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【設定】能力型式

全体公開 設定(能力者) 78017文字
2024-03-20 13:58:43

1ページ⇨能力者の種類
2ページ⇨亜種型式について
3ページ⇨リンク集

〔能力者の種類〕

【「あ」行】(※収録内容は下記参照)
刻駆能力者アクセルシフター
魄載能力者アフターライフ
絶縁能力者インタープレイ
周波能力者インフルヘルツ
融合能力者ウロボロス
誓獣能力者エクステイマー
景眼能力者オーバーシア

▶タップまたはクリックで展開
刻駆能力者アクセルシフター
一定の時間を刻む毎に能力が強化されていく能力型式。三段階の「ギア」が設定されており、発動した直後は1ギアで能力も貧弱だが、ギアが上がるにつれて能力が強力になっていく。ギアチェンジが可能になる時間は人それぞれ異なり、また、ギアを上げるとAPの消耗も激しくなるので注意が必要。一方、時間が経てば自由にギアを変えられるうえ、ギアを上げるとAPブーストの上昇率も大きくなる。

 

魄載能力者アフターライフ
デッドキャンセルで誕生する能力型式の一つ。死後、術者本人の意識がファントム化して肉体から離脱し、第三者に憑依することができるようになっている。憑依前は特定の人にしか見えないファントムとして存在し、憑依することで対象の身体のコントロール権を取得しつつ、自らの能力を行使できるようになる。異能強度やAPストック、APフィールドは憑依した人間のそれに依存し、もし仮に使用過熱を起こした場合は強制的に憑依状態が解除される。また、誰にも憑依できない状態が続くと徐々に消滅していくリスクも抱えている。
▶【補足:アフターゲンガーなどについて】
【アフターゲンガー】
デッドキャンセルを経て魄載能力者アフターライフとなり、現世を「魂魄」という曖昧な状態で彷徨う存在のこと。早い話が死者の幽霊である。A.O.G.ユニバースにおいては、ごく稀にその霊的存在が実際に発生するケースがあり、そのうちの一つにアフターゲンガーが含まれる。類似するものとして、現世に未練や怨恨を残して逝った死者がファントム化する事例が挙げられる。一方でファントムとの最大の相違点は「生前の記憶や人格、姿、能力を保ったまま甦ったこと」であり、実体こそ持たないが、アフターゲンガーはハッキリと意思疎通もできる。また、デッドキャンセルを経て新たに得た能力だけでなく、生前有していた能力も使用可能である。ただし、霊魂のまま現世に留まれる期間は短いため、拠り所となる物体か人間を見付けなければならない。


魂魄実装こんぱくじっそう
魄載能力者アフターライフの魂魄が生前所有していた物体に魂を定着させ、一時的な拠り所とすること。生前その者が愛用していた物に定着しやすいと言われており、衣服や装飾品をはじめ、武器や道具、果ては機獣や車などといった機械類にも魂魄実装が発生するケースもある。魂魄実装することで魄載能力者アフターライフは一時的な「仮住居」を得た扱いとなり、ひとまず現世に留まる条件を満たせる。しかし、あくまでも仮住まいなので正式に拠り所となる人間を見付けなければ、今度こそ魂が消滅してこの世から消え去ってしまう。なお、魂魄実装の持続期間は人それぞれ異なるので、場合によっては百年以上もの間、特定の物体に定着していることもある。


晟遺物せいいぶつ
魄載能力者アフターライフが魂魄実装したことで、その者の魂が宿された遺物のこと。拠り所に相応しい人間が近付くと魂が生前の姿として現れ、その霊体と対話することではじめて拠り所となる。ただし、強い怨恨や憎悪などの負の感情や現世に対する未練がそのまま定着したケースもあり、その場合、見境なく近付いた人間を拠り所とし、対話を挟まずそのまま無理やり憑依して肉体を乗っ取るという行為も散見される。代表例として挙げられるのは、悪鬼の邪悪な魂を宿した妖刀群「修羅の置き土産」であり、手にすると悪鬼の魂に肉体を乗っ取られてしまうという伝承がヤマト中に広まっている。


びと
魄載能力者アフターライフの魂の拠り所となった人間のこと。拠り人になったことで当人に何かしらの影響や変化が及ぶことはないが、その身に宿した魂と脳内で会話したり、ソウルキャストして意識と能力を交代させられるようになる。拠り人としてその身に宿せる魂の数は一つまでで、二つ以上の魂を宿そうとすれば肉体が耐えきれず爆散する。しかし、魂魄実装した晟遺物を介して二人分以上の魂を扱うことは可能で、慣れてくれば表面化させる魂を切り替えて変幻自在に立ち回れる。


【ソウルキャスト】
魄載能力者アフターライフが拠り所にしている人間の肉体を一時的に借り、自身の能力を行使したり、自身の意のままに肉体を動かすことができるという一連の現象のこと。ソウルキャストすると性格や記憶も術者のものが反映され、拠り人が全く面識のない者でも、術者が知っているというパターンも多々ある。また、ソウルキャスト中の記憶や体験した出来事などを拠り人と共有できる他、拠り人と術者との関係や絆が深いほど、APブーストや能力効果などにバフが掛かる。一度でもソウルキャストして拠り人を作った魄載能力者アフターライフは、その拠り人が死ぬまでずっと晟遺物に居続けられるというメリットもある。


【ソウルレイド】
ソウルキャストとは対をなす現象で、早い話が、無理やり拠り人にした人間の肉体を乗っ取り、意識を封じ込めるというもの。ソウルレイドによって肉体を奪われた拠り人は外見の変化が大なり小なり生じ、元の拠り人の意識が表面化することもなく、記憶や体験した出来事なども共有されない。ただし、それらは後で術者が選別したものだけを拠り人の意識に送り込むことができる。ソウルレイドは魂と肉体との相性が重視され、全く関係ない人間を拠り人にしても、肉体との相性が非常に良ければ普段以上のスペックを発揮できる。しかし、ごく稀に拠り人の意識が強すぎるために完全に封じ込められず、術者と拠り人が互いに肉体の主導権を奪い合う「相剋」が発生する可能性もある。


【魂の相剋】
ソウルレイドによって肉体の主導権を奪われた拠り人が意識を取り戻し、ソウルレイドした魄載能力者アフターライフの魂魄に抵抗することで生じる現象のこと。魂の相剋が発生するとそれぞれの人格が交互に表出するようになり、ソウルレイドした術者が無理やり拠り人の意識を押さえ込むこともできるが、そうした場合、能力効果やAPブーストなどの性能が著しく低下する。逆に、拠り人が無事に肉体の主導権を取り戻した場合、それまでソウルレイドで肉体を乗っ取っていた魂は外へ放出され、再び現世を彷徨うこととなる。拠り人の精神力が強いと発生しやすく、中にはソウルレイドしてからすぐに魂の相剋を制して即座に肉体を取り戻すケースもある。

 

絶縁能力者インタープレイ
自身以外のAPを「絶縁」しつつ、能力を発動できる能力型式。第三者の能力効果を打ち消し、自身の能力を発動できるのが最大の利点である他、中には絶縁体質エジェクションやAPジャマーによる干渉を相殺できる者もいる。その一方で、外部からAPを補給できず、自力でAPを回復しなければならないというデメリットもある。

 

周波能力者インフルヘルツ
指定した相手が自然的に発する「周波数」を感知し、それを用いて自身の能力を強化したり、相手の能力を反射または破壊することなどができる能力型式。このタイプの能力者が感知する周波数は「APヘルツ」と呼ばれ、相対共感の範囲が非常に長いうえに精度も高く、一瞬で周囲にいる能力者の座標と正体を特定できる。また、自身の能力のAPヘルツを調節し、発動中の能力効果を微調整したり、相手の能力の周波数と合わせて様々な副次効果をもたらすことができる。一方、能力発動中は常にAPヘルツを感知し処理しているため、脳への負荷が大きくなる傾向にあり、更にはその状態で異能絶縁を受けると通常の倍以上のダメージを受けるという大きなリスクもある。
▶【補足:APヘルツなどについて】
【APヘルツ】
生物や物体が無意識のうちに発しているとされるAPの周波数のこと。A.O.G.ユニバースに存在するものは大なり小なりAPの影響を受けており、それらが発するAP自体の固有振動数のことを指す。非能力者は言わずもがな、絶縁体質エジェクションにもAPヘルツ自体は存在すると言われており、後者の場合はアイソレート・エナジーによって後からAPヘルツを消去しているものとされている。周波数の数値はそれぞれ異なり、周波数の値の大小で何か影響があるというわけでもなく、基本的には無視しても構わない概念だと捉えられていた。しかし、APヘルツを操る周波能力者インフルヘルツが出現したことにより、APヘルツ自体にも注目が集まり始め、APヘルツに関する実験を始めた研究機関も増えつつある。


【ヘルツスキャン】
周波能力者インフルヘルツが行使できる技のこと。少量のAPを自身のAPフィールド全域に拡散し、フィールド内に存在する全ての物体ならびに生物のAPヘルツを把握することができる。ただし、全部のAPヘルツを知ろうとすると脳に莫大な負荷が掛かるため、指定した対象のみをスキャンするフィルタリングを施すのが基本中の基本である。ヘルツスキャンで取得できるのは指定した対象のAPヘルツだけであり、座標を特定したり、正体を見破ることまではできない。一方、一度スキャンした対象を見ることでAPヘルツの数字が可視化され、いつでも周波数を確認することができる。


【共振応用】
指定した相手が発動させた能力のAPヘルツと、自身の発するAPヘルツを共振させ、振幅を大きくすることで特定の現象を発生させる技のこと。発動された能力そのものに同じ周波数をぶつけ、振幅が大きくさせられた能力はほんの僅かな間だけ術者の制御下から外れ、その一瞬の隙を突くことで発動できる。どの技を使うかは任意で選べるが、人によって得意とする技の種類が異なる。

《反射》
自身が受けた能力を共振させ、その能力を発動した相手に対してそのまま跳ね返す。反射できる対象は限られているが、異能強度などを無視してカウンターを決められるのが強み。また、精神支配などの目に見えない能力効果は即時相手に跳ね返せる。

《相殺》
指定した相手が発動した能力に自身のAPヘルツを当てて共振させ、そのまま打ち消すことができる。自身の能力にAPヘルツを乗せて共振させた場合は効果が上がり、相手の能力を打ち返したうえで自身の能力をそのまま通すこともできる。

《支配》
相手が発動した能力に自身の能力を当て、その過程の中で共振を起こして一時的に相手の能力効果を制御する。目に見えるもの、つまり何らかの形で具現化した能力効果に対してだけ適用し、結制能力者シンセシス武装能力者サイコアーモリーなどが形成した造形物も掌握できる。


【オーバークロック・APブースト】
周波能力者インフルヘルツが自身のAPヘルツを加速させ、APブーストの処理を高速化して身体能力を三倍近く高める技のこと。オーバークロック状態に入ると身体能力にバフが掛かるだけでなく、脳の処理能力も補強され、能力を高速で連続発動したり共振応用使用時に瞬時にAPヘルツを合わせられるようになる。一方、この技によって強化される身体能力は術者自身の元のスペックに依存するため個人差があり、元から身体能力が高い場合はより凄まじいパフォーマンスを発揮でき、そのまた逆も然りとなっている。ただし、オーバークロック状態の時にアイソレート・エナジーを少量でも浴びると瞬時に解除され、同時に通常の倍以上のダメージも受けるというデメリットもある。

