐怖。「こういうもの」が生まれてしまうのではないかと、想像できてしまうゆえの怖さ。
(3) 虚無への恐怖。何も出てこなかったらどうしようという恐怖。
好みで言うとだんとつに(3)なんですけど、賢まほでこれがありそうなのはフィガロなんだよね。ネロではない。煩悩的なものを食べてくれる魚がフィガロには寄ってこなかったっていうエピがどこかにあったはず。病の沼かな?
ヒースが口にしたのは怖いは(1)っぽい。過去ネロがどっちかな…時期にもよるかな。いっそのこと俺が殺してやろうかの頃だったら(2)なのかな…。
で、今回のこの卵の怖さのこと考えていて、ネロの育成セリフ「どんな魔法使いになりたいんだろうな」がちょっとわかった気がする。このセリフずっと、さっき魔法使いになったわけじゃないでしょうに何言ってんの? って不思議に思っていたんだけど、「どんな魔法使いでありたいのか」という形? 型? がわからない、みたいなことなのかも。根っこがわからないのじゃなく、先がわからないのほうなのかも。
もっと砕けば、魔法をどう使っていけばいいのか=心の使い方がわからない、とも言い換えられる?
根っこのほうにかんしては、少なくとも「ネロが何だかわからない」ことはわかってるんだよね。なんせ、「揺らぐ存在の狭間で」なので…。揺らぐもんであって輪郭がはっきり確定しない、ということはわかっている。もっと言うなら、輪郭がぐにゃぐにゃしてたとしても、その内側に殺意とか執着のような濃く強くぎゅっとしたものが生まれ得ることもわかってるはず。
ネロの「わからない」が「何もない」ではない、ということは、読み手であるこちらもちょっとずつ解ってきました。ので。
小さな子どもたち(鶏)の命を吸って大きく育った強いもの(獅子)、ちょっとブラッドリーがよぎったりもする。マナ石喰らって強くなったもそうだし、子分たちを背負って頭領やってきたこともそうだし。「居場所を飛び出したもの」と考えると獅子の動きに過去ネロが浮かぶんですけど。全体的に、卵にも銀の獅子にも、場面によってネロがかぶったりブラッドリーがよぎったりするんですよ…たぶんわたしの考えすぎだと思うんだけどさ…
でも、こう、元相棒ふたりってそういうところがある気がする…なんていうか、どちらがどちらに影響をおよぼしたとか、どっちがより強いとか、どうしたみたいなのが、一概に言えないところ。逆転があるというか、相互じゃん…みたいなところ。
獅子を追おうとするヒースとシノをネロが止めたあたりからの東・北については、ここに書いたとおりですね。
https://privatter.net/p/8547257
ブラッドリーは「風穴」をあけられる。
ところでここで出てくるブラッドリーSSRカード(眼鏡)の絵面、最初から「交渉のテーブル」的なものには見えていたので、場面としてはばっちりなんだけど、どっちかっていうと、土地の権利書とかバーンしてるように見えるんだよな、土地を転がすブラッドリー様。でなければ国家間交渉かな? くらいの感じが滲んでいる。こういうところがブラッドリーさんはおもしろい…かっこいい…
ネロの提示した対価はネロの分の卵だったけど、当然、北3人に対して1個なので、「相応」なのはそうなんだろうけど後の争いを誘発してるな…とひやひやした…何ならネロが火種でブラッドリーがぼろぼろになるルートだし。まさか最終的にあんな帰結になると思わなくて。
