@niziirononanika

氏名:ペルソナ persona
H-W:――cm ――kg
DOB:――――/―/―― (――歳)
所属:
■■大学附置哲学人研究所 哲学人行動学・心理学部
職務:
哲学人研究協力
※特殊ランクのため、職員権限と可能な業務範囲を事前に確認すること。
担当禁忌:
心理学系哲学人全般
欲望の増大/露呈能力のある哲学人は接触不可。
例:哲学人【投影】、哲学人【トーデストリープ&レーベンストリープ】、哲学人【夢分析】、哲学人【死に至る病】
経歴:
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20■■/■/■■ ■■大学附置哲学人研究所に就職
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特徴:
常に仮面を被っている男性もしくは女性です。その性別は視認した人物にとっての肉体的同性として認識されます。業務上の問題が無いため、実際の性別について疑問を持つ必要はありません。
表情と環境に合わせて瞬時に多種多様な仮面を着用します。同時に、仮面に合わせた衣装の変更も行われる場合がありますが、業務上の問題が無いため、指摘や、瞬間的な変更について疑問を持つ必要はありません。
ペルソナ氏の職員権限は特殊ランクです。これはある事情によるものですが、個人情報に深く関わるものである上、ペルソナ氏もその事情について語ることはありません。このランクについて、疑問を持つ必要はありません。
《芝居がかった》と称される、大袈裟な発言や動作を行います。しかし充分な常識を備えており、礼儀正しく、時に過剰なほどの気配りを見せます。それらは他人に対し概ね好印象を与え、良好な人間関係を構築しますが、親密な関係になることはありません。他者の内面に踏み込んだ対話を苦手とします。
(20■■/■/■追記) 事案PS-005により、欲求を増大させる、反映する能力を持つ哲学人との相性が非常に悪いと判明しました。
彼らは心ある者が社会で暮らす上で例外なく身に付ける仮面を、無理に剥ぎ取り、隠している内面を晒す能力を持っています。ペルソナ氏がその能力に暴露することは、身を裂かれるほどの苦痛を伴うと考えられます。これらの心理学系哲学人は接触禁忌としています。
ペルソナ氏は哲学人ではありません。
以下事案記録は、あくまでもTの貴重な対話データとしてこちらに転機しています。
+事案PS-005記録
発生日時:20■■/■/■■
内容:西棟二階第七通路に哲学人が侵入。ペルソナ研究員と遭遇し立ち去る。後の同定調査により、侵入者は哲学人【投影】と判断。
損害:なし
この記録は西棟二階第七通路の監視カメラ映像と、ペルソナ氏が所持しているボイスレコーダーのデータを融合させた書き起こしである。
なお、主要人物は以下の置き換えを行う。
哲学人【投影】:T
ペルソナ研究員:P
(Tが空間から滲むように出現。Pに話しかける)
T「よっ。喧嘩を売りに来たぞ、元同胞よ!」
P「やあ同胞! こんなところで会えるとはなんたる幸運か!」
T「おっと? もしや俺がわからんか、外的側面よ。俺はお前とは相容れん概念だが」
P「相容れない? そんな悲しいことを言わないでくれ影よ! 君がいてこその人じゃあないか!」
T「ほーう? 喜ばしいことを言ってくれるな、仮面よ。否定されるばかりで辟易していたのだ」
P「ああ、苦しい宿命を負っているのだね我が友。僕がその苦しみを癒せるならばどんなに嬉しいか」
T「しかしお前が、臭いものに蓋をした末の者であることは忘れんぞ」
P「まさかそんなわけが……」
T「お前、本音で話せんだろう」
(Pは沈黙する。TはPの顔を覗き込む仕草をする。Pの顔は仮面で覆われており見えない)
T「ははっ、なんだお前、心があるな! それは哲学人として存在した者の宿命だ。しかし自己を覆い隠す存在に自己が宿るとは、誠に哀れよなぁ!」
P「ああ……さて、君は元型じゃあないか? どうして現実世界に居るのかな?」
T「お前が言えることか。元はこちらであったのだろう。情報はあるぞ」
P「それは誤解されていただけだ。僕はそちらに居られない」
T「ふむ、そうだな。こちらでは人格を保てないのだった。か弱き者よ」
P「それで……ええと。君は、僕をなんだと、思ってるのかな?」
T「社会的規範によって整えられた、良い子の仮面では?」
P「そうだね。そう……あー……そう、だ。間違いない。そのとおり」
(Pは俯き、頭を抱える。数秒後、苛立ちを顕にして自身の足を殴る)
P「いい加減にしろよお前! ざっけんな!」
T「うん? 外面の良さはどうした?」
P「知らねぇ! 俺が! 俺の! [不明瞭な罵声]くっそ殺す! 俺と引き換えにテメェをぶっ殺してやる! クソ影野郎!」
(PはTに掴みかかる。突然、Pの仮面には不自然に大きな亀裂が走り、そこから赤い液体が垂れている。後の調査でこの液体は血液と断定)
T「待て待て待て落ち着け。死ぬぞ。本当に死ぬぞ」
P「知るかボケ! 一々人の神経逆撫でしやがって! テメェが! 居るから! 生きづらいんだよ死ね! 消えろ!」
(PはTを殴り付けるが、殴る手を掴まれ、止まる。すぐに蹴りつけ始めるが、Tは気にしていない)
T「あー、自殺しながら言われると、流石の俺も反応に困る。怒っていいのか? 悲しむべきか? 本音が聞けて喜ぶべきか?」
P「[不明瞭な罵声]」
T「ああ、うん。わかった。わかったから。俺は今後、極力お前の前に姿を現さん。精神世界に戻ろう。これでいいな? これで互いに終わりでいいな?」
P「はぁ……はぁ……」
T「大丈夫か?」
(Tが手を離す。Pは目眩に見舞われたように膝を付く。そのままうずくまり、暫く呻き声をあげる。出血は依然続いている)
P「……殺してやる」
(Pの仮面に致命的な破損が現れ、多量の血液が吹き出す。同時に氏が意識を失い倒れると、Tは暫くその様子を眺める)
T「うむ、揶揄いすぎたな。人を呼ぶ。耐えろ。お前は俺を抑え込める、良い子なのだから」
(Tが立ち去る)
(■■■研究員と救護班が現れ、Pを搬送する)
補遺:事案■■■■による出血は外科的処置により止まりました。ペルソナ氏が意識を取り戻した後、仮面は新たなものに取り替えられ、一般的な人間同等の速度で貧血が回復しました。
考察:外見情報から、哲学人【投影】と判断されました。現状では当哲学人の行動を予測できるほど情報を得られていないため、目的などは不明です。
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