 

融合能力者ウロボロス
特定の物体またはモンスターと融合し、自らの姿を変異させる能力型式。能力発動時、術者の身体から光の蔓が多数出現し、素材となる対象に絡みついた後、それと融合を果たして変異を遂げる。高い生命力と再生力を獲得する他、APフィールドという概念がなく、能力の範囲を自在に伸縮できる。また、異能強度は術者自身の「強度」に比例する。しかし、長時間使用すると理性を失い、暴走して元に戻れなくなるリスクもある。

 

誓獣能力者エクステイマー
特定のモンスターと心を交わし、自身のAPを共有することで「シンクロート」と呼ばれる特殊なモンスターに進化させたうえでそれを従えられる能力型式。術者とシンクロート化したモンスターは共に共通の能力を行使できるうえ、お互いにAPを分け合ったりすることも可能となる。一方、シンクロートの召喚にはある一定量のAPが必要となる他、召喚したシンクロートが戦闘不能になった場合、術者にもある程度のダメージが入るというデメリットを抱えている。また、既に自然的にカテゴリ化されている特殊区分種セパレートをシンクロートにすることはできない。
▶【補足:シンクロートなどについて】
【シンクロート】
誓獣能力者エクステイマーとのカテゴライズに成功し、新たなる姿に生まれ変わったモンスターの総称。シンクロート化したモンスターは総じて、術者の有する能力やその他の要素を色濃く反映した外見に変化し、更には程度の差はあれど術者と同じ能力を行使することが可能となる。手懐けたシンクロートは主人である術者に対して基本的には忠実だが、餌をあげなかったり杜撰な扱いをしていると次第に友好度が下がっていき、最悪の場合、捕食の対象に戻ってしまうケースもある。逆に、絆を深めていくとシンクロートが自ら身を挺して主人を守ろうとしたり、術者のピンチに自らDDネストから出てきて助けるなど、人によってはシンクロートと特別な関係性を築くこともできる。
▷シンクロートの命名ルールについて
シンクロートの命名法則として「(共通のカテゴリ名)+(個体名)」となります。
カテゴリ名は漢字やアルファベット、ひらがな、またはその混合での命名も可能です。
【例】
「スターゲイズ・◯◯」
「ジェットダーク・◯◯」
「ショットシェル・◯◯」

【誓獣契約「カテゴライズ・コントラクト」】
通称「カテゴライズ」。モンスターと誓獣能力者エクステイマー、何もかもが異なる者同士で心を通じ合わせ、成功すればシンクロート化して術者の力になり、失敗すればそのまま捕食されるか攻撃されるという非常にリスクの高い行為である。ただし、モンスターと言えども誰かに助けられたり施しを受けた際に恩義を感じないわけではなく、それらの理由からカテゴライズが円滑に進み、シンクロートとして術者に力を貸すというケースも少なくはない。なお、カテゴライズしたシンクロートは自動的にDDネストが住処となる。


【DDネスト】
シンクロートが住むこととなる異空間のことで、空間内には術者の心象風景を反映した景色が広がっている。この中でカテゴライズしたシンクロートたちが共生しているが、空間自体は無限に広がっているので窮屈になることは決してなく、基本的にはシンクロートにとって居心地の良い環境になっている。召喚時に現実世界とDDネストを繋ぐポータルが出現し、それを通ることで現実世界に召喚、または巣に帰還する形となる。通常は術者がAPを消費してポータルを開き、指定したシンクロートを呼び出す。しかしごく稀に、主人のピンチに駆け付けるべく自らAPを消費してポータルを開き、現実世界に現れる個体も存在する。


【シンクロ・グレード】
カテゴライズしたことでシンクロート化したモンスターは、モンスター自体のレベルとは別に、シンクロート専用の指標が振り当てられる。これは後に「シンクロ・グレード」と命名され、グレードの高低によって一度に召喚可能な頭数や強さ、APの保有量などが変動する。また、一般的にはシンクロ・グレードは術者自身で決めることはできず、カテゴライズしたモンスターの強さによって決まるものとされている。

《グレード1》
一度に100体までカテゴライズできる。レベル1またはレベル2程度のモンスターがなりやすく、他と比べて非力である一方、小型ゆえに小回りが利いたりAPの燃費が良いといった利点も挙げられる。また、僅かながら術者と同じ能力も使える。

《グレード2》
一度に50体までカテゴライズできる。レベル2からレベル3までのモンスターが該当し、一般的なモンスターより少し強くなった程度の力量を有する。完璧とまではいかないが術者と同じ能力を行使できるので、汎用性の高さをウリとしている。

《グレード3》
一度に10体までカテゴライズできる。レベル3かレベル4のモンスターが当てはまり、他のシンクロートと比べても強力かつ生命力が高い。使用する能力の異能強度も高く、閃哮パルサーと共に能力を撃ち込むといったモンスターならではの芸当も行える。

《グレード4》
一度に5体までカテゴライズできる。強力なレベル4の個体や特級危険生物など特殊な個体が該当し、術者以上の威力で能力を使えるなど破格の強さを誇る一方、契約難度の高さや召喚時のAP消費量も段違いであり、これを従えている者は非常に稀である。

 

景眼能力者オーバーシア
能力発動時に第三者のAPストック、APフィールド、異能強度などの情報を網羅できる能力型式。術者の視界にARよろしく可視化された情報が投影され、能力効果を視認した場合、予想される軌道や範囲も見えるようになる。情報を取得する際にもAPを消費するため、一度に大量の情報を掴もうとするとすぐにAPが切れてしまう。そのため、必要な情報のみを得るフィルタリング技術を身に付けなければならない。

【「か」行】(※収録内容は下記参照)
循応能力者カウンターアウト
異界能力者ギミックスミス
防砦能力者クリアランパート
複導能力者ゲノムペンデュラム
避鎧能力者ゴーストランサー

▶タップまたはクリックで展開
循応能力者カウンターアウト
特定の条件を満たすと別の能力に切り替わる能力型式。能力を二つ持ちながらオッドアイではなく、代わりにスイッチすると瞳の色が変化する。それぞれの能力に独立したAPストックがあり、片方がAP切れを起こしそうになっても、相方の能力にスイッチするとAPストックも切り替わる。また、異能強度やAPフィールドも各能力で異なるのも特徴。
▶【補足:スイッチアップなどについて】
【スイッチアップ】
二挺能力者ツインナチュラルの派生型として括られている循応能力者カウンターアウトが、なぜ「一つの独立した能力型式」としてカウントされているのか。それは、彼等には通常の二挺能力者ツインナチュラルと異なり、能力型式特有の様々な副次効果が含まれているからである。その最たる例が「スイッチアップ」であり、これは、条件を満たして別の能力にスイッチした際に得られるバフや変化などのことを指す。スイッチアップの種類は幾つか存在し、人によってスイッチアップのタイプが異なる。

《コンセントレイト》
スイッチした際に一時的にAPブーストの上昇率が跳ね上がり、異能強度やAPシェルにもバフが掛かる。AP消費量が通常より若干増えるというデメリットこそあるものの、単純に様々な要素が強化されるのでシンプルかつ強力で扱いやすい。

《メタモルフォーゼ》
スイッチしたうえで発動することで能力効果が変化し、通常発動時とは異なる効果を発揮するというもの。能力効果の変更に伴いAP消費量やAPフィールドなども変わることがあり、状況に応じてスイッチするか否かを判断する必要がある。

《ビルドアップ》
スイッチした際に能力に能力型式が付与されるか、既存の能力型式が変化するという現象が発生する。後者の場合は根本的な能力効果に変更はないが、その具現化する形状が通常と異なるため、再切り替えの時に敢えてスイッチ条件を無視することもある。
▶ビルドアップの例について
「灼熱の火炎を操れる」能力を持つ術者が存在する。この術者は炎そのものになる幽骸能力者ヘルタースペクターがデフォルトの能力型式だが、スイッチしたうえで発動すると、炎を纏ったユニコーンに変身するという躯怪能力者ワイルドリブーターに型式が変化する。この場合、根本的な能力効果である「灼熱の火炎を操れる」は変わらないが、スイッチ条件を満たしているか否かによって術者自身の姿形が変化する(=能力型式が変わる)こととなる。

《フェニックス》
スイッチした時点で受けた傷や欠損が全て再生し、一時的に能力を発動する度に自動回復するというバフを得られる。傷や欠損の度合いによって再生しきるまでの時間が変わるが、スイッチすればその名の通り不死鳥の如く復活できる。

《イグニッション》
スイッチした直後は能力を発動できないが、一定時間が経過してから発動でき、更には一時的にAP消費量がゼロになり異能強度が極限まで高くなる。いわゆる「溜め時間」が長ければ長いほど、後のバフ持続時間も長くなる。


【ベースアビリティとスイッチアビリティ】
循応能力者カウンターアウトが持つ二つの能力は「最初から発動できる能力」として設定されている「ベースアビリティ」と、逆に「スイッチ条件を満たすことで発動できる能力」である「スイッチアビリティ」に分類される。ベースアビリティからスイッチアビリティに切り替えるには、当然ながら指定されたスイッチ条件を満たさなければならないが、逆に、スイッチアビリティからベースアビリティへの切り替えには何の制約もない。また、一度スイッチ条件を満たした能力は一定時間が経つまですぐに切り替えられるが、スイッチアップによるバフ効果を獲得するには再びスイッチ条件をクリアする必要がある。なお、循応能力者カウンターアウトは能力覚醒のプロセスが特殊であるため、どちらをベースにするか、どちらをスイッチにするかは自分で決められず、覚醒時に勝手に振り当てられるのが基本である。


【スイッチ条件】
ベースアビリティからスイッチアビリティに切り替えるうえで必要となる条件のこと。AP-LABの研究結果によると、スイッチアビリティに設定された能力が強力なほど、スイッチ条件の内容が難しいものとなる傾向にある模様。自分のスイッチ条件がどういう内容なのかは能力覚醒直後に自動でインプットされるが、中には記憶喪失のようにスイッチ条件だけを忘却してしまったり、最初からスイッチ条件が分からないまま放置しているという者もいる。


【デュアル・アウェイク】
能力の多重覚醒とも呼ばれる、一度に二つの能力を同時に覚醒させる現象のこと。特に循応能力者カウンターアウトに当てはまるケースがほとんどで、事実、循応能力者カウンターアウトになった能力者は必ずデュアル・アウェイクを経ていることがAP-LABの調査活動にて立証されている。これまでただの一般人として過ごしていた人間が、いきなり二つの異能をその身に宿すとなると相当な負荷が掛かり、高熱にうなされたり意識を失い倒れることも多い他、覚醒前後の記憶がなくなる、覚醒暴走のリスクがより高まるといった危険性もある。循応能力者カウンターアウトの中には自らのスイッチ条件を把握できていない者が多いのも、デュアル・アウェイクの悪影響が深く関係しているものとされている。

 

