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07_charactor

全体公開 4098文字
2020-10-18 21:05:23

◇1面ボス
愛と豊穣の女神

フリッグ・ハーメリア
Frigg=Harmeria

種族:妖精



秋に活性化し、豊穣の知らせを告げる妖精。
里で例年開催されている豊穣祭のゲストとして呼ばれる程、里人に広くその名が知られている。

一般的な妖精と変わらず、陽気で幼い性格をしているが、結界世界全体の豊穣を司るという役目の大きさからか、どこか大人びた印象を相手に与える事もある。
里の一部では、彼女を豊穣神として神格化しようとする動きまで密かに起こっているらしい。

彼女は、今年の秋になってから突然発生し、まるでずっと過去から存在しているかのように扱われている。
そもそも妖精とは、あらゆる概念の下に自然と発生するものであり、それ自体はおかしな事では無いのだが、どこか彼女の発生の仕方には違和感がある。

まるで、今までずっと自分の偽物にその存在を邪魔されていたかのように。
彼女は、突如としてその生を芽吹かせたのである。


◇2面ボス
大海を夢見る水棲人

繖 海琶
Miwa Kinugasa

種族:妖怪(人魚)



幽玄の湖に棲息する人魚の妖怪。

海の存在しない結界世界における人魚は、須く淡水で生きている。彼女もその例に漏れずなのだが、彼女の一つの夢として"広大な海を自由に泳ぎたい"というものがあり、海に憧れを抱いているよう。

今回の異変では、まるで海のように広がる青々とした空を見上げて、空の上まで飛んでいって泳ぎたいと画策していたそう。それ程高くまで飛んでいると息が続かなくなる為、結局は諦めたそうだ。

同じ湖に住む幽霊であるほのかとは仲が良い。下半身が人の足をしていない仲間(?)として、昔から親交があるそうな。
この湖にはどうやら、"何か"を背負う者が集まって暮らしているらしい。


◇3面中ボス
霧隠れの孤独な妖怪

ネブラ
Nebra

種族:妖怪



周囲に霧を発生させる妖怪。
相変わらず、霧の制御は上手く出来ていないらしく、今年の秋も上空を霧を纏わせながらふわふわと飛んでいた。

彼は基本的に里にも行かず、誰とも関わらずに生きている為、彼の存在を知る里人は多く無い。しかし、人妖問わず顔の広いロキや、同じく独りで生きている森の妖怪など、少しずつ関わりが出来つつあるようだ。

彼の周りに霧は纏えど、孤独は無事に振り払われたらしい。


◇3面ボス
生き続ける魂の残痕

不死原 豪
Gou Hujiwara

種族:怨霊



今年の春に発生した怨霊。
魂のライブ会場での霊牙と霊奈によるライブに感化され、大災害で死んでいった人間の霊が具現化した。

ライブ会場を台無しにした主人公たちに対して強い怨念を抱いており、その怨念を糧にして存在を保っている。怨霊としての格はそれ程強い訳では無い為、その憎しみの念だけが原動力と成らざるを得ないようだ。

復讐の為と主人公達に立ち向かうも、本人自体は既に自分が敵わない事を知っていた。春の時点で既に、彼らの強さは身に染みて分かっていたからである。

それでも彼は、立ち向かう事を諦めることはない。
怨念が続く限り、その目的が達されるまで、動き続けるのである。


◇5面中ボス
純白の玉兎隊長

アルバニィ・オリビエ
Albahny = Olivier

種族:玉兎



月の兎を統率する、玉兎隊長。
玉兎の中では破格の力を有していた為に、今の隊長に選出された。

彼女自身は争いを好まず、平和を望む性格をしている為か、この立場にいる事を疑問に思いながら働いているそう。かと言って、自身の独断で次の代に隊長を移す事も出来ず、やり切れない日々を過ごしている。

今回の異変では、以前の地上偵察作戦で失敗をした責任を取って、彼女が船内で"罰則"を受けていた最中に侵入者が現れ、そのまま戦場に駆り出されたという構図になっていた。その所為か、主人公達と会った時には幾分か力が弱まっており、抵抗虚しく突破されてしまったようだ。