もしこの段階でブラッドリーがあそこまで想定してたとしたら、おさすがすぎて舌を巻くのと同時に、どんだけだ?? みたいな気持ちになるのでどうしたらいいのかわからない…策略家なのは知ってましたけどその能力を何に使っているのか…みたいな。だって「対価を要求した」のではなく「ネロの覚悟と、対等に話ができる頭があるのかどうかを見極めようとした」になっちゃうので…。もっと言えば、ここから先の行動が、ネロに「卵の中身と向き合う気があるのかどうか」を試してることになっちゃうので…
いや、でもブラッドリーこんくらいの先読みはするんじゃないかな~。可能性としてどっちも考えに入れてはいたでしょ。そういう能力が高い人としての描写をされてきすぎている…否定するほうが難しいんよ。
元相棒共闘。
祝祭との比較メモのとき書かなかったけど、ここもそうなんだよね。祝祭の時、ブラッドリーはネロを助けたけど、ネロは一緒に行くことを拒否した。でも今回は目配せだけで並んで、打ち合わせもなく連携した。「もう昔じゃない」としても、過去に積み上げたことは消えないし、新しいかたちで「今」から「未来」へ活かしていくこともできるってことなのかな、と。
今回のふたりのカードスキル、特に育成上「強い」カードではぜんぜんないのでそういう意味では残念感あるんだけど、ネロのスキル2「刃は獅子を迎え撃ち」と、ブラッドリーのスキル1「銃声は獅子を導き」、この共闘場面を指しているの間違いなくて、しかもスキル名が揃っているだけじゃなくどちらもハプニング率マイナスで効果も揃っている…一緒に戦えば「手堅い」「隙が無い」ってことじゃないのこれ…。
つまり、2枚セットでストーリーとふたりの関係の「補助線」であることをとことん優先されているカード構成である、ということなのだな。カード名から何から。そう…。
(ブラッドリーのスキル2が「化け物が生まれぬように」でスポエピupなのは、何だろうな?)
ヒースクリフの卵から生まれた銀細工が豹のかたちをしていたこと、卵の銀細工が奥底の願いから紡がれるものなのだとしたらじゃあ厄災の傷って…と考え出してしまうな。わたしは常々、ブラッドリーの根っこには「ここではないどこかへ」があるのではないか、北まほとしての生き方、ファミリーの長としてのありかたはむしろ「北の文脈上で優等生」的な「育ち」の部分なのではないか、と考えているところがあるんだけども…いや逸れてるな、長くなるのでこれはここまで。
あの、晶くんちゃんって、祝祭でヒースの傷目撃してたはずだけど、「豹」で連想しなかったんだろうか…。銀細工見て「豹」とわかるのであれば、あのときの黒い獣が「豹」であることもわかってそうなもんだけど。これはちょっと謎。
ファウストとの晩酌とか、ヒースの卵の件とか、ネロの感情の受け皿として東チームが「あるよ」と丁寧に描写されているのとてもよかった。ブラッドリーが「意識」「行動」を促している裏に、ちゃんと「感情」を支える居場所がある。そういう今である。いい意味で「昔じゃない」んですよね。
ネロの卵の対価としての顛末、さっきも書いたけど、追加で。
ここで代替として「自分の料理」を提案できるネロさん。実際、これまでの経験則として充分ありな選択肢なので、むしろ最初からこうじゃなかったのなぜ、とは思ったんだけど、あれはブラッドリーの誘導がうまかった、ということかな。
もし、ブラッドリーが「取引」言い出した時点でこの納めどころも視野に入れていたとして、ネロはその時点では気づいてなかったと思うんだけど、最終的には、心得ていたような気もする…。銀獅子捕獲作戦で「打ち合わせなし」が強調されてたふたりなんですよ。ラスト近くの会話シーン、互いに口の悪いやりとりをしながら、「機嫌良さそう」なブラッドリーと「うっすら笑み」を浮かべているネロも、わかってる感しか無いじゃない…。
(このシーン、なぜか音声でだけ「ネロ」という呼び方が当てられているのは…あれ、何…?)