異界能力者ギミックスミス
自身のAPフィールドを変質させ、一定範囲内に「異空間」を形成できる能力者のこと。異空間に閉じ込められた者は特定の条件を満たさないと出られず、術者は異空間内のギミックを自在に生成及び操作できる。しかし、異空間の管理のために術者は動けなくなることが多く、膨大な量のAPを消費するため、発動回数も限られてくる。
▶【補足:異界空間などについて】
【異界特性】
異界能力者ギミックスミスは「異界空間」と呼ばれる特殊な空間を形成し、空間内のギミックを操ることができる。しかし、異界空間の特徴や形成方法などにはそれぞれ違いがあり、後の研究で以下のように区分されることとなった。

《マスターマインド》
異界空間を俯瞰し、ギミックの操作に徹するタイプ。発動時に自身のAPフィールド内にいさせる、特定のアイテムを渡すなど、異界空間に引き込む手段は人それぞれ異なる。術者は直接姿を現せないが、ギミックだけでなく地形や建造物などを自在に操ることができる。非常に強力だがAPの消費も激しく、連続で発動するのはほぼ不可能。

《インバイター》
異界空間に繋がる「扉」を呼び出し、相手を自由に招待できるタイプ。自身も異界空間の中へ入って行動することができ、招待した者と行動を共にしながら、並行してギミックを操作することも可能。形成された異界空間にはどこかしらに必ず「扉」が設けられており、術者の意思に関係なく異界空間から出られる。

《オーバーレイヤー》
現実世界に対して「重ねるように」異界空間を展開し、様々なギミックを操ることができるタイプ。発動時の術者の位置を中心に展開され、重ね掛けされる範囲は発動時に消費したAPの量に比例する。重ね掛けされた範囲にある物体は能力が解けるまで一切傷付かなくなり、破壊されても即座に元通りになるという特性がある。

《リフォーマー》
箱や部屋、車両、宇宙船など、ある密閉された空間の中に異界空間を形成するタイプ。異界空間を内包した物体にはワープホールのようなものが付与され、それを通じて異界空間を往来できる。異界空間の広さは発動時に消費したAPの量によって決まり、掌サイズの小さな箱の中に広大な異界空間を作ることもできる。

《オルターゲーター》
指定した箇所にポータルを形成し、現実世界そっくりの異界空間を作り出すタイプ。元の世界と酷似しているとはいえ、ところどころおかしな箇所が見受けられ、空間内では特徴的な風の音が鳴るという共通点もある。ギミック以外の要因で発生した異界空間内の事象を、元の現実世界に反映させることができる。


【異界空間】
異界能力者ギミックスミスが能力発動と共に生成する特殊な空間のこと。オルターゲーターやインバイターを除き、一度入った異界空間から出るには術者からの許可をもらうか、特定のギミックをクリアしなければならない。また、異界空間が形成された際に出現する地形や建造物の配置もランダムで、後から変更できるのはマスターマインドだけである。異界空間は能力の内容に沿ったものだけでなく、術者の深層心理や欲求などを反映した景色になることが多いと言われている。異界空間の持続時間は術者のAPの残量に左右され、時間切れが近付くにつれて徐々に粒子化が始まっていき、時間内に脱出できなかった者は消滅してしまう。但し、術者が使用過熱オーバーヒートを起こすなどといった特殊な事例が発生した場合、強制的に異界空間から放り出されることもある。


【異界仕掛じかけ
通称ギミック。異界空間に仕込まれた特殊な仕掛けのことで、相手を不利にする罠や、異界から脱出するための謎解き、移動に必要な動く足場など、形成された異界空間ごとに様々なギミックが存在する。ギミック自体は自動で稼働するが、術者自身がAPを消費してギミックを動かすこともできる。また、ギミックは後から配置や種類を変えたり、数を増減させることも可能である。


【異界重複】
一つの異界空間の中に異なる異界空間を展開する現象のこと。展開する側とされる側、それぞれの異能強度の強弱によって異界重複の度合いが変わってくる。異なる性質を持つ異界空間が混ざり合うことで空間自体が不安定になり、ディストーションを引き起こすリスクが一気に高まる。一方、術者同士の相性が良い場合、異なる異界空間が安定した状態で共存できることもあり、意図的に異界重複を起こす者たちも中には存在する。


【ディストーション】
何らかの理由で異界空間が不安定になる現象のこと。異界空間を形成した術者が狂乱する、使用過熱が近くなり異界空間の維持が難しくなるなど様々な要因で起こる可能性があり、ギミックの暴走や地形の変動、建造物の崩壊など天変地異を思わせる異常事態が発生する。また、ディストーションが発生している時は空間全体にノイズが走るのが特徴。


異界能力者ギミックスミスのAPフィールド】
異界能力者ギミックスミスのAPフィールドは少々特殊で、異界空間を展開する際にAPフィールドが参照されることはあまりない。これは、異界空間そのものが「能力で形成された物」として独立し、かつ異なる次元に展開されるからであると言われている。逆に、異界能力者ギミックスミスのAPフィールドが参照されるのは、マスターマインドが自身の異界空間へ引きずり込む時や、オーバーレイヤーがギミックを操作できる範囲などといったケースに限られる。

 

防砦能力者クリアランパート
能力発動時、APシェルが発展した「APランパート」というバリアを発生させることができる能力型式。APランパートを纏うことで物理攻撃あるいは異能攻撃から身を守ることができ、中には受けた衝撃を吸収して自己治療したり、APを吸収して自身のAPを回復できる者もいる。防御面において最強とも言える能力型式だが、自身の能力とAPランパートを同時展開する都合上APの消費がとても激しく、油断するとあっと言う間に使用過熱オーバーヒートを引き起こすこともある。
▶【補足:APランパートについて】
【APランパート】
防砦能力者クリアランパートの最大の特徴であるバリア。術者の周囲に圧縮したAPを展開することで形成され、APシェルと異なり、ハニカム構造の半透明なドームバリアとして顕現する。第三者の能力だけでなく物理攻撃やビームなども防御可能。また、異能絶縁に対する抵抗値もある程度備えており、術者の異能強度が強いほど抵抗値が高くなる傾向にある。APランパートには以下の特性が存在し、人によって特性が異なる。

《アブソーバー》
受けた能力効果を吸収し、自身のAPを回復することができる。相手の異能強度が強いほど吸収に時間を要するが、APを回復できるので長期戦に向いている。

《インビジブル》
通常時はバリアが見えないが、攻撃を受けた際に一瞬だけバリアが表出する。APランパートを展開していないと偽装できる反面、防御時にAPを少し多く消費する。

《リフレクター》
物理攻撃や異能攻撃を問わず、APランパートで防御した攻撃を反射できる。反射する方向も指定できるが、その際、防御時にAPをより多く消費することとなる。

《ヒーラー》
攻撃を防御した際に吸収した衝撃を治癒因子に変換し、自身の傷を治療できる。ヒーリング中は能力を発動できないが、防御するだけで傷を治すことができるという強みがある。

《カウンター》
自身に攻撃を仕掛けてきた相手に対し、能力効果による反撃を行える。異能攻撃に対するカウンターの際、防御時に吸収した相手のAPで発動時のコストを踏み倒せる。

《レインフォーサー》
相手からの攻撃を防御する度に、APランパートの強度が上昇する。強度の上昇率は人によって異なるが、戦いが長期化するほどバリアがより堅牢になる。

《パイルアッパー》
APランパートを幾つも重ね、強固な守りの態勢を築くことができる。重ね掛けすることでAPの消費量も多くなるが、APさえあればいくらでもバリアを重ね掛けできる。

 

複導能力者ゲノムペンデュラム
決められた「パートナー」と能力を共有または交換できる異質な能力者。その性質上、二人一組であることが前提条件となり、主に遺伝子を共有する兄弟姉妹や親子の間で覚醒することが多い。片方が能力を使用している間、パートナーも全く同じ能力を使える。ただし、APゲージも共有しているため片方が使用過熱オーバーヒートを起こせばもう片方も道連れになるリスクも抱えている。

 

避鎧能力者ゴーストランサー
異能絶縁や異能強度をすり抜け、より確実に能力を当てることができる能力型式。絶縁体質エジェクションに対して能力を通せる稀有な存在で、異能強度の競り合いも全く発生しないため、この能力型式が発動した能力は、他の能力をすり抜けるという性質がある。但し、APフィールドが他と比べて狭く、人によっては零距離まで肉薄しないと能力効果を当てられないこともある。

【「さ」行】(※収録内容は下記参照)
武装能力者サイコアーモリー
電染能力者サイヴァース
結制能力者シンセシス
残喰能力者スカベンジャー
帰劃能力者スティールベント
頒域能力者セルディバイダー
異蝕能力者ソウルイーター
崩該能力者ゾーンエクシード

▶タップまたはクリックで展開
武装能力者サイコアーモリー
自身の能力を武器化し、それを自在に行使できる能力型式。これまでにも能力の一環で武器を召喚する能力者は存在したが、武装能力者サイコアーモリーが形成する能力は「ひとつの武器」として独立し、APがある限り幾つでも武器を生成できる。また、生成した武器を第三者へ渡し、受け取った第三者がその能力を行使することも可能。但し、能力を発動するのに武器を生成した術者本人のAPが使われる。
▶【補足:武装造型について】
【武装造型】
武装能力者サイコアーモリーが形成する「武器」の正式名称。異能武器とも言われる。武装能力者サイコアーモリーが形成する武器は能力解除後も残留し、術者が能力を解放している時は所持者も同じ能力を行使できる。また、通常の武器としても使用可能で、その際は術者のAPを消費しない。中には盾など本来では殺傷力を持たない防具や道具などを生成できる者もいるが、それらも使い方によっては強力な武器になり得る。術者が使用過熱または意識を失った場合、その時点で形成されていた全ての武装造型が強制的に破壊される。


【武装造型の生成パターン】
武装造型の生成には幾つかの種類が存在し、下記の通りパターン分けされる。

《ピンポイント》
特定の武器のみを生成するパターン。一種類の武器造型しか生成できない代わりに、異能強度が比較的かなり高く、武器自体も頑丈という利点がある。

《スリンガー》
剣や銃といった複数の種類の武器を生成できるパターン。生成した武器造型の種類によって能力効果が若干ではあるものの異なることがある。

《カテゴライズ》
同一の武器種の中で様々な武器を生成できるパターン。たとえば「銃」の武器種が得意な場合、拳銃や狙撃銃などを模した武装造型を生成できる。

《ミラージュ》
ある一定の条件下で生成できる武器が変わってくるパターン。身の回りの環境によって左右されやすいが、一度作った武器造型は条件が変わっても変化しない。

《ツインズ》
二つの武器の要素を備える可変式武装造型を生成できるパターン。状況に応じて武器を変形でき、形態に応じて能力効果が変わることもある。


【武装造型の貸与】
武装能力者サイコアーモリーの特徴の一つとしてあげられるのが、生成した武装造型を第三者へ貸与できるということである。武器を渡された第三者も能力の発動こそ可能だが、APの扱い方を知らないと碌に能力を発動できず、そもそも絶縁体質エジェクションである者は能力を行使することができない。なお、複製した武装造型の変形は生成主たる術者しか行えない。

 

