@Ferin_L
魔道祖師の同人誌やグッズを作って配布したい、もしくは手に入れたい、と思われている方は沢山いらっしゃると思います。しかしこのジャンルでは他作品と異なり、通常の頒布方法で同人作品が配布されるケースがほとんどなく、戸惑うことが多いです。そこで、巷で流布している「ルール」についてと実際行われている二次創作の配布方法について見聞きした利点・欠点を纏めました。あくまで私が個人的に調べた内容や経験、またこのジャンルで活動されている方々のお話を伺って纏めたものですので、至らないところもあるかと思います。あくまで参考程度にとどめ、最善の方法は皆さんご自身でご自分に合った方法を選んでください。
◆界隈で言われている「MXTXルール」について
「金銭の絡む二次創作は禁止」だという公式ルールがあるため同人誌や同人グッズの売買はできない、と言われていますが、厳密には異なります。私が調べた限り、該当すると思われる公式の文面は以下の文章です。
●先生のWeiboの発言(2016年5月8日)

「同人活動に商用ライセンスは許可しない」
https://m.weibo.cn/u/5907302111?is_all=1&is_all=1&jumpfrom=weibocom
この発言はネット上から見ると削除されているようです。アプリからアクセスすると表示できるようですが、ふぁぼやRTはできないようです。のちに先生はすべての権利を晋江文学城に委任し、質問があればそちらに聞くようにと発言されています。
●晋江文学城の文面(サイト一番下青線部分)

https://www.jjwxc.net/
「ウェブサイトのページの著作権は晋江文学城が所有しており、いかなるユニットまたは個人も無断で転載、複製、配布、または営利目的(商業用途)で使用することはできない」
以上からわかるように、同人活動についての具体的な公式のガイドラインはありません。現存するルールはファンの解釈によるファンルールです。同人活動は商業ではないので当てはまらないのではないか、という疑問もでてくるでしょう。中国の多数のファンの間では「商業用途で使用することはできない」を「同人誌の売買をしてはいけない」「利益を生んではならない」と解釈し、それが他国に広まっているのが現状です。これらを尊重し、魔道祖師の二次創作物は諸外国では無配、物々交換、またはP4Pで配布することが一般的だそうです。どの方法も利益がでない配布方法という点が共通しており、海外で広く受け入れられている配布方法のようです。
◆無配について
同人誌やグッズの制作費用を全て自己負担し、希望者を募集して頒布する方法です。送料は自己負担の場合と希望者負担の場合があります。
利点
●好きなものを作れる、楽しい、喜んでもらえる
●二次創作をしない読み専も参加できる
●事務作業が比較的楽
欠点
●頒布者の負担が大きい
●委託ができないので、実質自家通販状態で事務作業を自力でこなさねばならない
●数が限られるため欲しい人全員にいきわたらない可能性が高い
◆物々交換について
自分が制作した同人誌やグッズを他の人が作ったものと交換する方法です。二次創作をしない方が相手の場合、交換物にギフトカード、アクセサリーやお菓子をOKする方もいます。
利点
●純粋に楽しい、わくわくする
●人様のグッズや本が手に入る
欠点
●手間がかかる
●頒布者の負担が大きい
●交換相手にも手間をかけさせる
●相手のグッズ・本と自分の交換物が値段的に釣り合わない可能性がある
●申し出にくい場合がある
●交換物が二次創作物限定の場合、二次創作をしない読み専は参加できない
●食べ物やギフティをokにした場合、賞味期限/利用期限を気にする必要がある、被りすぎると消費し切れない
●片方が匿名発送希望でもう片方が直接発送希望の場合、どちらかが妥協しなければならない
●発行のタイミングがバラバラなので受け取る時期が大幅にずれる可能性が高い
●委託ができないので、実質自家通販状態で事務作業を自力でこなさねばならない
●数が限られるため欲しい人全員に行き渡らない可能性が高い
●交換後、在庫が無くなってから欲しい本やグッズが告知される可能性がある
●途中で気が変わる人が出てくる可能性がある(後になっていらないと言われる、等)
●お互いに交換完了する前に音信不通になる人が出てくる可能性がある
◆P4Pについて
Pay for Production の略で、印刷費や諸経費(梱包代など)を希望者人数で割り、二次創作物の制作にかかる費用と送料を注文者が共同で負担する方法です。
利点
●頒布者に金銭的負担がかかりすぎない
●二次創作をしない読み専も参加できる
●委託を利用すると発送などの事務作業の軽減ができる
●在庫を抱えなくてよい
●欲しい人にいきわたりやすい
欠点
●一人当たりの負担額を計算する必要がある
●応募後に音信不通になる参加者が出てくる可能性がある
●転売されるリスクが上がる
●受注生産になるため応募者と何度も連絡を取り合う必要がある
私はまず物々交換をやってみました。それについてはこちらの記事にまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。
「物々交換の手順」https://privatter.net/p/5981061
個人的な経験を申しますと、とても楽しかったけれどいろいろな面で負担が大きかった&トラブルがあった&参加できる人数や人が限られてしまうため(二次創作しない人に声がかけ辛かったと言われた)、二度目は難しいというのが正直な感想です。ですので、再販は海外で広く行われているというP4Pを現在試しています。こちらの方法ですと二次創作をしない方も気軽に参加できる&負担が少ないため同人活動が続けやすいので、個人的には上述三種の中で一番やりやすいなと感じています。P4Pの具体的なやり方についてはまた後日、私のこれまでの経験を改めて記事にする予定です。(→まとめました!https://privatter.net/p/6057506)
いかがでしょうか?皆さんもぜひご自分にあったやり方で魔道祖師の二次創作を楽しんでください💛個人的な希望としては、P4Pをやる方が増えたら魔道祖師の同人誌やグッズも流通しやすく、手に入りやすくなるのではと期待しています。