晶くんちゃんは、ネロの卵から生まれた銀細工について「自分の料理を食べてくれる人たちの無事」がネロの願いなのかもという納得をしていて、もちろんそれも多大にあると思うんだけど、それだと出てきた銀細工を譲ってしまったことの説明にはならない(しかも、ただのスプーンでなく、アイスクリーム食べると美味しいと聞いた、と言っていた晶くんちゃんの話を汲み取るごとくに「デザート」スプーンが出現してる)。
ここで最初に思った「店主さん」という呼び名がネロにも掛かってるんじゃないか、というところに戻るんですけど…と、書いた分さかのぼって「★」をふたつほどつけてきましたがこの「★」つけたあたりとかもそうだし、日ごろから、ネロがメニューのリクエスト、周囲の声にならない希望まですくいあげて「応える」というアクション(リアクション)をよく見せる、、ということに思い至る。
「これ」なんじゃないですか? と思った、という話。
「これ」=「応える」がネロの望みなのでは、ないかな、という。だから、スプーンを譲るところまで含めて完結なのかなって。彼の「役目が欲しい」は、そういうことなんじゃないかな。だとすると料理人という生業は、たぶん天職なんだよなあ、そういう意味で。そこには常に「オーダー」があるので。
何だろうな…「揺らぐ」輪郭ははっきりした形状とれないかもしれないけど、揺らぐからこそ、外側から求められたときにそこに「添う」ことが出来るんですよ。ネロの心のあり方(つまり魔法使いとしてのあり方になるけれど)が、そういうふうであることを、彼自身が認められるといいね、みたいな読後の感想です。揺らぐことも、「膜」の存在も、決して悪いもんではないよ、としてもらえるなら、そういう話だったら、読んでるこちらも嬉しいな、と思う。
卵屋イベ、「過去」は取り戻せないし今は惑っていても「未来」はこれからの意思、みたいなところがあって、たいへん個人的な見解として刀ステか?(?)って思いながら読んだりした。
個人的はこのまま元相棒の葛藤が解消する方向に向かうとしたらめちゃくちゃさみしいが(身勝手なことを言いますが葛藤の解消はわたしとしてはCPではなくなることを意味するから)…当人たちがそれを望むのであればそれは仕方がない、ので…。どこへ向かおうと行く末を見守るよ。
ネロさんの換気とか水はけが悪いのは「状態」でなく「性質」だろうから、そこは変わらないだろうと安心している。今回いっこ解消したとして、おそらくネロの中のいろんな小部屋のうちひとつが換気されたってだけだし、これから先も新たな雨は降り、湿った小部屋が生まれてゆくのだろうし。そんな湿っぽいネロさんが好きです。
あとは今回のイベントわりと読んでるだけでしんどみがあって、何でかなって思ったんだけど、たぶん、卵から産まれる銀細工を生命のようにあつかう文章が多かったからですね。銀細工じゃん…そんな生命みたいに言われると…生身感がしんどいじゃん…。これたぶん、水分の多いえろが好きじゃないのと同じカテゴリなんだよな。もちろんとても個人的な嗜好の問題であって、お話自体は何も悪くない。
「寄る辺ない」でぶちあがったテンションと、卵とか鶏とか何の暗喩なんよ…と気を取られていたことで乗り切りました(何だかんだで4回も読んだスト、今のところ他にないが)
そういえば、他のまほの卵から何が出てきたのかも気になる。ブラッドリーの銀細工、何だろうな。弾丸だとあまりにそのまんまなんだけど、ネロの卵からシルバー出てきているので、なくはないんだよな。え、弾丸だとこの場合、何の暗喩になる?
ところで、今回のイベント特性「純銀」、「星の力を宿すらしいがよくわからない」って書かれていたけど、あのう、胸に銀の星(?)つけたキャラデザのひとが…そこにいるんだが…2周年で流星って言われてた…しかも、その、元相棒の相手のひとの最高位の強化魔法がその胸を撃ち抜くらしいんだが…それは…あの…。
そういえば、ネロの魔道具の戦闘時の動き、流星群みたいだね…