結制能力者シンセシス
二つ以上の媒体を合成し、新しい物体に作り変えたうえで扱う能力型式。固形物に限らず炎や水などの物質も利用可能で、合成した物体は能力を解除しても一定期間は維持できる。術者それぞれに得意とする媒体が決まっており、より理想に近い媒体であれば効果の範囲や異能強度も増す。逆に、周囲に媒体となり得るものがないと能力効果すら発動できない弱点も抱えている。
▶【補足:結制発動について】
結制発動けっせいはつどう
結制能力者シンセシスが異なる二つの媒体を融合し、それを能力効果と捉えて能力を行使すること。これらの過程を「結制」と呼び、結制によって精製された物体を「結制物」と呼ぶ。結制物は能力が解除されると同時に分離し、それぞれ元の姿に戻るようになっている。また、結制発動には以下のパターンが存在し、人によってパターンが異なる。

《エンチャント》
主たる物体に従たる物体の要素を組み込む結制発動。結制後も主たる物体の姿形は変わらないが、組み込まれた物体の性質を反映した能力効果が付与される。

《フュージョン》
二つ以上の物体を融合する結制発動。フュージョンによる結制物は異なる姿形に生まれ変わり、鎖と剣を結制すれば蛇腹剣になるなど、結制物のバリエーションは様々である。

《ヴァリアブル》
組み合わせた各物体の形状を自在に切り替えられる結制発動。鎖と剣を結制した場合、鎖の姿から剣へ、剣の姿から鎖へといった風に形状を変化させられる。


【結制効果】
結制物に付与される能力効果のこと。結制能力者シンセシスの能力効果は結制物として顕現し、それを媒体に能力を発動する仕組みとなっている。刃物を結制すれば触れたものを斬り裂く効果が発言するなど、結制した物体の性質を反映することが多い。しかし、中には結制物が赤熱を帯びるなど、元となった媒体との因果関係がない新たな性質が現れることもある。


【結制解除】
何らかの理由で結制発動が解除され、強制的に媒体が分離させられる現象のこと。強大な絶交率の異能絶縁を喰らったり、APを一気に大量に削られるなど様々な要因があり、結制解除させられると術者のAPも大きく減ってしまう。なお、自らの意志で結制を解除する行為はただの能力解除であり、結制解除には含まれない。

 

電染能力者サイヴァース
VLUEZとリンクしたことで誕生すると言われている能力型式。最大の特徴は自身の能力効果をプログラム化し、アプリとして電子機器に導入できるということである。アプリ化した能力はスマートリングやPCなど、インターネットに接続された電子機器を用いて発動し、VLUEZを経由して出力されたデータが能力効果として顕現する。その性質上、VLUEZにある物体を取り寄せて用いる、破壊したデータからスクラッシュを生成して操るなど、能力効果がVLUEZと密接に関係しているものが多い傾向にある。また、VPSIDを覚えていればいつでもどこでもアクセスポータルを開くことができたり、VLUEZ内ではアプリ化せずとも直接能力を使用できるという利点や特徴もある。後者の場合、現実世界にいる時とVLUEZにいる時とで能力の内容が変わり、たとえば「カメラで撮った写真の一部を具現化する能力」の場合、現実世界ではカメラとアプリを用いて写真を撮る必要があるが、VLUEZでは目をカメラ代わりにすることで目蓋を閉ざすだけで写真を撮れるようになる。一方、インターネットに接続できる環境がなければただの非能力者と同じになり、能力を解放してもAPブーストなどの恩恵を受けられない。
▶【補足:PVACなどについて】
【PVAC】
電染能力者サイヴァースが自身の能力をプログラム化して形成したアプリケーションのこと。PVACとは「PSY-VIRS’ developing Application」の略称である。スマートリングやグラスフォンなど、インターネットに接続されている電子機器であれば、媒体の形状やソフトウェアの種類など関係なくインストールならびに使用できる。また、ルーターサーキットによってインターネットへの接続機能を付与された電子機器にもアプリを入れられるため、人によっては武器や兵器などにルーターサーキットを移植し、そこにアプリを入れていることもある。媒体にした物品の質によってアプリの処理速度も変わるため、媒体にする物品の選定も重要となってくる。生成できるアプリの種類や機能は予め決まっており、音楽再生アプリや画像保存アプリなど、能力の性質に関係するものとなることが多い。


【ゲートウェイ・ガジェット】
PVACをインストールした物体の総称。インターネットに接続可能な電子機器にアプリをインストールしたものだけでなく、ルーターサーキットを移植して能力発動用の媒体と化した物品も該当する。所持者である術者が能力を発動するためにアプリを立ち上げると、ゲートウェイ・ガジェットの表面にルーターサーキットが浮かび上がり、術者から通信供給されたAPを用いて能力を発動する。また、ゲートウェイ・ガジェットを増やせば冗長性が上がりPVACの処理速度も上がるが、能力効果が分散されて威力が下がるといったデメリットも生じることがある。また、VLUEZ内では「もう一つの能力発動者」としての側面が加わり、中には術者と異なる能力効果を発揮するというパターンもある。


【異電子回路「ルーターサーキット」】
電染能力者サイヴァースが能力を発動した際に浮かび上がる、仄かな光を放つ電子回路のような模様のこと。ルーターサーキットを介してゲートウェイ・ガジェットにAPを供給し、ガジェットから能力を出力できるようにする。ルーターサーキットが出現する部位は人それぞれ異なるが、ルーターサーキットが人体に影響を及ぼすことは全くない。ただし、浮かび上がったルーターサーキットにアイソレート・エナジーを喰らうと、術者とガジェットの双方が同時に大ダメージを受けてしまうというリスクもある。また、A.O.G.3000時点では自由にVLUEZに出入りできる電染能力者サイヴァースは稀少価値が高く、人身売買やその他のターゲットにされやすい。これらの様々な事情があることから、大半の電染能力者サイヴァースはルーターサーキットが出てくる箇所を何かで覆い隠していることが多い。


【サイヴァース・テザリング】
電染能力者サイヴァース自身が「親機」となり、電子機器がデータ通信できるようにする技のこと。早い話が人間テザリングである。ルーターサーキットにAPを集中させることで即席の通信環境を構築し、電波が届かない場所でもインターネットに接続できるようにする他、他の電染能力者サイヴァースが能力を発動できるようにするためにも用いられる。ただし、この技で発生した電波は術者のコンディションで強弱が変動し、APの消費も激しいので長続きさせられない。そのため、インターネットに接続できない時の苦肉の策という認識が広まっている。

 

残喰能力者スカベンジャー
第三者のAPの残滓を一定量吸収した結果、それを元に能力が覚醒した能力者のこと。その性質上、APの残滓を残した者と似た効果の能力を得ることが多い。APの残滓からしかAPを取得できないが、無限にAPをプールでき、更には使用過熱オーバーヒートも発生しない。

 

帰劃能力者スティールベント
内在型の絶縁体質エジェクションのみ覚醒する可能性があるという、極めて珍しい能力型式。内在型は自前でAPを生成できないため、解放時は全く能力を使用することができない。しかし、第三者の能力を絶縁することでようやく能力を発動可能となり、絶交率と異能強度の高い異伝圧を行使できる。また、既に絶縁属性を発現しているか、後に絶縁属性を発現させた場合、能力との併用も可能であるという強力な利点もある。そもそも内在型の絶縁体質エジェクションは自身が能力者になれるとは微塵も思っておらず、意識して異伝圧を習得しようとする者は限りなくいないため、かなり稀少な能力型式とも言われている。なお、能力発動時に使うのは大気中のAPと絶縁時に相手から奪い取ったAPであるため、使用過熱オーバーヒートは発生しない。
▶【補足:スティール・モードについて】
【スティール・モード】
帰劃能力者スティールベントには幾つかの形式が存在し、それぞれ能力を発動できるようになる条件や、その後の立ち回りなどが異なる。

《スレイヤー》
炎熱系の能力を絶縁するなど、特定の条件を満たした能力を絶縁した瞬間、永続的に能力が発動できる状態になる。発動可能になるまでの条件が他と比べて厳しいが、それさえクリアできれば無類の強さを発揮できる、まさにハイリスクハイリターンなタイプである。

《グリード》
とにかく能力を絶縁し続けることで、能力が発動可能な状態を維持するタイプ。燃費が悪いのが欠点だが、絶縁する能力に縛りはなく、絶縁時のAPの量が多いほど発動時間もより増える。そのため、積極的に相手の能力を打ち消して攻め立てることが推奨されている。

《レイジング》
能力を絶縁する毎に少しずつ絶交率と異能強度が上がっていくタイプ。初動では威力が低く苦戦を強いられやすいが、徐々に力を蓄えていき、終盤で一気に巻き返すのが常套手段。長期戦向けであるため、異能絶縁の技術をしっかりと身につけておかなければならない。

《ファナティック》
絶縁した能力を持つ術者をマーキングし、その相手に対してだけ能力を使えるタイプ。ターゲットが絞られる反面、マークした相手のAPフィールドにいる限り永続的に能力を使える。なお、APフィールドから出たらリセットされ、再び誰かをマーキングする必要がある。

 

頒域能力者セルディバイダー
APフィールドを二つ以上に分割し、自由に設置できる能力型式。分割したフィールドは術者の視界で可視化され、一度に複数のフィールド内で能力を同時発動したり、各フィールドのオンオフの切り替えも行える。なお、APフィールドを分割できる数は人それぞれ異なる。分割すればするほど能力の威力や効力は落ち、消費するAPの量も増えるというデメリットもある。

 

異蝕能力者ソウルイーター
第三者の能力を喰らうことではじめて能力を発動できる能力型式。解放した直後は能力効果がろくに顕現せず、第三者の能力効果を受けつつ、第三者のAPをある程度喰らわないといけない。しかし、条件を満たしてようやく能力が使えるようになると、自身の能力は第三者のあらゆる能力効果を蝕み、無効化するという凄まじい強さを発揮する。
▶【補足:異蝕などについて】
異蝕いしょく
異蝕能力者ソウルイーターは自身の能力を発動できるようになるまで、相手から能力を受け続けなければならない。しかし、ある一定の基準を超えた瞬間、能力とは別にもう一つの力が解禁される。それが「異蝕」である。自身が発動した能力効果が、異能絶縁や異能強度などあらゆる要素を一切無視し、相手の能力そのものを喰らい尽くすというものである。異蝕を受けた能力者は、相手(=異蝕能力者ソウルイーター自身)が能力を解放し続けている限り全く能力を発動できなくなるうえにAPブーストも無効化されてしまう。ただし、異蝕を行った術者が能力を解除すれば、喰われた能力は元に戻る。そして、この怪奇現象に似た事象の末に生み出されるのが、異蝕磁性流体「エクリプト」であり、これこそが異蝕能力者ソウルイーターの真骨頂でもある。