月人に虐げられ、地上からも嫌われる月の兎に、未来はあるのか。彼女は恐らく、今後も皆のリーダーとしてその責任を負い続ける事になるのだろう。


◇5面ボス
海に嫌われた航海士

井永 艋霊
Mouren Inaga

種族:怨霊



月人達が乗る船を操っていた怨霊。

今回発生した青い空の異変の原動力は、彼の魔力によってその大半が賄われていた。
その魔力は、怨霊としては規格外のものであり、地上の怨霊とは一線を画した存在となっている。里の魔法使いと比較しても遜色ない、或いは凌駕すらし得る強大なものである。

彼の役目は、月人達が乗る船に魔力を供給し、仮想の海の上を走らせる事である。船の原動力は他にも、"劣等種"として処理された兎奴隷からも供給されているが、それを操って効率良く扱う事は、彼にしか出来ない仕事らしい。

ところで彼が操る船が地上に降りたのは、今回が初めてでは無い。つまりこれまでにも、月人は地上に降りていたのである。遥か昔に使われた船の残骸は未だ結界世界では保持されており、それが遺跡として残っている。
しかしここまでの規模で地上へと月人が向かったのは初めての事であり、流石の彼もこの計画ではかなり力を消耗したようだ。


◇6面ボス
艶羨と怨恨の月神

磐長 千流夜
Tiruyo Iwanaga

種族:月人(神)



結界上空を飛ぶ船を率いていた月人。
地上においては、月人とはいわゆる"神"と同一視される存在である。


彼女は常に、狐面を使って自身の顔を隠している。その理由を知る者は何処にも居ないようだが、頑なにその面を外そうとしない事から、月では様々な憶測が飛び交っているようだ。

今回の計画において駆り出された兎奴隷や地上の捕虜を統率していたのも彼女である。こうした、自身よりも下位の存在に対する惨い扱いは目を見張るものがあるが、それは月においてはごく普通の事らしい。
その中でも彼女は、奴隷や捕虜の命を何の躊躇いも無く断つ事で有名である。彼女の徹底した選民思想がそうさせているのか、或いは彼女の過去にルーツがあるのか、その理由を知る者もまたはっきりとしない。


ところで彼女には、一人の妹が居る。その正体はまだ明らかにされていないが、妹の存在が今回の計画に彼女が関わった理由の一つらしい。
彼女の過去に何が起きたのか、そして彼女の妹は何者なのか。

月人をめぐる物語は、月の裏のように、その全貌を明らかにしてはくれないようだ。


◇Ex面ボス
恋する乙女の篝火

百目鬼 ミタマ
Mitama Doumeki

種族:鬼?



里に住む、人が恋する色が見えるという能力を持つ鬼。
鬼という種族は自称であり、実際のところははっきりとしない。鬼特有の角を持たない所を見るに、形態的には人間により近いと言えるのかもしれない。


今回の異変において、普段里の中心部で暮らしているマリーとロキは、アズール達よりも異変の発生に気付くのが遅れたという事があったが、その原因は彼女にあるとされている。
彼女の能力は、人の恋路をただ観察するだけでは無い。その想いを揺らがせる、具体的には、強く意識している相手を常に想起させるようにするといった事も可能である。
特にマリーはその影響を強く受け、空が青く染まるという大異変にすら気付けない程であった。相手を想う程度が強いほど、受ける影響も強くなるようだ。


彼女は元々、外の世界で暮らしていた存在らしい。魔界に存在した鬼は、ベルベルク率いるハーベストの陣営によってその殆どが淘汰されたが、人間界側に居た鬼は辛うじてその戦火を免れていた。彼女は、その人間界に存在する鬼の集落出身であるそう。

彼女の能力が開花したのも、その集落での出来事がキッカケの一つになっているようだが、どのような経緯があったのかは定かでは無い。ただ、彼女が結界世界で暮らしているという事実もまた、彼女が経験した一連の出来事に関係しているのは間違いないだろう。


この世界の、罪も恋も。

彼女はその全てを捨て去り、全てが視えるようになったのである。


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