【異蝕磁性流体「エクリプト」】
異蝕が発生した途端、該当する術者の足元から出現する謎の物体。通常時はどす黒いスライムのような姿をしており、術者あるいはその能力と共に相手に襲いかかる。また、磁性流体の名を冠する通り、APを持つ生物が近付くとスパイク現象を起こし、相手にスパイクを刺してダメージを与えるだけでなく、スパイクを介してAPを奪い取り主人に供給するという狡猾な面も備えている。エクリプトの原料は術者のAPそのものであり、その体積も術者のAPの量に比例する。一方、スパイク現象発生時に中心に核が出現し、それを破壊されるとエクリプトは消滅、術者にも大ダメージが及ぶとされる。エクリプトは能力解除と同時に蒸発し消えていくが、術者が再び異蝕に成功すれば再び現れる。


【エクリプス・モデル】
異蝕能力者ソウルイーターが実行する異蝕や、彼等が生成するエクリプトには、幾つかの共通する特徴が存在する。それらを纏めたのがエクリプス・モデルである。
▶エクリプス・モデル一覧
《サーヴァント》
異蝕した能力の情報を元に、エクリプトが人型に変身するというタイプ。異蝕できる数は一人までだが、異蝕した能力をエクリプト自身がコピーして操れるようになっているため、強力な能力者を異蝕すれば凄まじい力を手に入れられる。

《クリーチャー》
異蝕した能力の要素を取り入れつつ、エクリプトをドラゴンや大蛇などといったモンスターの姿に変身させる。エクリプトが変身できる形態と頭数は予め決まっているため、変身するモンスターの種類と、異蝕する能力との相性が重要となる。

《アーモリー》
エクリプトを武器の形状に変形させ、異蝕した能力効果を反映した武器を形成することができる。術者のAP量が多ければ複数の武器を作り出すこともできるが、その武器に対する造詣が深くないと中途半端な性能になってしまいかねない。

《テンペスト》
エクリプトが雲のような姿に変化しつつ上空を漂い、異蝕した能力効果を利用した異常気象を引き起こす。非常に強力な反面、範囲を指定することが難しく、場合によっては味方すら巻き込んでしまうので細心の注意を払う必要がある。

《シンセシス》
エクリプトが術者自身または術者が指定した者と融合し、一時的な共生生物に変身する。超人的な膂力と生命力を得られ、自前の能力と異蝕した能力を同時に操れる。一方、長引くと段々理性と自我を失っていき、暴走するリスクも孕んでいる。

《スティンガー》
エクリプトが多数のスパイク型ビットに分裂し、術者はそれらを意のままに遠隔操作できる。ビット内には異蝕した能力効果が含まれており、突き刺した対象にその効果をもたらしたり、ビットを自爆させて能力効果を発動できる。


【異蝕皆既】
異蝕を終えた異蝕能力者ソウルイーターは任意で「異蝕皆既」と呼ばれる状態になることができ、大気中のAPを貪るような勢いで吸収し、自身およびエクリプトを強化したり能力発動のためのエネルギーとして用いることができる。また、異蝕皆既が発生すると大気中のAPのほとんどが吸い取られてしまうため、周囲にいる能力者のAP回復速度が急激に遅くなり、実質能力の使用を制限される事態に陥ってしまう。但し、APを吸収しすぎると逆に自身がAP中毒になり、目眩や吐き気、意識の混濁など諸々の症状が発生するリスクも孕んでいる。


魄害はくがい
異蝕皆既状態の術者とエクリプトが共同で行う究極の技。対象となる能力者に術者とエクリプトが同時に攻撃を仕掛けることで、相手の体内に循環するAPを一瞬で全て喰らい尽くし、セーフティ・オーバーヒートに近い状態にさせることができる。一方、魄害を使用するには莫大な量のAPを術者とエクリプトそれぞれに集中させたうえで、それを予め定めた一点に同時にぶつける必要があるため、この技が成功する確率は限りなく低い。

 

崩該能力者ゾーンエクシード
第三者のAPが接触すると「崩該化エクシード」し、能力効果が変質する能力者のこと。発動中、片目に稲妻が迸り、更には自分及び他者のAPフィールドが可視化される。変質前の能力を行使したい場合は、再度第三者のAPに接触する必要がある。
▶【補足:崩該化エクシードについて】
崩該化エクシードのパターン】
崩該能力者ゾーンエクシードが持つ「崩該化エクシード」には、幾つかのパターンが存在すると言われている。いずれのパターンでも、第三者のAPに接触すると崩該化エクシードの条件が満たされることに変わりはない。

《反転型》
炎を操る効果が水を操る効果に変わるなど、属性や効果が真反対になる。崩該化エクシードが発生した際、反転前の効果やその影響を受けたものについては、基本的にはその場に留まる。

《昇華型》
崩該化エクシードが発生することで、能力効果が純粋に強化されたり、更なる追加効果が付与される。但し、強化状態を維持するには、第三者のAPに接触し続ける必要がある。

《変質型》
崩該化エクシードの発生に伴い、それまで発動していた能力効果が全く別のものに変化する。変質前の能力効果は崩該化エクシードした瞬間に消えるが、再び崩該化エクシードした際に引き継がれる。


極限崩該化エクシード・ゼロ
一部の崩該能力者ゾーンエクシードが発動できる究極の崩該化エクシードで、崩該能力者ゾーンエクシードのみの特殊なオーバーロードとも言われている。強化内容は崩該化エクシードのパターン毎に異なり、反転型は二つの効果を同時に操れ、昇華型は強化の度合いが跳ね上がり、変質型は崩該化エクシードしても変質前の効果を維持できるようになる。但し、極限崩該化エクシード・ゼロ状態が終了すると体内のAPを全て使い果たすため、必ずセーフティ・オーバーヒートが発生する。


【「た」行】(※収録内容は下記参照)
転端能力者ターミナルポーター
冥灯能力者ダイイングライト
掴時能力者タイムグラスパー
連鎖能力者チェーントリガー
壊靭能力者ディスラプター
派生能力者ディライバー
攻築能力者デストリビルド
征圧能力者ドミネートハンマー
三辿能力者トライカロンズ
薬狂能力者ドラッグアウェイカー

▶タップまたはクリックで展開
転端能力者ターミナルポーター
特定の物体をAPの発信源に指定し、能力を遠隔操作できる能力型式。APの発信源に定めた物体を中心にAPフィールドが展開されるため、その場に居らずとも指示を出せば能力が発動する。その間、術者自身はAPを持たない状態になり、異能絶縁やAPジャマーの影響を受けなくなる。しかし、APの発信源を指定しないと能力を発動できないのが欠点である。

 

冥灯能力者ダイイングライト
死体にAPを宿し、擬似的に甦生させたうえで自身の能力の一部を行使させられる能力型式。甦生させられた死体に自我はなく、術者から甦生前に下された指示に従い行動する他、術者がコントロール権を取得し操ることもある。また、死体が生前に能力を覚醒させていたとしたら、人工能力である場合を除き、術者がAPを肩代わりすることで能力を発動させることも可能。反面、術者が直接能力を発動することはできず、必ず甦生した死体を介さなければならないという制約がある。

 

掴時能力者タイムグラスパー
特定の時間に限り能力が発動可能となる、あるいは、特定の時間に入ると能力が格段に強化または変容する能力型式。時間帯に依存しているタイプの能力者であるため、自身が得意とする時間帯でなければ本領発揮できず、加えて消費AP量の増大やAPブーストおよびAPシェルの効果低減というデメリットも課せられる。一方、条件となる時間帯に突入した途端、それまでに消費したAPが全回復するうえ、能力発動時に消費するAPが通常より八割から九割ほど削減され、APブーストとAPシェルの双方も同時に強化される。
▶【補足:グラップル・アワーなどについて】
【グラップル・アワー】
掴時能力者タイムグラスパーが真価を発揮できるとされる時間帯のこと。朝や夜といった時間帯をはじめ、周囲に能力者が三人以上いるなど「特定の条件を満たしている際の時間」が該当するパターンもある。グラップル・アワーに入った術者は目が仄かに発光するうえ、能力発動時に時計の文字盤が浮かび上がり、特定の時間帯がグラップル・アワーに設定されている場合は長針が一周するとグラップル・アワーが終了する。なお、文字盤の針の進行状況は術者当人にしか見えない。


【クロックアップ・モード】
掴時能力者タイムグラスパーがグラップル・アワーに突入した際の強化パターンのこと。それぞれのパターンで瞳に浮かび上がる時計の文字盤の色が異なる。内容は以下の通り。

《デイブレイク》
特定の時間になると能力などが強化されるか変化するパターンで、文字盤の色は橙色。グラップル・アワー以外の時間帯でも能力を発動できるが、威力や強度は並程度に留まり、異能絶縁で簡単に打ち消されてしまう。一方、グラップル・アワーに入れば段違いに強化されるか能力が変容するため、形勢逆転できる可能性も高い。

《トワイライト》
特定の時間に限り能力を本格的に発動できるパターンで、文字盤の色は紺色。無理に能力を発動しようとすると体内でAPが暴発し、即座に使用過熱状態に陥ってしまうリスクがある。しかし、グラップル・アワーに入れば能力が解禁され、絶大な威力とその他の各種バフをもって一騎当千のパフォーマンスを発揮することも夢ではない。

 

連鎖能力者チェーントリガー
第三者が能力を発動した際、それに連鎖して自身の能力効果を適用できる能力型式。トリガーとなる人物に接触するか能力効果をあて、トリガーが能力を使った時、APを消費せず自身の能力も発動させられる。絶縁能力者インタープレイをトリガーにしても異能絶縁させられないが、連鎖発動した能力は異能強度が低く、異能負けしやすいのが弱点である。

 

壊靭能力者ディスラプター
第三者のAPを「分解」し、自身のAPとして吸収する能力型式。自身の能力効果が第三者またはその者が操る能力にあたることでAPの分解が始まり、分解されたAPはそのまま壊靭能力者ディスラプターの元へ吸収される。異能強度を無視して能力を実質的に壊滅させられる反面、能力をあてないと意味がないので異能絶縁に弱い。また、APの自然回復力が他と比べて極端に遅いという欠点もある。

 

派生能力者ディライバー
人工能力を注入された者が、その能力をベースとして自分だけの能力を発現したケースを指す。要するに、人工物と天然物の双方を併せ持つハイブリッド型。投与された人工能力が起爆剤となり、体内のAPが活性化し能力を得るプロセスとなっている。更に、人工能力を発動しながら、天然で得た能力を同時に発動することもできる。

 

攻築能力者デストリビルド
指定した物体を「破壊」した後、その残骸を集積して造形物を「再構築」する能力型式。能力発動の過程で再構築された物体は「レヴェナント」と呼ばれ、何度破壊されても術者がAPを注ぎ直せば即座に復元する。また、能力発動後も特定の物体を破壊し、その残骸を集めてレヴェナントを複製したり巨大化または強化することが可能。但し、レヴェナントが異能絶縁を受けると術者にもダメージがもたらされ、削られるAPの量も倍になるというデメリットがある。
▶【補足:レヴェナントについて】
【レヴェナント】
攻築能力者デストリビルドが残骸を元に再構築した造形物のこと。外見こそ綺麗に取り繕っているが、その正体は能力発動時に粉々に砕いた物体の残骸を結合したもので、縫合痕のような光の糸「攻築糸」が張り巡らされているのが特徴。残骸で構築されているため破壊されても即座に復元でき、かつ自在に姿形を変えることもできる。また、武器や道具だけでなく乗り物や操り人形、猛獣など、人によって様々な造形物を生み出すことも可能。一方、レヴェナントにはどこかしらに必ず光る球状の「核」が仕込まれており、核が壊された瞬間レヴェナントも完全に破壊され、術者は使用過熱オーバーヒートでダウンする。レヴェナントには以下の種類が存在する。

《傀儡型》
再構築したレヴェナントを操り人形よろしく攻築糸で操るタイプ。両手の五指から伸びた攻築糸がレヴェナントと繋がっており、直感的にレヴェナントを操作できる。

《自立型》
レヴェナントを術者から独立させ、自立的に行動させることができるタイプ。状況に応じてレヴェナントだけで戦ったり、逆に術者を支援するなど臨機応変に動かせる。

《作動型》
特定の条件を満たすことで残骸から攻築糸が出現し、自動でレヴェナントが再構築されるタイプ。罠を設置する能力に当てはまることが多く、拠点防衛などに向いている。

《変異型》
自らの身体に残骸を集め、レヴェナントそのものを身に纏うタイプ。自在に姿形を切り替えたり、脱け殻になったレヴェナントを囮にして脱出するなど様々な立ち回りができる。


攻築糸こうちくし
攻築能力者デストリビルドがレヴェナントを形成及び維持、操作するのに必要となる、縫合痕のような見た目の光の糸のこと。糸の色は人それぞれ異なる。残骸を集めて再構築されたレヴェナントは攻築糸によって結び付けられており、異能攻撃や異能絶縁によって糸を切られるとバラバラになってしまうが、再び糸を通すことで修復することが可能。また、レヴェナントから攻築糸を延長し、周囲にある残骸を引き寄せて巨大化や補強なども行える。

 

征圧能力者ドミネートハンマー
第三者のAPフィールドを「征圧せいあつ」し、自身のAPフィールドに置き換えられる能力型式。発動中の能力者のAPフィールドに入ることで征圧できるようになり、相手は征圧されたAPフィールドで能力を発動できなくなる。征圧するAPフィールドの範囲も自在に調節できるが、拡げすぎると異能強度が脆くなるという弱点もあるので注意が必要である。

 

三辿能力者トライカロンズ
先天性能力者のみ覚醒する可能性があると言われている、生まれつき三つの命を持つ特異な能力型式。命のストックが三つあるため、二回までならば死んでも甦ることができる。また、残機の数によって能力効果が変容するという特性もあり、命のストックが三つある時は微弱だが、後がなくなり追い込まれるほど能力が強力になっていく傾向にある。命のストックを回復するには複数名の能力者を殺さなければならないが、回復率が高く相性が良いとされる能力者は、心臓部分に浮かぶ青い炎のオーラの濃淡で判別できる。相性が良い場合、青い炎のオーラが濃く見える。

 

薬狂能力者ドラッグアウェイカー
異能麻薬を投与することで覚醒する能力者のこと。薬物の効果が発揮されている間だけ能力が使用でき、強大な能力とAPブーストで爆発的な力を引き出せる。その反面、薬が切れた途端に使用過熱オーバーヒートに似た症状に襲われる。また、能力発動時は目が緑色に光る。
▶【補足:薬狂類型について】
薬狂類型やっきょうるいけい
異能麻薬を服用し続けたことで覚醒した薬狂能力者ドラッグアウェイカーだが、摂取した薬物や個人の体質などにより個人差があるものの、類似した特徴が発現することがあると言われている。この特徴を纏めたのが「薬狂類型」であり、能力解放時に以下の特徴のうちいずれか一つが表れる。

《ハイスピード》
一定時間、APの流動を加速させ、能力効果の速度上昇やAPの回復スピードを速めることができる。一方、APの消費も速くなるのであっと言う間にAPが底を突くことも。

《アイスペイン》
脳内麻薬を過剰に分泌させ、一時的に痛みを感じなくなる無感覚状態に入る。抗奮体質ハンマーセンスを持つ場合は理性を損なうことがなく、更にはAPを治癒力に変えて傷を治すこともできる。

《オーバーブースト》
APブーストを極限まで引き出し、身体能力が劇的に強化される。能力に頼らずとも超人的な身体能力を発揮できるが、肉体が急激にかかる負荷に耐えきれず自壊することもある。

《コンファインド》
あらゆる感情を封じ込め、何も感じなくなる状態になる。思考がクリアになるだけでなく、死に対する恐怖すら感じなくなり、無謀とも思える行為も平然とこなせるようになる。

《スモーカー》
放出されたAPが気化し、麻薬成分を含む煙を発生させる。煙を吸い込んだ者は抗体がないと意識が朦朧としたり、幻覚に苛まれるなど、様々な症状に見舞われてしまう。


【「な」行】(※収録内容は下記参照)
響機能力者ニューロンアンカー
完容能力者ネオアクセプト
遺魂能力者ネクロネット

▶タップまたはクリックで展開
響機能力者ニューロンアンカー
機械に意識を分け与えつつ、それを媒体として能力を行使できる能力者のこと。アイアンニューロンと呼ばれる特殊同調神経を有しており、生身と義体、二つの身体を同時に操りつつ能力を行使できる。また、機械の義体に意識を移し、そのまま行動する「フルダイブ」も可能。その反面、同時並行で能力を行使するとAPの消耗も激しくなる他、フルダイブ中は生身の肉体が抜け殻と化し、無防備な状態となってしまうなどの弱点もある。
▶【補足:響振などについて】
響振きょうしん
響機能力者ニューロンアンカーが機械と能力を行使すること、及びその状態を指す。響振時は瞳に歯車の紋様が浮かび上がり、歯車の回転が速いほど響振率が高いことを指す。響振中の機械は表面に「ハニカムヴェイン」と呼ばれる物が出現し、そこから術者と同じ性質のAPを生成して能力を発動できる仕組みになっている。また、響振中の機械を中心にAPフィールドも展開され、術者とは別の範囲をカバーすることもできる。なお、異能強度についても響振元の術者と同じ強さになる。


【アイアンニューロン】
響機能力者ニューロンアンカーの体内にある特殊同調神経。特定の機械とリンクし、それを媒介して能力を発動することが可能。また、リンクした対象が機械人間ヒューマロイドまたはその他の特定の機械である場合、能力効果が強化または変容することがある。


【フルダイブ】
響機能力者ニューロンアンカーが持つアイアンニューロンを活性化させ、指定した機械に意識を移す響振の発展行為のこと。術者が元々有していた生身の肉体が抜け殻となり、代わりに機械の方に意識が宿ることから「フルダイブ」と命名された。フルダイブ中は術者のAPフィールドも機械の方に移り、機械を中心として能力が発動される。また、フルダイブ時に他者と話す際には影が術者の姿に変化する。フルダイブした対象がシンギュラリティ到達済みAIを内蔵した機械人間ヒューマロイドである場合、両者の意識が共生し、シンクロ率が高まることで驚異的なパフォーマンスを発揮すると言われている。


【ハニカムヴェイン】
響振またはフルダイブ中の機械の表面に現れる、青い光のハニカム模様のこと。その正体は、響機能力者ニューロンアンカーが機械に一時的に移植したアイアンニューロンが具現化したものである。響振中はこのハニカムヴェインを用いて天然のAPを生成し、能力を行使しているものとされている。本来であれば天然の能力を行使できないはずの機械が、生身の人間と同じくABSOLUTEの能力を使えるようになるのも、このハニカムヴェインがあってこそ成り立つ奇跡である。


【響転変異きょうてんへんい
響機能力者ニューロンアンカー機械人間ヒューマロイドまたは特定の機械と響振することで、能力効果に何かしらの変化がもたらされる現象のこと。響転変異が発生する対象となる機械は人それぞれ異なり、自分がどの機械と響振することで能力が変異するかについては、実際にやってみないと分からないと言われている。単純に能力効果や異能強度にバフが掛かるなどの「強化型」と、能力に追加効果が加わったり効果自体が変わる「変容型」の二種類が存在する。

 

完容能力者ネオアクセプト
絶縁能力者インタープレイとは対をなす能力型式。あらゆる能力やAPを完全に吸収し、自身の糧にすることができる。基本的には受けた能力効果を無効化したうえでAPだけを吸収し、自身のAPストックを回復することが可能。能力者相手であれば非常に強く出られるが、異能絶縁に対しては致命的に弱く、絶縁体質エジェクションの攻撃を何回か喰らっただけで使用過熱オーバーヒートに陥ることもままある。また、APの自然回復もかなり遅く、第三者の能力からAPを吸収して弱点である自然回復の遅さをカバーするのが主流となる。

 

遺魂能力者ネクロネット
生物の死骸に能力型ファントムを殉蝕させ、甦らせた死骸を意のままに操れる能力型式。殉蝕した死骸は術者の指示に従うだけの人形のような存在に成り果てるが、主たる術者と同じ能力を行使できるうえ、生前覚醒していた能力も使えるようになる。但し、死骸が二挺能力者ツインナチュラルであった場合、片方の能力がランダムで主人の能力に上書きされる。また、殉蝕中のファントムが死骸から乖離した際、主人にも絶大なダメージが及び、必ずセーフティ・オーバーヒートが発生する。

【「は」行】(※収録内容は下記参照)
隠密能力者ハイドアウト
併工能力者ハンドレッド
紅害能力者Vアディクト
徹効能力者ブライトピアス
啜血能力者ブリードサッカー
色彩能力者ペインシーカー
幽骸能力者ヘルタースペクター

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隠密能力者ハイドアウト
第三者から能力の発動を悟らせないようにすることができる能力型式。能力発動中は「隠密状態」に入り、具体的には能力発動時に術者の姿が消え、APの残滓を発生させず、相対共感による探知にも引っ掛からなくなる。あらゆる副次作用が隠密に特化したもので、能力発動中も普段通り動くことができる一方、異能強度がとても低いという大きな弱点を抱えている。また、異能絶縁を少しでも喰らうと即座に隠密状態が解除されてしまい、一時的に身動きが取れなくなる。

 

併工能力者ハンドレッド
二挺能力者ツインナチュラルのみ発現する能力型式で、二つある能力から一部をそれぞれ抽出し、同時に使うことができるというもの。抽出した能力効果を単独で発動することもできれば、両者をミックスして別の能力効果を発動することも可能である。但し、二つの能力を併用すると通常よりAPの消費が激しくなり、異能強度もやや下がる。また、どちらか片方または両方の能力が何らかの能力型式に該当する場合、この能力型式は発現しない。

 

紅害能力者Vアディクト
体内に取り込んだAPを有毒物質に変え、能力を発動した時に周囲へ放出する能力型式。一連の過程を経て変異したAPは「VP」と呼ばれ、大気中に放たれると赤黒い光の粒子が発生する。能力効果にあたるとVPの毒素に冒され、一時的に傷が再生しなくなったり、APの出力が低減するなどの症状に見舞われる。但し、VPへの抗体があるとはいえ、術者自身もVPの毒素にやられるリスクがある。
▶【補足:VPについて】
【VP(Venemy ABSOLUTE Power)】
紅害能力者Vアディクトが能力を発動する際に放出される、汚染されたAPのこと。赤黒い「VP粒子」として放出され、さながら流血を思わせる外見である。VP粒子に接触するとVPの毒素に冒され、人体だけでなく環境にも悪影響を及ぼすとも言われている。また、紅害能力者Vアディクト自身もVPへの耐性が人より高いだけで、高濃度のVPを浴びると壊滅するおそれがある。


紅害こうがい
紅害能力者Vアディクトが放つVPによってもたらされる災害のこと。大気中に放出されたVP粒子は自然分解されにくく、植物の枯死や土壌の腐敗、水源の汚染などを引き起こしてしまう。個人がもたらす被害はさほど大きくないが、大量のVP粒子が何かしらの方法で拡散された場合、数日で一つの惑星が滅ぼせてしまうとも言われている。

 

徹効能力者ブライトピアス
その名の通り、第三者の能力や絶縁体質などを「貫通」する程の異能強度を持つ能力者のこと。貫通時、能力効果を問わず眩い閃光を必ず放つのが特徴。その異能強度の高さゆえにAPの消耗も激しく、すぐに使用過熱オーバーヒートを起こしてしまう者もいる。

 

啜血能力者ブリードサッカー
第三者の「」を利用して自らの能力を強化または変形することができる能力型式。血がなくとも能力の発動自体はできるが、周囲に流れ出た第三者の血を吸収すればより効果が上がり、血の量や鮮度によって上がり幅も広がる。また、吸血鬼よろしく第三者に噛みつき直接血を吸うことで、一時的にAPを消費せず無限に能力を行使できるようになったり、異能強度が跳ね上がるなど絶大なバフを得られる。但し、吸収する血液との相性が悪いと、逆に具合が悪くなったり能力が弱くなることもある。

 

色彩能力者ペインシーカー
特定の「色」からAPを抽出またはそれを媒体とし、能力を行使する能力型式。個々人で得意とする「持ち色」があり、その色と同じか近似しているものであれば効力を発揮できる。APフィールド内に持ち色があれば何もせずとも能力を発揮でき、持ち色との一致率が高いほど能力効果や異能強度も強くなる。その反面、APの貯蓄量が他より少なく、APを抽出するにつれて色が薄れていき最終的に無色透明になるので永久機関にすることはできない。
▶【補足:色彩抽出などについて】
【色彩抽出】
色彩能力者ペインシーカーが触れた物体から特定の色素を抽出し、自在に操る行為のこと。抽出した色素はAPに変換されたうえで術者のパレットビジョンにストックされ、パレット内のAPを消費して能力を発動する。また、APフィールド内に持ち色が存在する場合、直接触れずとも色素を抽出できる。なお、色素が抽出される度に抽出元となる物体の色は徐々に薄まっていき、最終的に無色透明になる。


【パレットビジョン】
解放状態の色彩能力者ペインシーカーの視界に映る特殊なインターフェース。空白の色相環のようなものとなっており、その中に抽出した色素を最大十個まで収容でき、予め抽出した色素をストックするのに用いられる。パレットは目を開いている時に限り可視化され、パレットの表示の有無も切り替え可能。調色型はパレット内で調色したり、多色型は異なる色を同時に収容できるなど、所有する色彩特性によってできることが異なる。


【持ち色】
色彩能力者ペインシーカーがAPを抽出する際に利用する色のこと。ひとりひとり持ち色は異なり、取得した持ち色はパレットビジョン内にストックされ、能力使用時は塗料精製時に消費される。また、能力解放中に発見した持ち色は蛍光色のように視界内で仄かに発光しているように見え、遮蔽物越しに可視化される。


【異能塗料】
染色型や造色型など一部の色彩能力者ペインシーカーが抽出した色素を元に精製した特殊な塗料のこと。パレットビジョンにストックした色素を利用して精製し、インクのような液体状の他、スプレーよろしく吹きかけたり固形化させた状態で出すこともできる。塗料の中には術者のAPが含まれており、塗料を媒介して能力を発動できるが、異能絶縁を受けると消滅するといった弱点がある。


【ブリーチロスト】
色落ちとも呼ばれる、色彩能力者ペインシーカーが一時的に色を識別できなくなる現象のこと。過剰にAPを抽出したり、強大な異能絶縁を直接受けたりすると発生する。ブリーチロストが発生すると視界がモノクロ化し、持ち色の識別とAPの抽出、異能塗料の精製ができなくなる。使用加熱オーバーヒートとは別に発生するが、しばらく目を閉じて安静にしていれば元に戻るため、こちらの方が回復が早いとも言える。


【色彩特性】
色彩能力者ペインシーカーのバリエーションのこと。特定の色からAPを抽出して能力を行使できる色彩能力者ペインシーカーには、以下のタイプが存在することが確認されている。

《染色型》
APを抽出する際に持ち色をコピーし、他の色の物体を塗り直すことでAPの抽出元を増やせる。塗り直す前の対象の色素が持ち色に近いほど抽出できるAPの量や異能強度が増加し、塗り直す速度もより速くなる。

《特色型》
持ち色にある特定のカラーコードが設定されており、そのカラーコードに近ければ近いほどAPの抽出量や異能強度が上がる。ピンポイントで自身のカラーコードと一致する色素を見付けた場合、無限にAPを抽出することができる。

《多色型》
複数の持ち色を持つタイプ。抽出元となった色素によって能力効果が変わる者がいる他、一度に同時に持ち色からAPを抽出することで異能強度や能効果が倍増したり、複数の能力効果が同時に発現することもある。

《調色型》
異なる色同士を混ぜ合わせ、自身の持ち色を形成する。APフィールド内にある色素を取り出して調色した後、その色で指定した物体を塗り直し、媒体として使用できる。調色した色素からAPを得た場合、APブーストが格段に強化される。

《対色型》
持ち色と対になる補色を抽出することで、一時的にだが絶縁体質を獲得できる。APフィールド内に補色が存在する場合、その物体に絶縁体質を付与することも可能。但し、絶縁能力者インタープレイのような能力との併用はできない。

《造色型》
抽出した色素を特殊な塗料に変換し、それを凝縮して物体を構築することができる。作れる物体は人それぞれ異なる。使用する毎に色素が徐々に薄まっていき脆くなるが、持ち色の色素を追加することで修復したり持続時間を延長できる。

 

幽骸能力者ヘルタースペクター
能力を発動すると、自らの身体そのものを異能に変化させる能力者のこと。実体のないAPのみの存在、すなわちファントム化するため、物理攻撃をすり抜けられる。但し、APを纏った攻撃は普通に当たる他、特に絶縁体質が相手だと致命的なダメージを与えられてしまう。

【「ま」行】(※収録内容は下記参照)
相歿能力者メメントモリ
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相歿能力者メメントモリ
6分6秒という時間内に一定以上の能力を当てることで、相手を強制的に使用過熱オーバーヒート状態にさせられる能力型式。相手を指定した直後にカウントが刻まれ始め、成功すると相手の体内から全てのAPが引き抜かれ、即座に使用過熱オーバーヒートさせることができる。しかし、失敗した場合は自身のAPが全て消失し、自身が使用過熱オーバーヒートでダウンするというリスクを抱えている。
▶【補足:相手を無力化させる方法などについて】
【自戒聖約】
相歿能力者メメントモリを定義付けるのに重要なシステムでもある、ハイリスク・ハイリターンな制約にして誓約のこと。相歿能力者メメントモリは一定以上の能力を当てれば相手を使用過熱オーバーヒート状態にさせられると言われているが、具体的には、自戒聖約の試練を達成した状態で指定した人間に接触することで、相手を無条件で使用過熱オーバーヒート状態に陥れることができる。一定以上の能力を相手に与えるという前提条件の下、具体的にどういう課題が課されるかについては個人差がある。たとえば「炎を纏った足で相手を10回蹴る」や「30秒間相手の身動きを完全に封じる」、「3人以上の人間を同時に凍結させる」など、一般的に回数や時間などについて取り決めたものが多いとされている。逆に、条件が曖昧で自分でも自戒聖約の中身を把握できていない者も中にはいる。自戒聖約は「準備は済ませたか?Si vis pacem, para bellum.」と詠唱することで開始し、同時に能力を発動できるようになる。


【死の宣刻】
自戒聖約の開始と共に、身体の一部に出現する「366」と書かれた数字のこと。ホロタトゥーの如く腕や足などに浮かび上がり、一秒経過する毎に一つずつ数字が減っていく。また、数字は使用する能力に関係する部位に現れるケースが多い。366という数字は秒数のことを指し、つまり相歿能力者メメントモリが能力を当てなければいけない制限時間である6分6秒を指している。解放状態で「汝の敵を愛せよLove your enemies.」と詠唱することでカウントがスタートし、同時に、自戒聖約が開始される。なお、表出した数字は同じ相歿能力者メメントモリにしか見えない。


【裁きの手】
相歿能力者メメントモリが自戒聖約を達成した際、特定の相手に利き手で直接触れることで、相手を使用過熱オーバーヒート状態に陥れられる。この状態を「裁きの手」と言い、裁きの手が使用可能になった時点で死の宣刻のカウントも止まる。裁きの手を発動すると利き手が紫色のオーラに覆われるが、これも同じ相歿能力者メメントモリにしか見えず、それ以外の人間が裁きの手を使えるか否かを見極めるのは困難である。発動時の詠唱は「時は満ちた!Dies irae, Dies irae!」である。


【ヴァニタス・ラプス】
相歿能力者メメントモリが自戒聖約を課している間のみ行使できる術のこと。術を適用している間、発動した能力効果は相手に一切影響をもたらさず、物理的にも異能的にもダメージを与えることもできなくなる。しかし、条件を達成した後に術を解くことで、これまでに蓄積させた能力効果やダメージなどが一気に相手に反映され、使用過熱オーバーヒートの他にも凄まじいダメージを与えられる。ヴァニタス・ラプスを使うには追加のAPを消費しなければならないが、自戒聖約の内容が難しいほど消費AP量が減るという変わった特性がある。発動するには「諸行虚構、全て虚と化すVanitas vanitatum et omnia vanitas.」と詠唱する必要がある。


【カルペディエム・リローデッド】
自戒聖約を見事クリアした相歿能力者メメントモリは、その後もう一度自らに自戒聖約を課すことでパワーアップすることができる。対象の人数が倍になるなど自戒聖約の達成条件が難しくなるものの、達成後に二回分、追加で裁きの手を使用できるようになる。なお、カルペディエム・リローデッドを行う前に既に裁きの手を当てて使用過熱オーバーヒートにした相手は対象外となる。開始時の詠唱は「今日という命を摘めSeize the death.」である。


【テンプスギフト】
自戒聖約を6秒以内にクリアすることで得られる恩恵のこと。開始から6分6秒が経過するまでの間、オーラで出来た裁きの手を形成してリーチを延長できる、APブーストの上昇率が格段に向上する、受けた傷や欠損が即座に再生する、APの回復力が爆発的に高まるという四つの恩恵を獲得できる。条件が非常に厳しい反面、達成できれば一時的に第三勢力サードフォースにも匹敵する程の力を発揮できると言われている。ギフトを取得後「力を持たざる者に正義なしMight makes right , Might is right.」と詠唱することで開始する。

【「や」行】(※収録内容は下記参照)
幻奏能力者ユニゾンタクト
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幻奏能力者ユニゾンタクト
自らの歌声または特定の音声にAPを乗せて能力を発動する能力型式。前者の「歌唱型」は歌が始まるのと同時に能力効果が発現し、感情を込めて歌うと異能強度が高まる他、歌詞の内容がそのまま具現化することもある。一方、後者の「演奏型」は特定の音を鳴らすことで効果が発現し、第三者がその音を発した場合、大気中で振動したAPを利用して能力を発動できる。但し、いずれも「音」自体が能力の出力に直結するため、音を出せなければ能力は発動できず、また、音が届かない相手には能力効果が適用されない。

【「ら」行】(※収録内容は下記参照)
学収能力者ラーニングブルー
再醒能力者リジェネルート
廻到能力者リピートテラー
死醒能力者レイズデッド
共鳴能力者レゾナンス

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学収能力者ラーニングブルー
第三者の能力効果をラーニングし、その一部を自身の能力効果に付け加えることができる能力型式。たとえば炎熱系能力者が氷雪系の能力をラーニングした場合、触れると凍結する火炎放射ができるようになる。ラーニングするには対象の能力を直接受けなければならないが、ラーニングが完了すると能力で負った傷やデバフが全快し、以降、その能力効果は通用しなくなる。ラーニングできる能力は一度につき一つまでとなっており、能力を解除するとラーニングした能力の情報もリセットされる。

 

再醒能力者リジェネルート
何らかの要因で能力を失った能力者が、全く別の能力を覚醒させたことで誕生する新型能力者。但し、自然的に再醒できる確率は限りなく低く、しかも、元々二挺能力者ツインナチュラルとして覚醒する余地があったのではないかという指摘も出ている。APの回復速度が異常なほど早く、能力を行使してもすぐAPが回復してしまう。
▶【補足:再醒などについて】
【再醒】
異能消失など何かしらの要因で能力を失った能力者が、新たに別の能力を覚醒させる現象のこと。レノカ・アウェイクとは異なり、何もないゼロの状態から再び能力を覚醒させたケースが該当し、ごく稀に一度の再醒で同時に二つの能力を獲得する者が現れることもある。再醒を経て再び覚醒した能力者は、基本的には再醒能力者リジェネルートという能力型式が当てはまり、他の能力型式となった場合は再醒能力者リジェネルートとして扱われない。なぜなら、再醒能力者リジェネルートにも特有の副次効果が存在し、独立した一つの型式として認められているからである。ただし、循応能力者カウンターアウトの場合はベースアビリティに再醒能力者リジェネルートの型式が当てはめられることがある。


【リヴァーサス現象(Reverse and Versus)】
再醒した後に元々保有していた能力が元に戻ってきた際、対象となる能力者が既に二つの能力を有していた場合にのみ生じる現象のこと。これはかなりのレアケースであり、発見例もとても少ないため、あのAP-LABも研究データを十分に揃えられていない。リヴァーサスが発生した能力者は下記の選択肢の中から、いずれか一つを選び実行することができる。

《テイクバック》
再醒によって得た能力を手放す代わりに、以前有していた能力を取り戻す。再醒によって覚醒した能力は、術者の元を離れたことでRENOCAとなり、自発的な要因でRENOCAとなったので再び元の術者のところへ戻ってくる可能性はほとんどない。

《リメイン》
再醒によって得た能力を手放さず、そのままの状態を維持する。ただし、以前の能力が外的要因でRENOCA化していた場合、それが元の肉体に戻ろうとする力の方が強いため、相克現象により体調不良を引き起こすリスクと頻度が高くなる。

《ブレンド》
リヴァーサスの選択肢として挙げられた二つの能力を融合し、一つの能力として作り直すこと。両者の良いとこ取りをできるのが最大のメリットである一方、融合に失敗して性能が低下する可能性もあるので、まさしくハイリスクハイリターンである。

《ディスカード》
以前所有していた能力と、再醒を経て得た能力、その両方を纏めて手放す。自らの意志で意図的に異能消失を引き起こすので、非能力者か単体の能力者に成り下がるが、逆に空きを作りリセマラよろしく再び再醒やレノカ・アウェイクを狙う者もいる。


【ゼロ・ディレイ】
再醒能力者リジェネルートが有するもう一つの副次効果。それは、能力を発動した後のディレイがない、つまりは間隔を作ることなく連続で能力を無限に発動できるということである。通常の能力者でも連続で能力を行使すること自体は可能だが、それには人それぞれ限度があり、限界に達したためにディレイが生じるようになっている。しかし、再醒能力者リジェネルートの場合はAPの回復速度が異常なほど早いという特性があるため、その限度が実質ないことから、無限に能力を連続発動させられるという強みがある。ただし、消費するAP量は変わらないため、かえって使用過熱オーバーヒートに陥るリスクも高まる。


【リジェネターボ】
再醒能力者リジェネルートにはAPの回復速度が異常なほど早いという特徴があるが、その回復速度を極限まで高め、能力だけでなく身体能力やAPシェルを格段に強化させるという裏技がある。それが「リジェネターボ」であり、リジェネターボを使用した能力者は両目が虹彩と同じ色に発光し、その眼光が尾を引くようになるという特徴が現れる。一定時間あらゆるステータスが三倍以上となり、残像が出来る程の高速移動が可能となる他、人によっては異能強度の増強や相対共感の範囲が広がったりもする。しかし、この技は大量のAPを消費するうえに途中解除ができないので、使用後は能力も術者も共にスペックが大幅に低下するという、まさに諸刃の剣のようなシステムでもある。

 

廻到能力者リピートテラー
受けた能力効果を記録し、その能力を再現させられる能力型式。記録した能力は好きなタイミングで再現でき、自身の能力発動と同時に再発させることで、APの消費量を減らせる。また、自身の能力と記録した能力を組み合わせ、全く新しい能力効果を生み出すこともできる。但し、屠奪能力者カットスローターが奪い取った能力や、同調能力者シンクロアルターがシンクロして発動した能力は再現することができない。

 

死醒能力者レイズデッド
死後、何らかの要因でデッドキャンセルが発生し、新たに能力が覚醒し甦生することで発生する能力型式。生体としての機能は既に止まっているため、鼓動も出血もなく、青褪めたような白い肌色になり、体は氷のように冷たくなる。一方、硬直した筋肉はAPの影響からか生前と同じ状態にも戻り、不自由なく動き回れる。物理的な負傷をしても痛みを感じないが、傷が再生することもない。呼吸することでAPを吸引でき、生命維持に回しつつ、それでも他よりAPの回復量と速度に優れている。その一方、APが尽きた時点で即死し、異能絶縁に触れると凄まじい痛みが走る。APの残滓には独特な「死臭」が付着するので、勘の鋭い者はすぐに正体が分かるという。

 

共鳴能力者レゾナンス
能力を発動した第三者が増える毎に、自身の身体能力や異能が強化される能力型式。第三者が発動した能力に共鳴することで各ステータスが上昇し、共鳴した能力の数が増えるほど自身もより強化される。また、共鳴した能力者の異能強度が、自身にも加算されるというメリットもある。一方、共鳴した能力が何らかの理由で解除されると、その分のステータスの弱体化が発生する。

【「わ」行】(※収録内容は下記参照)
躯怪能力者ワイルドリブーター
▶タップまたはクリックで展開
躯怪能力者ワイルドリブーター
能力発動と同時に異形の怪物に変異することとなる能力型式。自らの意志で細胞の配列を組み替えることで変異し、変異後の外見は総じて「モンスター」そのものである。また、複数の形態を併せ持つ者もいる。変異後は強靭な膂力と生命力を獲得する他、モンスターと同じく閃哮パルサーを撃てるようになったり、APを消費することで受けた傷を再生できるようになる。但し、一度の変異で大量のAPを消耗するため、連続での使用は難しいうえ、異能絶縁を受け続けると変異が解けてしまうこともある。


〔亜種型式について〕

【亜種型式】
自らの能力を発現していないものの、広義的な意味での「能力者」に含まれる能力者のこと。ある一定の条件下でAPを行使して能力を発動できる「限定型」と、人工能力など後付けの何かで擬似的な能力を行使できる「擬似型」の2パターンに分けられる。

▶「限定型」(タップまたはクリックで展開)
屠奪能力者カットスローター
第三者から能力を奪い取り、それを自らのものにすることができる能力者。対象に接触してAPを抽出し、能力の情報を抜き取ったうえで肉体に浸透させることで能力を獲得する。能力を奪い取られた者は能力を持たない常人となるが、能力を奪取した者を屠るか、奪い取った者に多大なるダメージがもたらされることで元に戻る。
▶【補足:異能屠奪について】
【異能屠奪とだつ
屠奪能力者カットスローターが第三者の能力を奪う現象のこと。異能屠奪した場合、その発動条件は引き継がれず、自前のAPで能力を行使することとなる。例えば色彩能力者ペインシーカーから能力を奪い取った場合、特定の色素からAPを抽出することはなく、全て自身がプールしたAPを利用して発動することとなる。また、人工能力を屠奪した場合も、人工APでなければ発動できないため、奪い取れても使うことは不可能。


【屠奪条件】
屠奪能力者カットスローターが能力を奪い取るには、対象の能力者に直接触れる必要があり、相手の能力が発動されている状態では屠奪に時間がかかることがある。逆に、未発動または施錠状態では即座に奪い取れる。


【屠奪後の二挺能力者ツインナチュラル化】
屠奪能力者カットスローターとしての特性以外に、もう一つ何かしらの能力を持っていた場合、屠奪後は二挺能力者ツインナチュラルとして扱われる。その証拠として、屠奪中は瞳がオッドアイに変色することが挙げられる。逆に屠奪した能力を手放した場合、瞳の色は元に戻る。また、屠奪した能力と元々有している能力を同時に発動することはできないが、元々有している能力を発動した状態での屠奪自体は可能である。


【屠奪時の適用効果】
屠奪能力者カットスローターはあくまで能力を奪い取るのが主体だが、一部の能力者タイプの特徴を引き継ぐことがある。


同調能力者シンクロアルター
他者の能力に「同調」し、それを行使できる特異な存在。同調能力者シンクロアルターは能力未覚醒の常人がなり、最大の特徴は「自身のAPを消費して能力を代用する」こと。また、術者当人の瞳には、対象となる能力者の虹彩と同色の光を宿す。

▶「擬似型」(タップまたはクリックで展開)
人工能力者オルタナティブ
人工的に開発されたAPを注入し、能力を植え付けられた者のことを指す。A.O.G.2900に今の「ABSOLUTE」が制式化した後、その力を再現できるかどうかを確かめるべく始まった実験、その産物とも言われている。意外なことのように思われるが、人工能力者オルタナティブについて社会的認知度は低い。なぜならば、その実験内容が倫理に反するものが多いためであり、そもそも人工能力者オルタナティブの人数が相対的に少ないのも一因と言えよう。


拡層能力者マルチフェイカー
VRAの具現体である「シミュレーター」とオーバーレイして覚醒した能力者のこと。SPとAPの双方を使い分けることができ、容量が重い仮想能力でも、人によってはすぐに処理して発動することも可能。但し、シミュレーターとオーバーレイしている時にしか能力が使えないため、オーバーレイが解除されると無力化する。


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